ロックアウト継続で先行きが不透明の中、選手の代理人たちは現地22日、選手会事務局長のビリー・ハンター氏と会合を行い、すぐにでも選手会の組合認証取り消しの手続きをし、オーナー側を独占禁止法違反で訴えるべきと進言した。米大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が23日に報じた。

　同サイトによると、代理人の大半は、選手会側がオーナー側への対抗策を持っていない一方で、オーナー側はただ11月の選手の給料差し止めを待っているだけで、リーグ史上最も一方的な労使協定を選手会側に突き付けることも可能という有利な状況に立っている、との見解を持っているという。

　ハンター氏はなおも話し合いでの解決を望んでいるが、実際は、誰もが法廷闘争に持ち込まない限りオーナー側が真剣に交渉に応じないものと見ているもよう。

　ある著名な代理人は、組合認証取り消し手続きという切り札を使うべきとコメント。代理人たちは、これ以上の話し合いは意味がなく、組合認証取り消し手続きで脅かすことがオーナー側を交渉のテーブルに着かせる唯一の手段だという考えを示しているという。

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