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コラム / 海外ボクシングコラムVol.120

連続KO防衛記録に迫るゴロフキン
ゴメスの「17」まで、あと5

ミドル級のWBAスーパー王座とWBC暫定王座を持つ「GGG(トリプル・ジー)」ことゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン(32=カザフスタン)が2月21日(日本時間22日)、モナコのモンテカルロで元WBA同級暫定王者のマーティン・マレー(32=イギリス)を相手に防衛戦に臨む。ゴロフキンはWBA王座を12連続KO防衛中で、70年代後半~80年代初頭にWBC世界S・バンタム級王者、ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)が樹立した「17連続KO防衛」の記録にあと5と迫っている。

4団体時代とはいえ、いまも世界王座獲得が至難であることに変わりはない。チャンピオンとして王座を守り抜くことも同じだ。ましてや世界中の猛者を相手に連続してKO防衛を果たすなど驚異的なことといっていいだろう。日本では昨年秋に国際ボクシング殿堂入りが決まった元WBA世界L・フライ級王者、具志堅用高氏が記録した「6連続KO防衛」が最多で、30年以上経ったいまも破られていない。長谷川穂積(真正)や山中慎介(帝拳)も5で止まっている。この事実だけでも連続KO防衛がいかに難しいかが分かるだろう。

世界に目を向けると、具志堅氏の6を超える記録がいくつも残されている。世界王座の連続KO防衛記録、上位5傑は以下のとおりである。

(1)17=ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)
  1977年~1983年 S・バンタム級

(2)14=ダリウス・ミハエルゾウスキー(ポーランド/ドイツ)
  1997年~2003年 クルーザー級

(3)12=ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
  2010年~     ミドル級

(4)10=ロベルト・デュラン(パナマ)
  1973年~1977年 ライト級

(5)10=ナジーム・ハメド(イギリス)
  1996年~1998年 フェザー級

ゴロフキンに関して特筆すべきは、3ラウンド以内の早期KO防衛が7と多いこと、パナマやウクライナ、アメリカ、モナコなど自国以外での防衛戦が多いことなどが挙げられる。ゴメスやデュランに共通する逞しさがデータからも読み取れる。

現在のゴロフキンの戦績は31戦全勝(28KO)で、KO率は90パーセントを超える。これは主要4団体17階級の全世界王者のなかでは、33戦全勝(32KO)のWBCヘビー級新王者、デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)に次ぐ高いKO率である。

21日に迎える13人目の刺客、マレーは元WBA暫定王者で、31戦29勝(12KO)1敗1分と高い勝率を誇る実力者だ。パンチ力ではゴロフキンに及ばないが、粘り強く戦うタイプだけに王者の苦戦を予想する関係者もいる。ゴロフキンが連続KO防衛を13に伸ばすのか、それともマレーが阻止するのか。 モンテカルロのリングに注目したい。


Written by ボクシングライター原功

ゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン

ゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン

マーティン・マレー

マーティン・マレー

©NAOKI FUKUDA

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