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コラム / 海外ボクシングコラムVol.14

勝ち続けた男たち ~連勝記録 PART2~
初陣からの記録はチャベスの89連勝

<連勝記録歴代トップ6>
※引き分けや無効試合などを挟む

(1) 180=ハル・バグウェル(イギリス)
(2) 101=バック・スミス(アメリカ)
(3) 98 =パッキー・マクファーランド(アメリカ)
(4) 92 =ペドロ・カラスコ(スペイン)
(5) 89 =フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)
(6) 88 =シュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ)

前回は1位から3位までの記録を紹介したが、これら上位の数字が時代背景や対戦相手の質などの点で額面どおりに評価できないのとは対照的に、4位から6位の記録は正真正銘のホンモノといえる。いずれも世界チャンピオン経験者で、連勝のなかには世界戦も含まれているからだ。

4位のカラスコの記録は1964年から71年の7年間で樹立されたもの。カラスコは92連勝目で世界ライト級王座を獲得したが、初防衛戦でタイトルを失い、連勝も途絶えた。生涯戦績は111戦106勝(66KO)3敗2分。勝率は95パーセントを越える。

チャベスの89連勝は1980年から93年までの13年間に積み上げられた数字で、デビューからの連勝としては歴代トップである。89勝のうち75はKO勝ちで、しかも27度の世界戦を含んでいる。さらに加えるならば、88戦目に引き分けを経験するまでは87戦すべてで勝利を挙げていたのだから価値は高い。この間にチャベスは3階級制覇を成し遂げてもいる。

ロビンソンは多くの識者が「史上最も優れたボクサー」に推す伝説のチャンピオン。アマチュアで86戦85勝1敗後にプロ転向。いきなり40連勝を飾り、1敗した後に1943年から51年にかけて88連勝をマークした。この時点でのアマ、プロ通算戦績は218戦213勝2敗2分1無効試合という驚異的な数字になる。この間にウェルター級とミドル級で世界タイトルを獲得している。生涯戦績は200戦173勝(108KO)19敗6分2無効試合。

ちなみに連勝の日本記録は1933年から37年にピストン堀口がつくった「47」で、2位は弟の堀口宏の「36」、3位は海老原博幸(元世界フライ級王者)の「32」となっている。

また、現役の世界チャンピオンではクリス・ジョン(インドネシア=WBA世界フェザー級スーパー王者)の43連勝(22KO2分)が光る。セルゲイ・ジンジルク(ウクライナ=WBO世界スーパー・ウェルター級王者)の37連勝(23KO)、オーレドン・シッサマーチャイ(タイ=WBC世界ミニマム級王者)の34連勝(12KO1分)、オマール・ナルバエス(アルゼンチン=WBO世界スーパー・フライ級王者)の32連勝(19KO2分)がこれに続いている。

また、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア=WBA暫定世界ライト・フライ級王者)の27連勝(23KO)、ユリオルキス・ガンボア(キューバ/アメリカ=WBA・IBF世界フェザー級王者)の19連勝(15KO)、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ=WBO世界フェザー級王者)の29連勝(26KO)、アンドレ・ベルト(アメリカ=WBC世界ウェルター級王者)の26連勝(20KO)、ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ=IBF世界スーパー・ミドル級王者)の26連勝(21KO)なども、高いKO率と併せて注目に値する数字といえよう。

記録は破られるためにあると言われるが、はたして驚異の数字が更新されることはあるのだろうか。

※参考資料:「リング年鑑」「BOX REC」「日本ボクシング年鑑」など


Written by ボクシングライター原功

フリオ・セサール・チャベス

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