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コラム / 海外ボクシングコラムVol.122

パッキャオ VS メイウェザー
報酬は総額3億ドルの可能性も

6階級制覇の実績を持つWBO世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオ(36=フィリピン)と、5階級を制覇しているWBA&WBC同級王者、フロイド・メイウェザー(38=アメリカ)が3月11日(日本時間12日)、アメリカのロサンゼルスで共同会見に臨んだ。サウスポーのファイター、パッキャオが「メイウェザーのディフェンスを突き破る」と自信を口にすれば、96年にプロ転向後47戦無敗のメイウェザーも「これほど勝ちたいと思ったことはない」と意欲をみせた。ふたりは5月2日(日本時間3日)、ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで拳を交える。

2001年に主戦場をアメリカに移し、次々に大きな相手を倒して6階級制覇を達成した「デストロイヤー(破壊者)」パッキャオと、マジックのような巧みなディフェンスと群を抜くスピードで無敗を保っているメイウェザー。究極の矛と究極の盾の戦いが、紆余曲折を経てやっと実現する。

会見に臨んだパッキャオは「この試合が実現することを5年間、信じてきた。私たちふたりはハードなトレーニングに臨み、皆さんに幸福を届ける」とコメント。そして「メイウェザーは素晴らしいディフェンスの持ち主だが、私はそれを突き破ってみせる」と加えた。

これに対しメイウェザーは「パッキャオはこの時代におけるベスト・ファイターのひとり」と評価。そして「5月2日、この試合のために全世界の時間が止まる」と未曾有のスケールのイベントをアピールした。

試合はパッキャオと契約しているケーブルテレビのHBOと、メイウェザーと契約を交わしているショータイムが課金システムのペイ・パー・ビュー(PPV)で異例の同時放送をすることが決定している。通常の大試合は約7000円で視聴可能だが、今回は1万1000円~1万2200円の超特別料金になる予定だ。それでもPPVの契約件数と売り上げが史上最高になることは確実視されている。アラム・プロモーターは「PPVの契約件数が400万件、あるいは500万件になったとしても不思議はない」と大胆な予測をしている。その場合、3億ドル(約366億円)を両者で分配することになるという。メイウェザー:6、パッキャオ:4の比率で分けることが契約に盛り込まれているため、メイウェザーは1億8000万ドル(約220億円)、パッキャオも1億2000万ドル(約146億円)を手にする計算だ。これはもう「一夜の産業」といっても過言ではない。

会見ではチケットの値段も明かされたが、1万7000人収容可能なMGMグランドガーデン・アリーナの上段席で1500ドル(約18万3000円)、リングサイド席は7500ドル(約91万5000円)という驚愕の金額だった。ネットではその数倍~10倍のプレミア値で取り引きされていると伝えられる。

試合に向けパッキャオは3月初旬からロサンゼルス入りしており、フレディ・ローチ・トレーナーと練習を続けている。メイウェザーもラスベガスのプライベートジムでトレーニングに励んでいる。

戦績はパッキャオが64戦57勝(38KO)5敗2分、メイウェザーは47戦全勝(26KO)。賭け率は11対5、あるいは5対2でメイウェザー有利と出ている。

史上空前のメガファイトに向け、いよいよカウントダウンが始まった。


Written by ボクシングライター原功

パッキャオ、メイウェザー

©NAOKI FUKUDA

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