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コラム / 海外ボクシングコラムVol.23

わずか17秒で決着の世界戦~最短KO記録・世界編~
無冠戦では5秒TKOも

野球やサッカーと異なりボクシングはいつ、どんなタイミングで決着がつくか分からない競技といえる。たとえば10ラウンドで組まれている試合でも、わずか1ラウンドでノックアウト(KO)によって決着がつく場合もあるのだ。突然性、意外性がボクシングの面白さであり怖さでもある。

KOの発生確率は統計上40%~45%といわれるが、「KOは早ければ早いほど良い」という人もいる。今回は、そんな驚異的な早期KO決着の記録について紹介しよう。

まずはタイトル戦、ノンタイトル戦すべてのなかでの最短KO(TKO)だが、世界中のボクサーの戦績を扱う専門サイトBOXRECによると、1994年9月16日にコロンビアのシンセレホで行われたフェザー級10回戦、エベル・ベレニョ(コロンビア)対ギジェルモ・サルセド(コロンビア)戦の「5秒TKO」が記録とされる。

当時、26歳のベレニョは29戦28勝(26KO)1敗の戦績を誇る世界ランカー(WBA6位、WBC4位)。一方、27歳のサルセドは21戦16勝(9KO)5敗の元世界ランカー。ノンタイトル戦ながら同国人同士の好カードといえたが、ベレニョが5秒で勝利を収めている。

世界戦では、WBOスーパー・バンタム級王者ダニエル・ヒメネス(プエルトリコ)がハラルド・ゲイアー(オーストリア)を倒した「17秒KO」が歴代最短KO記録として残っている。試合開始から7秒、ヒメネスの右を浴びたゲイアーはキャンバスに崩れ落ち、10カウントを数えられたもの。

デビューから20連勝(11KO)で世界戦に漕ぎつけた21歳のホープと、王者誕生を期待した地元オーストリアのファンにとっては悪夢の17秒間だったことだろう。ちなみにこの試合の開催日は1994年9月3日(オーストリア)。奇しくもベレニョ対サルセド戦の13日前のことだった。

これに続く世界戦の記録としては、1996年1月27日、米国アリゾナ州フェニックスで行われたIBFミドル級戦で、王者バーナード・ホプキンス(アメリカ)がスティーブ・フランク(ガイアナ)をストップした「24秒TKO」がある。ホプキンスは右から左の強打を浴びせてダウンを奪い、レフェリー・ストップに持ち込んでいる。この初防衛後、ホプキンスは19度の防衛を追加し、通算20度の防衛を記録するほどのロングラン・チャンピオンに成長していく。


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

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