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コラム / 海外ボクシングコラムVol.17

44試合連続ノックアウト勝ち! ~連続KO勝利記録~
価値ではゴメスの32連続KOがダントツ

ボクシングの華といえば豪快なノックアウト(KO)だが、これを連続で記録することは至難の業だ。「鉄人」として恐れられた元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(アメリカ)ですら、連続KO勝ちとなると20に届かない(19連続)。ところが長いボクシングの歴史を遡ってみると、なんと44連続KO勝ちをマークした選手がいたのである。


<連続KO勝ちの歴代10傑>
(1) 44=ラマー・クラーク(アメリカ)
(2) 36=ビリー・フォックス(アメリカ)
(3) 33=ボブ・アロッティ(ガーナ)
(4) 32=ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)
(5) 30=ホセ・ウルタイン(スペイン)
(6) 29=アルフォンソ・サモラ(メキシコ)、アセリノ・フレイタス(ブラジル)
(7) 28=チャーリー・パーナム(アメリカ)、ヘスス・ピメンテル(メキシコ)、カルロス・サラテ(メキシコ)
  ※ゴメス、サモラ、フレイタス、サラテは世界王者経験者


以上が連続KO勝ちの歴代トップ10だが、これには注釈が必要となる。まず「44連続」のクラーク(ヘビー級)の記録だが、これは1958年1月から60年1月までの2年間で樹立されたもの。しかし、一晩に6人と対戦したり、レスラーや町の力自慢と対戦したりと、中味の濃さに大いに問題が残る。

2位のフォックス(ライト・ヘビー級)の記録に関しては「43連続」と記されているものもあるが、最近は36連続KO勝ちが一般的のようだ。もっとも、この数字にしても40年代という混迷の時代という背景もあって作為的なものといわれているのだが。

対照的に価値のあるのがゴメスの32連続KO勝ちだ。これは74年から81年にかけて記録されたもので、14度の世界戦(スーパー・バンタム級)を含んだ数字である。ゴメスは後に3階級制覇を成し遂げており、実力で樹立した記録といえよう。

同様に12度の世界戦を含むフレイタス、サラテ(9試合)、サモラ(6試合)の記録も価値のあるものといえる。

歴代11位となる27連続KO勝ちには、今年4月に逝去した世界2階級制覇王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ)が名を連ねる。記録をどこまで伸ばすのか注目の存在だっただけに、思わぬかたちで連続KO勝ちが途絶えたことがいまさらながら惜しまれる。

また、現役のWBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)もプロデビューから27連続KO勝ちの記録を持っている。

これには及ばないが、同じ現役組では"カナダの新センセーション"、ミドル級のデビッド・レミュー(カナダ)がデビューから20連続勝ちを記録している。25戦全勝(24KO)のレミューの強打には要注目といえよう。

ちなみに、日本記録はWOWOWエキサイトマッチの解説者としてもお馴染みの元世界スーパー・ライト級王者、浜田剛史の15連続KO勝ち。同じく15で現役の渡部あきのり(協栄)が並び、以下、金井アキノリ(真正)の14、丸山大輔(筑豊)の13、さらに12で現在は俳優として活躍中の赤井英和らが続いている。


Written by ボクシングライター原功

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