メニューを開く

番組表

ご加入はこちら

  • TOP
  • ニュース&コラム一覧
  • VVV藤田俊哉が決戦を前にテネリフェ・柴崎について語る。「1―0のアドバンテージはセーフティリードではない」

NEWS & COLUMN

VVV藤田俊哉が決戦を前にテネリフェ・柴崎について語る。「1―0のアドバンテージはセーフティリードではない」

2017.06.23

VVV藤田俊哉が決戦を前にテネリフェ・柴崎について語る。「1―0のアドバンテージはセーフティリードではない」


WOWOWオリジナル選手名鑑
WOWOWオリジナル選手名鑑

柴崎岳擁するテネリフェが、1年での1部返り咲きを目論むヘタフェと激突する「スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ2部 昇格プレーオフ 決勝」。チームの心臓として躍動する柴崎のアシストで先勝したテネリフェがヘタフェの本拠地に乗り込む2nd Legを、WOWOWでは6月24日(土)深夜3:45より、解説に関塚隆氏、ゲストに石井正忠氏(前・鹿島アントラーズ監督)をお招きして生中継 & オンデマンドLIVE配信でお届けする。世界最強レアル・マドリード相手に2ゴールを叩き込み、スペイン現地にも強烈なインパクトを残した柴崎岳の今季最終章。絶対に負けられない緊張の一戦を前に、来季1部昇格を決めたオランダ2部リーグVVVの藤田俊哉コーチにみどころを聞いた。

===============================
プロフィール
藤田俊哉:10年間に渡り日本代表で活躍。2001年にJリーグ最優秀選手賞を受賞。引退後2014年からオランダ2部VVVフェンロのアシスタントコーチに就任。16-17シーズンの1部昇格に貢献した。
===============================

「良い結果になると信じています」

――柴崎選手の印象を教えてください。

藤田:非常にスマートでスキルが高く、もう少し早くヨーロッパに行っても良いと思っていました。彼が世界的に注目されたのが、クラブ・ワールドカップ。あの時、僕のコーチ仲間も最初に鹿島のことを話してきましたし、レアル・マドリード戦で得点を挙げた柴崎選手のことを外国人から聞かれたことは嬉しかったです。すごくインパクトのある活躍をしましたよね。

彼の得点力は確実にR・マドリードを本気にさせた。若干、日本のチームが相手だからという気の緩みはあったと思いますが、それを本気に変えたことは価値が高いですし、良いゴールだったと思います。

――オランダのコーチ仲間の方々は柴崎選手のことをどのように評価されていますか?

藤田:スマートで、フィジカル面で強さがあり、スキルが高いと言っていました。オランダのサッカーは、ボールを繋ぐことを一番大事にしているので、その中でも中心になれる選手だと評価していました。

――VVVも来季1部昇格を決めましたが、2部から1部へ昇格する道筋はどのような戦いでしたか?

藤田:各リーグによって仕組みが違うので一概には言えませんが、すごく難しいと思います。特にオランダは上のリーグから落ち難いシステムになっていますし、そこにはかなり苦戦しました。
今回のチャンスを逃すと翌年には選手が他のチームに抜かれたりしますし、ここで勝ち切らないといけないことがプレッシャーになります。監督、コーチ陣のプレッシャーがある中、選手は結果を出さないといけないので、苦しくても踏ん張って結果を残していくしかないと思います。

藤田俊哉――そのような中で、コーチとしてどのように選手と接していましたか?

藤田:プレーオフの試合はリーグ戦のプログラムではスケジュールに入っていないエキストラな試合です。コンディションはシーズン終盤なので苦しい状態ですが、もう一段階上げないといけない。そこをどのように持って行くのかをジャッチしなくてはならないので、コーチングスタッフやメディカルスタッフの考えが試されると思っています。休ませてコンディション調整させるか、相手に合わせたトレーニングを積んで勝負するのか。その辺りは本当に繊細なので、難しいところです。

――これまでに経験されたプレーオフでのエピソードなどあれば教えてください。

藤田:オランダで言うと、2位から9位までがプレーオフに出場しますが、下から上がってきたチームは”儲けもの”としてチケットを貰ったという感覚がある。一方で上位のチームは優勝のチケットを取れずにプレーオフに臨むので、その違いは試合を結構左右します。意外に上位の2~4番手が勝ち切る状況は少ないです。現に昨シーズンのVVVは2位でしたし、それで結果を得られなかった。プレーオフに行けばリーグでの順位はあまり関係ないと感じています。

――リーガのプレーオフ決勝ラウンドはホーム&アウェー方式で行われ、ホームで先勝したテネリフェは2nd Legでアウェーに乗り込みます。この戦い方の難しさをどのように捉えますか?

藤田:1―0のアドバンテージは決してセーフティリードではないと思います。一度リセットして「もう一回試合をすれば良い」という気持ちで臨めたら良いのかもしれませんが、失点した瞬間に劣勢に立たされ、しかもアウェーとなれば状況的には苦しい。けど1試合目のリードはある。この辺りは複雑だと思います。そこをどのように考えていくか。必要以上の自信は持てないでしょうし、怖がっても戦いにならないので、いかに普段通りにプレーできるか。ここに懸かってくると思います。

――途中加入の難しさがありながら、柴崎選手はテネリフェの中心として活躍しています。その要因をどのように分析されますか?

藤田:逆境からここまで持ち上げてきた、メンタルの強い選手だなと思います。物静かな印象を受けますが、僕らの想像できない彼の気持ちの強さはすごいと思います。実力からして一定以上の活躍はすると思っていましたけど、メンバーが固定されている途中からチームに加入して、戦術を理解して、尚且つ自分の良さを分かってもらう、そしてチームを引っ張る存在になることは普通ではできない。この強さは次のステージに役立つ大きなものだと思います。

――試合を予想していただけますか?

藤田:日本人として日本人選手が1部でやる姿を見たい。良い結果になると信じています。

================================

スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ2部 昇格プレーオフ 決勝 2nd Leg ヘタフェvsテネリフェ

柴崎岳が決勝点をアシストする活躍で先勝したテネリフェ。悲願の昇格に王手をかけ、敵地で運命のセカンドレグに挑む。1部昇格への長く険しい戦いが遂に決着の時を迎える。

■放送
6/24(土)深夜3:45 [WOWOWプライム] 生中継&オンデマンドLIVE配信
■出演
解説:関塚隆(ロンドン五輪日本代表監督)
ゲスト:石井正忠(前・鹿島アントラーズ監督)
実況:柄沢晃弘


【関連リンク】
試合観戦を楽しむリーガ・エスパニョーラ16-17シーズン選手名鑑!!

PAGE UP