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コラム / 海外ボクシングコラムVol.06

父と息子の固い絆、親子2代で戴冠を果たしたバスケス・ジュニア

カリブのボクシング王国プエルトリコで、いま人気、実力ともに急上昇中の注目選手がいる。WBO世界スーパー・バンタム級チャンピオンのウィルフレド・バスケス・ジュニア(26歳)である。80年代~90年代にかけて世界3階級制覇を成し遂げた英雄を父に持つバスケス・ジュニアは将来、父親越えを果たすことができるのだろうか。


フロイド・メイウェザー(米=5階級制覇王者)、ロイ・ジョーンズ・ジュニア(米=4階級制覇王者)、シェーン・モズリー(米=3階級制覇王者)――いずれも一時代を築いたスーパースターで、父親が息子を指導してきた“親子鷹”としても知られている。しかし、早い時期に息子が親越えをしたこともあってか指導方法などを巡って確執が生じ、いまはコンビを解消している。

そんななか、バスケス親子の関係は極めて良好だと伝えられる。練習時には常に父親がアドバイスを送り、記者会見でも花を添えるほどだ。試合の際にはリングサイドにその姿を見ることができる。

バスケス父は、1987年にWBA世界バンタム級タイトルを獲得。92年にWBA世界スーパー・バンタム級、96年にはWBA世界フェザー級タイトルも手に入れた。4度の来日経験もあり(3勝2KO1分)、94年には期待の高かった葛西裕一(帝拳)を初回で屠り、97年には渡辺雄二(斉田)のアゴを割るなど強烈な印象を残したものだ。

ジュニアは父の引退から4年後の06年にプロデビュー。今年2月にWBOタイトルを獲得した試合を含め20戦19勝(16KO)1分という無敗のレコードを誇る。父譲りの左フックを主武器とする好戦的な強打者だ。

「私は、伝説的なボクサーとして、母親に対する忠誠な夫として、そして良き父親として、自分の父を尊敬している。指導者としても100パーセントの信頼を置いている」

ジュニアは世の父親が羨ましがるようなことを平然と言ってのける。

父親越えにはまだまだ多くの時間を要するだろうが、バスケス・ジュニアの今後を興味深く見守っていきたい。


Written by ボクシングライター原功

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