海外のチームと契約する選手が相次ぐ中、サンズの司令塔S.ナッシュもロックアウトが長期化した場合は海外でのプレーを考えるとの見解を述べた。移籍先としては欧州よりも中国の方が可能性が高いようだ。（写真提供：AP/アフロ）

　ロックアウトが長期化した場合、海外でのプレーを視野に入れると公言する選手が相次いでいる。フェニックス・サンズのベテラン司令塔、スティーブ・ナッシュもそのひとりのようだ。

　地元紙『アリゾナ・リパブリック』（電子版）が現地16日に伝えたところによると、ナッシュは、3人の子持ちで大変かもしれないが、是非とも海外でプレーしてみたいと語っており、乗り気の様子を見せている。

　また、ナッシュの代理人は、ナッシュはいつでもプレーする準備ができているだろうとコメント。ナッシュはサンズのためにプレーすることを約束しているが、レギュラーシーズンがキャンセルされるようなら誰でも他でプレーすることを考えると、見解を述べていたという。

　ただ、ナッシュのプレー先としては、ヨーロッパよりも中国の方が可能性があると見られているようだ。ナッシュは今年、これまで契約していたナイキ社を離れ、中国シューズメーカーの「Lu You」と契約。また、エージェント会社が先日引退が報じられた中国人センター、ヤオ・ミンと同じであるなど、中国とのコネクションを持っている。

　中国はリーグ開幕が1月と遅いため、NBAの選手はロックアウトの状況を見ながら決断を下すことができる。また、同紙によれば、中国はヨーロッパのチームよりもNBA選手の“レンタル移籍”に寛容であるとのこと。ナッシュの代理人も、中国はヨーロッパよりもあらゆる面で融通が効く可能性があると話しているという。

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