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コラム / 海外ボクシングコラムVol.22

カップ麺もウルトラマンもビックリ! ~連続1ラウンドKO記録~
世界記録はブランソンの「19」

階級やチャンピオン制度が確立された近代ボクシングの歴史は120年に及ぶ。これまでにも連勝や連続KO勝ち、世界王座防衛、通算勝利数など数々の史上の大記録を紹介してきたが、なかでも今回紹介する「連続1ラウンドKO勝ち」は、達成が難しい記録のひとつといえるだろう。なにしろカップ麺がほぐれる時間よりも短い3分以内に相手を倒して勝利を得なければならないのだから、困難なことこのうえない。まさにウルトラマン級の記録といえる。


<連続1ラウンドKO 歴代記録>
(1) 19=タイロン・ブランソン(アメリカ)  2005年~08年
(2) 18=エドウィン・バレロ(ベネズエラ) 2002年~06年
(3) 18=ワンラウンド・ホーガン(アメリカ) 1910年


<日本>
(1) 9=丸山大輔(筑豊) 1999年~2002年
(2) 7=雄二ゴメス(八王子中屋) 1999年~2000年


世界記録保持者のブランソンはアマチュアで94戦(82勝12敗)の実績を持つミドル級の選手。プロデビュー戦を25秒で終わらせると、次戦が18秒、3戦目が29秒、4戦目は17秒と、4試合連続30秒以内のKOという離れ業を演じてみせた。 その後、連続1ラウンドKOを19まで伸ばしたが、20戦目で6回引き

分けとなり記録はストップ。ただし、対戦相手19人のうちデビュー戦が6人、負け越し選手が9人と、その質は決して高いとはいえない。現在の戦績は23戦21勝(20KO)1敗1分。09年12月以降、試合から遠ざかっている。

価値が高いのがバレロの記録である。こちらもデビュー戦からのもので、対戦相手のなかには元世界ランカーや日本人選手(阪東ヒーロー)、後の世界王座挑戦者も含まれている。

バレロは1ラウンドKOこそ18で途絶えたが、連続KO記録は27まで伸ばしている。その間の06年8月、20戦目にスーパー・フェザー級の世界王座に就き、09年にはライト級でも世界王座を獲得、2階級制覇を成し遂げている。 惜しまれるのは昨春、記録継続中に不慮の死を迎えてしまったことである。

悲劇から半年後、兄の遺志を継ぐべく7歳下の弟ルイス・バレロがプロデビュー。なんと、これまで3連続1ラウンドKO勝ちを収めている。

地球の反対側でドラマは続いているのである。


Written by ボクシングライター原功

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