25th

WOWOW

PC版

ご加入はこちら

Excite Match エキサイトマッチ~世界プロボクシング スペシャルページ

コラム

バックナンバーを開く▼

その他

バックナンバーを開く▼

コラム / 海外ボクシングコラムVol.20

伝説の継承者たち ~親子世界チャンピオン~
過去にスピンクス親子ら3例のみ

2月19日(現地時間)、ドイツで行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチが注目を集めている。
80年代を席巻した5階級制覇王者トーマス・ハーンズ(アメリカ)の息子、ロナルド・ハーンズ(32)がV8王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)に挑むのだ。ハーンズが勝てば史上4例目の親子世界チャンピオンの誕生となる。その試合を前に、今回は親子世界チャンピオンの記録について触れてみよう。

過去に誕生した親子世界チャンピオンは下記の3例だけである。(階級は最初の王座獲得クラス)

(1)エスパダス親子(メキシコ)
(1)父: グティ=1976年、フライ級
(1)子: ジュニア=2000年、フェザー級
(2)スピンクス親子(アメリカ)
(2)父: レオン=1978年、ヘビー級
(2)子: コーリー=2003年、ウェルター級
(3)バスケス親子(プエルトリコ)
(3)父: ウィルフレド=1987年、バンタム級
(3)子: ジュニア=2010年、スーパー・バンタム級

※この他、父娘世界チャンピオンとしてモハメド・アリ&レイラ(アメリカ)の例、養子親子の世界チャンピオンとしてフロイド・パターソン&トレーシー(アメリカ)の例がある。


エスパダス父は王者として好戦的な強打者だったが、息子の戦闘スタイルは異なり、中長距離での戦いを得意とするタイプといえる。

スピンクス親子も同様で、父レオンはモハメド・アリにも勝ったファイター型だが、息子のコーリーは足とスピードを生かしたアウトボクサーだ。

エスパダス・ジュニア、コーリー・スピンクスとも現在は無冠だが、ふたりとも世界ランキングには名を連ねており、捲土重来を期している。

バスケス親子は戦闘スタイルも類似している。ともに打ち合いを好む強打者で、KO率も高い。現役のWBO世界スーパー・バンタム級王者でもある息子は21戦20勝(17KO)1分の戦績を誇るほどだ。3階級制覇の偉大な父にどこまで近づけるか注目を集めている。

近い将来の親子世界チャンピオン候補としては、ハーンズの他にチャベス親子(メキシコ)もいる。父フリオ・セサール・チャベスは80年代から90年代を代表するヒーローで、長男のジュニアは現在WBC世界ミドル級1位にランクされている。43戦41勝(30KO)1分1無判定と無敗を保っており、年内には世界挑戦が実現しそうだ。

“伝説の継承者たち”の今後に注目したい。


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

▲ページTOPへ