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NBAコラム

Vol.263 NBAはレブロン、カリー、2人のスーパースターが競う「30年に1度、奇跡のシーズン」

今回はWOWOWのNBA解説でもお馴染みの佐々木クリス氏にインタビュー。NBAの「キング」こと、レブロン・ジェームズと、今、最も「旬な男」ステフィン・カリーの2大スターにスポットを当て、『なぜ彼らが天才と呼ばれるのか』に迫る!NBAアナリストの肩書を持つクリス氏の、データに基づいた分析で確認してみよう。



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◆2大スターの運命的な繋がり

今やNBAを二分する人気を誇るレブロン・ジェームズ(以下レブロン)とステフィン・カリー(以下カリー)だが、その二人には不思議な縁があるのはご存じだろうか。

「レブロンとカリーが、共にオハイオ州北東部にあるアクロン・ジェネラル・メディカル・センターで生まれたことに、運命的なものを感じる」とクリス氏がいうのも無理はない。

元NBA選手であるカリーの父デル・カリーが、クリーブランドでプレーしたのはたった1シーズン。そのタイミングでカリーがこの世に生を受け、数ある病院の中から、カリーの母が出産に選んだ病院は、レブロンが生まれた病院だったのだ。

さらにその二人がNBAでプレーし、シーズンMVPを取るほどのスーパースターとなる確率を考えると、それは偶然という言葉では片づけることが出来ない奇跡としか言いようがない。まさに運命のライバルとは、この二人のことを言うのだろう。

そんな不思議な運命でつながっているレブロンとカリーは、NBAの東西2大スターと言われる存在となり、彼らが所属するクリーブランド・キャバリアーズとゴールデンステイト・ウォリアーズは、2年連続NBAファイナルで対戦し1勝1敗で分け合う結果となっている。

今季も両チームは優勝候補の大本命として挙げられているだけに、再びNBAファイナルで対戦する可能性は大いにありうるのだ。再び因縁の対決となるのか!?そこで今回は同じ病院で生まれ、同じ時代を戦う二人の天才に迫る。



◆レブロン・ジェームズ:最高の肉体と高いバスケIQを併せ持つ、唯一無二の存在

同じ病院で生まれた二人ではあるが、その生い立ちは真逆といっていい。元NBA選手の父を持ち、幼い頃からNBAという最高の舞台を身近に感じることが出来る環境で育ったカリー。

反対に父親の存在を知らず、母親が女手一つで育てあげたレブロン。育った環境は厳しいものがあったが、恵まれた体格に加え、抜群の身体能力と高いバスケットスキルで、自ら道を切り開き、高校時代からその名を全米中に轟かせるほどの存在となっていった。

「203㎝、114㎏という恵まれた体格と、コート上のHC(ヘッドコーチ)と言われるバスケIQの高さ。最高の肉体と高い知性を併せ持つ存在は今までNBA史上、彼以外いない」とクリス氏が絶賛するほど、彼の存在はNBAの歴史の中でも稀有な存在なのだ。

「スター選手の宿命として、マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントと比較されることもあるが、レブロンは彼らとは一線を画す存在」だと、クリス氏は評価する。

「自分でフィニッシュすることよりも、より確率の高い選手を選び、パスを送る。それがジョーダンやコービーとは大きく違う点」とクリス氏がいうように、自らフィニッシュできるスキルがあるにもかかわらず、ボールを受けた瞬間に何が最も効果的なプレーなのかを判断し、まるでポイントガードのようにゲームをコントロールできるのが、史上最強のオールラウンダーといわれるゆえんだ。

「彼の頭には優勝以外ない。だから勝利につながる最も有効な手段を常に選択する。そしてコート全体を支配する圧倒的な存在感。彼の凄さは数値には現れない部分にこそあると思う」クリス氏にとって、レブロンはまだまだ過少評価されているというのだ。



◆NBAのトレンドを生み出したのはカリーではなく、レブロンだった?

現在のアウトサイドから3ポイントシュートで得点を量産するスタイルを作ったのはカリーだという人が多いが、クリス氏はむしろレブロンが作ったトレンドだと考える。

「マイアミ・ヒートがNBAファイナルで優勝を逃した翌年の2011-2012シーズン。エリック・スポールストラHCがレブロンの突破力、得点力を最大限に発揮できるよう、3ポイントを使ってコートを広く使い、レブロンへのマークを集中させないようにした」。それが見事にはまり、2011-2012シーズンはマイアミが6年ぶり2度目の優勝を手にした。

「レブロンがMVPを手にしたことからも、スポールストラHCの戦術が実を結んだ結果だといえる。この2011年から、NBAでは3ポイントの得点が飛躍的に伸びていることもあり、現在のアウトサイドを中心としたバスケの流れを生み出したのは、マイアミ・ヒートであり、その根底にはレブロンの存在があったからだ」とクリス氏は考えるのだ。

そう考えると、レブロンがいなければ、3ポイントを多用する戦術は生まれなかったかもしれない。さらにアウトサイド主流のトレンドが生み出されなかったら、カリーのような3ポイントシューターがこれほど注目されることはなかったのだろうか…。ここでもレブロンとカリーの不思議な運命を感じずにはいられない。



佐々木クリス

佐々木クリス
1980年生まれ。
出身:NY
青山学院大学卒。大学時代にインカレ優勝経歴を持ち、2012年よりbjリーグ千葉ジェッツ、翌年は同リーグ東京サンレーヴスに所属。現役時代よりWOWOW NBA ONLINEナビゲーターとして、WOWOWのNBA放送では同時通訳、NBAファイナル現地レポートなどを担当。13-14シーズンよりNBAアナリストとして解説を務める。


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