25th

WOWOW

PC版

ご加入はこちら

Excite Match エキサイトマッチ~世界プロボクシング スペシャルページ

コラム

バックナンバーを開く▼

その他

バックナンバーを開く▼

コラム / 海外ボクシングコラムVol.27

史上最多はルイシトV2戦の25万人超 ~観客動員記録~
96年7月、フィリピンのルネタ公園

前回はボクシング・イベントの有料観客動員記録について触れたが、今回は無料の入場者記録を紹介しよう。「タダに勝るものなし」という価値観は万国共通らしく、こちらの記録はもうひと回りスケールが大きい。

有料観客動員記録は1993年2月20日、メキシコのアステカ・スタジアムで行われたWBC創立30周年記念イベントの13万2,274人だが、「無料」となるとこれを上回る記録が残っている。

96年7月6日にフィリピンで行われたWBC世界フェザー級タイトルマッチ、地元の英雄ルイシト・エスピノサ対セサール・ソト(メキシコ)の試合には、なんと有料、無料合わせて25万人超の大観衆が詰め掛けたのである。

この日、マニラ市ルネタ公園キリノ・グランドスタンド特設会場にはリングサイドに約3,000の有料席が設けられたが、それ以外はすべて無料開放された。フィリピンで行われる5年ぶりの世界戦ということもあったのだろう、夕方の試合開始を前に公園は昼から大勢の人で溢れ返ったものだった。

お目当ての世界戦が始まるころには視界の限度を超えるほどの距離まで人が詰めかけていた。翌日の新聞の報道は各紙まちまちで、少ないところで5万人あるいは10万人で、多いところは20万人、30万人と報じていたほどだ。警備に当たっていた警察とプロモーターの発表を公式のものとするならば、その数は「25万人超」ということになる。

これに次ぐのが41年8月16日、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーのジュネア・パークで行われたトニー・ゼール(アメリカ)対ビリー・プライアー(アメリカ)戦の13万5,000人超の記録だ。こちらも「超」という曖昧な表し方しかされていない。

ルイシトの試合にしろゼールの試合にしろ、要は数え切れないほどの人が集まったということである。

日本の観客有料動員記録は90年2月11日、東京ドームで行われた3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、マイク・タイソン(アメリカ)対ジェームス・ダグラス(アメリカ)の5万1,600人。これに次ぐのが88年3月21日、同じく東京ドームで行われたタイソン対トニー・タッブス(アメリカ)戦の5万1,000人。

ちなみに故白井義男氏が日本に初めて世界タイトルをもたらした52年のダド・マリノ(アメリカ)戦は、後楽園スタジアムに4万人を集めている。また、99年の辰吉丈一郎対ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)との再戦は、大阪ドーム(当時)に2万7,000人のファンが集結した。

有料無料問わず、こうした記録が更新されることはあるのだろうか。


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

2010/3/13
アメリカ・テキサス州アーリントン
カウボーイズ・スタジアム
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
マニー・パッキャオvsジョシュア・クロッティ
50,994人の観客動員を記録

▲ページTOPへ