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コラム / 海外ボクシングコラムVol.25

同一会場で世界戦が一晩に8試合も~マルチ世界戦~
夕方5時に開始、終了は夜中の1時

4月8日に神戸で日本人世界王者3人の防衛戦が同時に行われたように、最近は日本でもダブルあるいはトリプルの世界戦が開催されることは珍しくなくなった。統括団体が増加した1980年代以降の顕著な世界的傾向といえる。世界チャンピオンの絶対数が増えたことが理由と考えられる。

ところで、このマルチ世界戦、日本では3試合が最高だが、2003年にはアメリカで8試合が一夜に開催された記録が残っている。


2003年12月13日、アメリカ、ニュージャージー州アトランティックシティ。この東海岸のギャンブルタウンで8大世界戦は行われた。仕掛け人のドン・キング・プロモーターは「ひと足早いクリスマス・プレゼント」と宣伝。世界のトップ選手が一度に見られるとあって人気は上々で、1万5000枚超のチケットは前売りの段階でソールドアウト、会場のボードウォークホールは満員の盛況だった。

試合順とカード、結果は次のとおり。


(1) WBA・IBF世界ライト・フライ級王座統一戦
△ロセンド・アルバレス(ニカラグア) vs △ビクトル・ブルゴス(メキシコ)
――12回引き分け――
(2) WBC世界クルーザー級戦
○ウェイン・ブレイスウェイト(ガイアナ) vs ●ルイス・ピネダ(パナマ)
――1回TKO――
(3) IBF世界スーパー・フライ級戦
○ルイス・ペレス(ニカラグア) vs ●フェリックス・マチャド(ベネズエラ)
――12回判定――
(4) WBO世界スーパー・ライト級戦
○ザブ・ジュダー(アメリカ) vs ●ハイメ・ランヘル(コロンビア)
――1回KO――
(5) WBA世界スーパー・ウェルター級戦
●アレハンドロ・ガルシア(メキシコ) vs ○トラビス・シムズ(アメリカ)
――5回KO――
(6) WBA世界ヘビー級暫定王座決定戦
○ジョン・ルイス(アメリカ) vs ●ハシム・ラクマン(アメリカ)
――12回判定――
(7) WBA・WBC・IBF世界ウェルター級王座統一戦
●リカルド・マヨルガ(ニカラグア) vs ○コーリー・スピンクス(アメリカ)
――12回判定――
(8) 3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ
○バーナード・ホプキンス(アメリカ) vs ●ウィリアム・ジョッピー(アメリカ)
――12回判定――


第一試合のライト・フライ級統一戦が始まったのが夕方の5時で、4試合目からはテレビで生中継された。いずれの試合も12回戦で行われたが、5試合が判定勝負だったこともあってイベントは長丁場となった。満員だった会場も徐々に空席が目立ち始めていった。

ミドル級のホプキンス対ジョッピーが終了したのは、なんと深夜の1時過ぎ。イベントは延々8時間も続いていた計算となる。最後まで見届けた観客は1万人程度だったとか。

なにごとも腹八分目がちょうどいいということか。


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

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