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コラム / 海外ボクシングコラムVol.26

13万2,274人が観た試合 ~有料観客動員記録~
アステカ・スタジアムでの4大世界戦

ボクシングは室内競技というイメージが強いかもしれないが、かつては屋外で行われることが少なくなかった。人気カードともなると野球場を使用するケースも多かった。当然、観客数も半端ではなかった。そこで、今回は「有料観客動員数」の記録に迫ってみよう。

スポーツ・イベントの形態はメディアの発達とともに変形してきたといえる。電波映像が皆無の時代は、とにかく現場に行かなければ試合を見られなかったため、必然的に注目カードは大会場で開催されることが多かった。プロモーターの立場から見ても選手の報酬に入場料収益を充てるため、より多くの有料入場者を集める必要があったといえる。

そのため半世紀ほど前までは野球場が大試合の会場に使われることが多かった。1920年代を席巻した世界ヘビー級王者ジャック・デンプシー(アメリカ)や、30年代~40年代に活躍した世界ヘビー級王者ジョー・ルイス(アメリカ)らは、しばしばニューヨークのポロ・グランドやヤンキー・スタジアムに7万人、8万人の観衆を集めて防衛戦を行ったものだ。

ちなみに有料観客動員の従来の記録は1926年9月、アメリカ・フィラデルフィアのセスキセンテニアル・スタジアムで行われた世界ヘビー級タイトルマッチ、デンプシー対ジーン・タニー(アメリカ)の12万757人だった。1年後、アメリカ・シカゴのソルジャー・フィールドで行われた両者の再戦、10万4,943人が歴代2位の記録として続いていた。

その後、テレビをはじめとしたメディアが急速に発達。それにともないイベントの集金形態も変化したため、ボクシングは数千人規模から2万人程度の屋内会場を使用することが多くなった。デンプシー対タニー2連戦の数字は不滅の記録になるかと思われていた。

ところが1993年2月20日、これらを超す有料観客動員が記録されることになる。メキシコシティのアステカ・スタジアムで行われたWBC(世界ボクシング評議会)創立30周年記念イベントで、13万2,274人の有料入場者数を記録したのである。関係者や取材陣を含めれば13万人超がサッカー場を埋めたことになる。

この日は世界戦が4試合組まれ、メインではメキシコの英雄フリオ・セサール・チャベスが5回TKO勝ちを収めている。

しかし、無料の入場者を含めた記録では、さらにこれを上回るものがある。

<以下、つづく>


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

2010/3/13
アメリカ・テキサス州アーリントン
カウボーイズ・スタジアム
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
マニー・パッキャオvsジョシュア・クロッティ
50,994人の観客動員を記録

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