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コラム / 海外ボクシングコラムVol.66

2大勢力を形成したキング氏、アラム氏
~ ボクシングの基礎講座 ~ スーパーファイトの仕掛け人 プロモーター

イベントを開催するプロモーターはボクシングに欠かせない存在といえる。ましてや世界戦を主催するプロモーターとなれば、その数は限られてくる。今回は誰もが認める世界的なプロモーターたちを紹介しよう。

ボクシングのプロモーターと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはドン・キング氏ではないだろうか。ヘビー級ボクサーと並んでも引けをとらない身長190センチ、体重120キロはあろうかという巨体と、頭髪を逆立てた独特の風貌で広く知られている人物だ。70年代に世界ヘビー級王者になったジョージ・フォアマン(アメリカ)や、80年代後半から2000年代にかけて活躍した元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(アメリカ)のプロモートを手掛け、一時期は大きな影響力を持っていた。
しかし、最近はデボン・アレキサンダー(アメリカ=IBF世界ウェルター級王者)やコーネリアス・バンドレイジ(アメリカ=IBF世界S・ウェルター級王者)のように「ドン・キング・プロダクションズ」を離れる選手が目立ち、往年の勢いは見られない。

キング氏と2大勢力を形成したのがボブ・アラム氏率いる「トップランク社」である。アラム氏は元法律家というだけあって仕事が正確で緻密という評判だ。ライバルのキング氏とは正反対といわれる。80年代にシュガー・レイ・レナード(アメリカ)やマービン・ハグラー(アメリカ)、トーマス・ハーンズ(アメリカ)らを擁し、数々のスーパーファイトを仕掛けた人物として知られるアラム氏は、現在も元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)や4階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)らと契約。近年も数々のビッグマッチを仕掛け、長いこと業界トップの位置をキープしている。

この両者は犬猿の仲として有名で、ことあるごとに対立してきた。しかし、莫大な共通の利益がみえるときはその限りではない。80年のレナード対ロベルト・デュラン(パナマ)、99年のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)対フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)など、歴史的なスーパーファイトの際には手を組んで共同でプロモートしたこともある。

しかし、ふたりとも奇しくも今年81歳を迎えた。今後、10年や20年という長期的スパンで多くを望むのは酷という声が多いのは当然であろう。こうしたなか、ここ10年で急激に勢力を伸ばしてきたのが元6階級制覇王者デラ・ホーヤ率いる「ゴールデンボーイ・プロモーションズ」である。
<つづく>


Written by ボクシングライター原功

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