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コラム / 海外ボクシングコラムVol.10

高齢世界王座獲得記録 1位はフォアマンの45歳9ヵ月 記録に迫るホプキンス、ホリフィールド

プロ野球の工藤公康(47歳=埼玉西武)やJリーグの三浦知良(43歳=横浜FC)に代表されるように、近年、アスリートの選手寿命は伸長傾向にある。ボクシングも例外ではない。

この夏にもスーパー・ウェルター級のコーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)が37歳にして世界王座を獲得したばかりだ。

そこで今回は、世界王座獲得時の高齢記録に関して歴史を紐解いてみよう。

スポーツ科学や医学および運動生理学の発達、さらにサプリメントの充実など選手寿命伸張の要因はいくつか挙げられようが、それにしても最近の“中年ボクサー”は元気だ。

現役の世界王者としてはヘビー級のビタリ・クリチコ(ウクライナ)の39歳(獲得時37歳)を筆頭に、クルーザー級のギジェルモ・ジョーンズ(パナマ)が38歳(同36歳)、そしてバンドレイジとライト級のファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が37歳(同35歳)で続く。以下、ミドル級のセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)、スーパー・フライ級のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)、それにスーパー・ウェルター級の石田順裕(金沢)が35歳で並んでいる。

しかし、上には上がいるものだ。世界王座獲得時の史上最高齢記録としては、ヘビー級のジョージ・フォアマン(アメリカ)の「45歳9ヵ月」がある。1994年11月、19歳も若い全勝王者マイケル・モーラー(アメリカ)に10回逆転KO勝ちを収めてWBA・IBF王座を獲得したもので、フォアマンにとっては実に20年ぶりの王座返り咲きでもあった。

次いで2006年にバージル・ヒル(アメリカ)がクルーザー級王座を獲得したときの42歳0ヵ月、さらにボブ・フィッシモンズ(イギリス)が1903年にライト・ヘビー級王座を獲得した際の40歳6ヵ月と続く。

注目すべきは、これらの記録を破る可能性を持った現役選手がいることである。

ひとりはミドル級で20度防衛の実績を持ち、いまもライト・ヘビー級で世界上位に名を連ねるバーナード・ホプキンス(アメリカ)である。1965年1月生まれのホプキンスは現在45歳7ヵ月。“フォアマン越え”の最有力候補といえる。

もうひとりはヘビー級で5度目の戴冠を狙うイベンダー・ホリフィールド(アメリカ)だ。こちらは1962年10月生まれだから、今秋で48歳になる。2年前、46歳2ヵ月で世界挑戦した際は微妙な判定負けを喫しているだけに、ベルトと記録に対する執念は並々ならぬものがある。

「歳をとることは恥ずかしいことじゃない」

19年前、28歳だった王者ホリフィールドに挑んで敗れた、当時42歳のフォアマンの言葉が脳裏に浮かぶ。


Written by ボクシングライター原功

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