「継続する力を身につけることが大事」
川崎ブレイブサンダース、篠山竜青選手が語るNBA、B.LEAGUE

  • 2018/1/17

篠山竜青

11日に放送されたオクラホマシティ・サンダー対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦に篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)選手がゲスト出演しました。篠山選手に、今季のNBA、B.LEAGUEのことなどについて話してもらいました。

—— 今日、NBAの解説をしてみてどうでしたか?

反省としましては、もう少し現役選手らしいコメントをできれば良かったなと思いました。ユニバーシアード代表時代の恩師(解説の)陸川(章)さんと二人でしたのでとてもやりやすかったですし、嬉しかったです。大学時代にお世話になった方と解説できるようになれたのは本当に嬉しいです。

—— 今日の試合はいかがでしたか?

両チームともに今季から移籍選手を獲得してビッグ3と言われる様なメンバーでやっていますが、今日のゲームでは明暗が分かれました。ティンバーウルブズは、チームとしてうまくまとまって一人一人の良さが出ていると感じました。サンダーは一人一人の良さがありますが、ケミストリーの部分で苦しんでいるなという印象を受けました。ティンバーウルブズの方は、ボールが良く回っていたのかなと思います。逆にサンダーは、ビッグ3が前にいく3人なので、彼らなりに考えながらやっているとは思いますが、そこの部分で噛み合っていないなと思います。

—— NBAの面白さ、魅力を教えてください。

華やかなプレイがNBAでは一番だと思います。ダンクシュートや身長が大きい人が凄く俊敏に動くなど人間離れしたプレイがある中で、身長が低い選手がボールハンドリングや3Ptシュートを武器に活躍しています。そういったプレイを見るのは楽しいですね。個人的にはセットプレイの形やポイントガードとしての戦術的なことを最近は注目しています。

—— 今季のNBAで注目しているチームや選手は?

色々ありますが、1チーム挙げるとしたらボストン・セルティックスですね。カイリー・アービングがいて、わき役もかなり良い選手がいますし、ヘッドコーチの戦術も引き出しが広くて面白いバスケットをしている印象があります。プレーオフでクリーブランド・キャバリアーズに挑戦できるのか注目しています。現時点においてプレーオフで戦った場合、キャバリアーズが勝つとは思いますが…。でも、これからチームとして成熟していけば、チャンスがあるかなと思います。もしこのカードになれば、僕はセルティックスを応援します(笑)
選手では、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がどれだけ出世するのか注目しています。新しい顔として今季どれだけの位置に登りつめていくのか楽しみにしています。

—— 自分が参考にしている選手はいますか?

色々な選手のたくさんの部分を参考にしていますが、強いて言うならばマイク・コンリー(メンフィス・グリズリーズ)です。左利きであることに共通点がありますし、左利きの良いところをどういう風に生かしていくかというのはコンリーを参考にしています。小さいころはアレン・アイバーソンを真似して、飛びながらドリブルしたりしていました。

—— B.LEAGUEについてお聞かせください。今シーズンここまで振り返ってみていかがですか?

序盤は苦しみました。東地区で中々勝ち星が伸びず、他地区の下位チームに取りこぼしもありました。その中でチームとしてどのように戦わなければいけないか学んでこつこつと積み重ねてこられたものもあると思います。12月に入ってからは失点もかなり抑えることができて、東地区の上位チームにも勝てるようになりました。チームの成長は凄く感じています。天皇杯は三河に負けてしまいましたけど、まだまだいい時もあれば悪い時もあるのでそういう部分をもう少し良くしていかなければいけないと感じましたし、伸びしろがあるとも感じています。天皇杯を勝てなかったのは悔しいですけど、後半戦につながる試合だったと思います。オールスター明けから後半戦が始まりますが、優勝を狙えるチームである手ごたえを感じています。

—— ご自身、またチームの目標を教えてください。

B.LEAGUE優勝を目標に頑張っていきたいです。

—— 2シーズン目を迎えるB.LEAGUEですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか?

お客さんの数という意味では、全体的に少しずつ伸びているのは感じています。でも、1年目のほうがメディアの露出があり、2年目は落ち着いてきたなと感じることはあります。各チームが演出などを工夫し、会場の雰囲気はどんどんレベルアップしていると思うので、B.LEAGUEの盛り上がりを感じていますが、B.LEAGUEを知らない人に伝えていくのが大事だと思っています。

—— 会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレイ)をみてほしいですか?

見に来た人は選手の大きさに驚きますが、その中で背が小さい自分が、小さくても攻守で頑張っているところを見てもらえればと思います。

—— オールスターへの意気込みを教えてください。

サービス精神を持って、気の利いたことをやります!コート内外でファンにクスクスしてもらえるようなことをやりたいですね笑。

—— 2017年の日本代表を振り返ってください

ワールドカップ予選のレギュレーションがホーム&アウェイに変わって、非常にタフなスケジュールの中で予選2試合を戦いましたが、結果が求められている中でいずれも負けてしまいました。色々と反省点は出てきています。試合のことはもちろんですが、試合までの準備期間のコンディショニングの持っていき方や戦術の理解などです。そういったところがあの2試合で出たのは次に向けて良い材料になったと思います。個人的には、代表にしっかりと選ばれて試合に出場できたのは良かったと思いますが、出ても勝利に貢献できていないのが現状なので責任はあります。もっともっと上達しないといけないというのを、代表チームとしても個人としても感じさせられた1年でした。

—— 日本代表での今後の目標を教えてください。

ポイントガードとして選出されて、常に対比として選ばれているのは(千葉ジェッツふなばし)の富樫(勇樹)選手なので、バランスを取るうえでも富樫は得点力があるポイントガードだし、長くボールを保持して得点を決めてくるのが彼の武器だと思います。僕は、富樫にないものと考えたときに、ディフェンスを武器にしないといけないと思っています。チームのペースをコントロールしたり、かじ取りの部分ではリーグで1番にならないと代表に定着できないと思っているので、そういう部分をしっかりと身につけて、誰からも代表に必要だと認められるのが目標です。

—— 最後にファンへメッセージをお願いします。

B.LEAGUEになって試合の迫力はもちろんですが、試合以外での演出なども含めて一つのイベントとしてすごく盛り上がっています。試合を見に行くというより、イベントに参加する気持ちで会場に足を運んでいただければと思います。バスケットボールのルールが分からなくても楽しめますので、気軽な気持ちでアリーナに来てください。

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