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ミルウォーキー・バックスは現地16日、ニューヨークを拠点とした投資会社幹部のマーク・ラスリー氏とウェズリー・エデンス・氏への球団売却に合意したと発表した。
元米上院議員でバックスオーナーのハーブ・コール氏は、今後も自身の地元のミルウォーキーにチームを存続させることを条件に売却に合意。売却額は5億5000万ドル(約562億円)で、リーグとNBA理事会の承認をもって新オーナーが誕生する。
現在79歳と高齢のコール氏は、チームの本拠地のブラッドリー・センターで記者会見を開き「永遠に生き続けることはできない。私の後継者について考えなくてはいけない時がやって来た」とコメント。会見は、リーグ最下位に低迷した今季の最終戦の数時間前に行われた。
コール氏は1985年に1800万ドル(約18億4000万円)でバックスを買収。コール氏は、家族が百貨店チェーンを営んでおり地元の英雄として称賛されている。
会見では、新アリーナ建設のため、ラスリー氏とエデンス氏が1億ドル(約102億円)を出資することも発表された。エデンス氏は「ミルウォーキーのファンには勝者のチームがふさわしい」とコメント。この1年で建設プランを作成し、2-3年後の完成を望んでいると語った。コール氏も、念願だった新アリーナのために1億ドルを寄付するとのこと。
ラスリー氏は、アベニュー・キャピタル・グループの会長兼最高経営責任者、エデンス氏はフォートレス・インベストメント・グループの共同創始者兼取締役を務める。エデンス氏よると、両者ともに大のバスケットボールファンだという。(STATS-AP)