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コラム / 海外ボクシングコラムVol.13

勝ち続けた男たち ~連勝記録 PART 1~
記録上はバグウェルの180だが…

「結果がすべて」といわれる勝負の世界。理想は負けることなく勝ち続けることだが、これが至難の業であることは誰もが承知していることだ。

今回は「連勝」に関して、ボクサーの記録を紐解いてみよう。

120年におよぶ近代ボクシングにおける歴代の連勝記録(引分や無効試合を挟む)は以下のとおりである。

(1) 180=ハル・バグウェル(イギリス)
(2) 101=バック・スミス(アメリカ)
(3) 98 =パッキー・マクファーランド(アメリカ)
(4) 92 =ペドロ・カラスコ(スペイン)
(5) 89 =フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)
(6) 88 =シュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ)

ライト級の選手だったバグウェルの180連勝は、資料によっては175連勝というものもある。1938年~48年の間に記録されたもので、長いことギネスブックにも掲載されてきた。しかし、最近は記録の信憑性に疑問を挟む識者が少なくない。公式試合と認定できないものが多々含まれているというのだ。よって最近は除外されることの方が多い。

スミスの101連勝は1989年~92年の3年間で記録された。年間30戦以上、月間最多6試合をこなしたのだから、その体力には驚くしかない。この間にスミスはWBA、WBCでウェルター級の世界ランキングにも名を連ねている。

ただし、この記録もあまりにも短期間で、しかも管理体制の甘い地域での試合が多いこと、さらには実績の乏しい相手との試合が多いことなどから価値の点で若干の割引はやむをえないだろう。

3位のマクファーランドの記録は1904年~13年にかけてのもので、このライト級ボクサーは連勝を続けたまま不敗で引退した。生涯戦績は113戦105勝(51KO)1敗6分。勝率は93パーセント近い。

しかし、100年近く前の記録ということで、前二者同様、やはり記録管理や信憑性の点で額面どおりに受け取るには無理がある。これらに対し、4位~6位のカラスコ、チャベス、ロビンソンの三人はいずれも世界チャンピオン経験者。価値の高い記録といえる。

<以下、次回に続く>

※参考資料:「リング年鑑」「BOX REC」「日本ボクシング年鑑」など


Written by ボクシングライター原功

©NAOKI FUKUDA

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