オールスター6回出場のL.ハドソン氏が死去
2014-04-12
アトランタ・ホークスなどで活躍した元NBA選手のルー・ハドソン氏が現地11日、入院先のアトランタ市内の病院で死去した。享年69。ハドソン氏は先月、脳卒中で倒れて危篤状態となっていた。
“スイート・ルー”の愛称を持つハドソン氏は、1966年に1巡目指名でセントルイス・ホークスに入団し、1年目にNBAオール・ルーキー・チームに選出。ホークスで、11シーズンを過ごし、6回のオールスター出場を果たした。ロサンゼルス・レイカーズでプレーした1978-79シーズンを最後に現役引退。リーグ屈指のスムースシューターとして知られ、NBAでの13シーズンで平均20.2得点をマークした。
ハドソン氏の背番号「23」はホークスの永久欠番となっている。同日のブルックリン・ネッツ対ホークス戦の前には、同氏の死を悼んで黙祷が捧げられた。
ホークス時代のチームメートで、バスケットボールの殿堂入りを果たしているドミニク・ウィルキンス氏は、若いファンにはハドソン氏についてじっくり学んでほしいとコメント。「今の若者は、ルー・ハドソンのすごさを知らない。彼はずば抜けて素晴らしい選手だった。殿堂入りを果たしていないのが不思議なくらいだ。史上最高のシューティングガードの一人であり、彼の成績を見返せば、偉大さを理解することができる」と、故人の業績を称えた。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、ハドソン氏は“ホークスの流儀と品位を象徴”する人物だとし、「リーグを代表し、ルーの家族と友人に対し心よりお悔やみ申し上げます」と述べた。（STATS-AP）
