25th

WOWOW

PC版

ご加入はこちら

Excite Match エキサイトマッチ~世界プロボクシング スペシャルページ

コラム

バックナンバーを開く▼

その他

バックナンバーを開く▼

コラム / 海外ボクシングコラムVol.03

フィリピン・ボクシング界の英雄、マニー・パッキャオが選挙で当選。年内で引退か!?

5階級制覇のWBO世界ウェルター級チャンピオン、マニー・パッキャオがこのほど選挙で当選。今後はフィリピンの下院議員としても腕を振るうことになった。政界入りしたことで今後はボクサーとしての活動が制限される可能性もある。すでに「年内で引退」との情報もあるほどだ。英雄の去就が注目されるフィリピン・ボクシング界だが、“パッキャオ効果”で多くの後継者が育っており、まだまだブームは続くと見られている。


もともとフィリピンはボクシングの盛んな国として知られている。1923年には同国初の世界王者(パンチョ・ビラ=フライ級)が誕生するなど、歴史も古い。ちなみに白井義男氏が日本に初の世界王座をもたらしたのは、29年後の1952年のことである。

1960年代にはフラッシュ・エロルデ(S・フェザー級王者)を擁して隆盛を誇ったが、以後は世界をリードするようなスター選手は皆無だった。

そんななか、減量苦で挫折を味わったパッキャオが渡米。2001年、代役挑戦でIBF世界S・バンタム級タイトルを獲得してみせた。鮮やかなKO劇と攻撃的なスタイルがプロモーターの目に留まり、それを機にスター街道を歩むことになった。

野茂英雄がメジャーリーグの扉をこじ開け、それに後輩たちが続いたように、フィリピンのボクサーも「第2のパッキャオ」を目指して続々と海を渡った。彼らは体が柔軟なうえテクニカルで好戦的とあって客受けもよく、有力プロモーターも彼らを重用することが多くなった。

現在、パッキャオを筆頭にフィリピン人ボクサーは世界の一大勢力といっていいほどに存在感を増している。フライ級に続いてS・フライ級の暫定王座を保持するノニト・ドネア、19歳で世界を制したマルビン・ソンソナ(元WBO世界S・フライ級王者)、5度目の挑戦を実らせたロデル・マヨール(WBC世界L・フライ級王者)、3年近く王座を守っているドニー・ニエテス(WBO世界ミニマム級王者)など、地力のある魅力的な選手が揃っている。バンタム級のAJ・バナル、フェザー級のバーナベ・コンセプションなど、次期チャンピオン候補もいる。

パッキャオの去就とともに、後継者ともいえるフィリピン人ボクサーのリング・パフォーマンスにも注目したい。


Written by ボクシングライター原功

フィリピン・ボクシング界の英雄、マニー・パッキャオが選挙で当選。年内で引退か!? 世界プロボクシング事情フィリピン・ボクシング界の英雄、マニー・パッキャオが選挙で当選。年内で引退か!? 世界プロボクシング事情

©NAOKI FUKUDA

▲ページTOPへ