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コラム / 海外ボクシングコラムVol.21

愚兄賢弟(賢兄愚弟)なんて言わせない! ~兄弟世界王者~
クリチコ兄弟、マルケス兄弟ら28組が達成

前回に紹介した親子世界チャンピオンが3例(父娘、養子を含めても5例)と少ないのに対し、兄弟で世界チャンピオンになった例は思いのほか多い。20世紀初頭のジョージ&ジミーのガードナー兄弟(アメリカ)に始まり、現役のラモン&ラウルのガルシア兄弟(メキシコ)まで、28組もいるのだ。親子よりも兄弟の方が影響も血も濃く出るということなのだろうか。

そのなかでもレオン&マイケルのスピンクス兄弟(アメリカ)は「最高の栄誉に浴した兄弟」と言っても差し支えないだろう。レオンとマイケルは76年のモントリオール・オリンピックで揃って金メダルを獲得。プロでは兄レオンがわずか8戦目にしてモハメド・アリ(アメリカ)を破り世界一の座についた。のちに弟のマイケルもライト・ヘビー級とヘビー級で王座についている。さらにレオンの息子コーリー・スピンクスもウェルター級とスーパー・ウェルター級で世界タイトルを手にしており、数少ない親子チャンピオンとしても知られている。

最近ではヘビー級のビタリ&ウラディミールのクリチコ兄弟が有名だ。この兄弟は90年代後半から入れ替わるように交互に王座についていたものだが、08年秋にビタリがWBCタイトルを獲得後はIBF・WBO王者のウラディミールとともに頂上並走を続けている。このあとビタリは3月19日にオドラニエル・ソリス(キューバ)、ウラディミールは4月30日にディレック・チソラ(イギリス)の挑戦を受ける予定だが、並走期間を延ばすことができるかどうか。

ファン・マヌエル&ラファエルのマルケス兄弟もボクシングファンにはお馴染みだ。現役のWBA・WBO世界ライト級王者でもある兄は3階級制覇、弟ラファエルも2階級制覇を達成している。

日本では興毅&大毅の亀田兄弟が唯一の兄弟世界王者として歴史に名を刻んでいる。亀田兄弟は世界ランカーの三男・和毅も控えており、今後、史上初の3兄弟世界王者が誕生するか注目される。

また、大型ホープとして期待されるスーパー・ウェルター級のサウル・アルバレス(メキシコ)も、前WBA暫定世界スーパー・ウェルター級王者の兄リゴベルトに続くことができるかどうか要注目だ。


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

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