市場価値でNBA1位となったノビツキー。ただし、当の本人はお金には関心がない模様。（写真提供：AP/アフロ）

　オールスター10回選出、昨季はファイナルMVPに輝いたダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキーが、NBAで最も市場価値の高い選手になったことが分かった。大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が現地25日に伝えた。

　これは、米ニールセン社が、全米レベルとローカルレベルでの選手の名前とイメージの認知度、また選手の影響力や特性を数値化した“N-スコア”による評価で、ノビツキーはトップの132を獲得。コービー・ブライアント（ロサンゼルス・レイカーズ）の83を大きく上回った。

　市場価値がNBAトップとなったノビツキーだが、当の本人は代理人もビジネスマネージャーもつけておらず、金儲けには興味がない様子。現在契約を結んでいるのはナイキ社の1社だけとなっている。

　米ブルームバーグ社の取材に応じたノビツキーは、ただバスケットボール選手になりたかっただけでそれ以上でもそれ以下でもない、とコメント。自分自身を“ブランド”と考えたことは一度もなく、今のところは現状に満足していると述べている。

　なお、マイアミ・ヒートのレブロン・ジェームスとドウェイン・ウェイドの市場価値は昨年から急降下。昨オフのクリーブランド・キャバリアーズからヒートへの移籍劇でヒーローから悪役に転じたレブロンは、昨年度のN-スコア131から今年は26に、ウェイドも117から34と、大幅にその評価を下げている。

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