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浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ

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ボクシング専門誌「ボクシング・ビート」(毎月15日発売)で連載中の「浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ」を掲載!
浜田さんの選手分析を読んでから実際の試合をチェックすると、ボクシングの楽しみ方がますます広がります!

バーナード・ホプキンス
BERNARD HOPKINS
(WBC世界L・ヘビー級王者)

変わらぬパワー+増した計算力
46歳で世界王者になった理由


2011年ボクシング・ビート
7月号掲載

WBC世界L・ヘビー級王者ジャン・パスカルに判定勝ちし46歳4ヵ月の最高齢世界王者獲得の新記録を達成した。自身1995年のIBFミドル級に続く2階級世界王座獲得。米フィラデルフィア出身。ミドル級は19度防衛。宿敵ロイ・ジョーンズには93年の判定負けの借りを17年後の再戦に判定勝ちして雪辱した。60戦52勝32KO5敗2分。


95年6月号のワールド・ボクシング(本誌の前身)で紹介していますが、当時はミドル級チャンピオンになったばかり。あれから15年もたってなお第一線でいるというのはすごいことですね。


今となっては宿敵のロイ・ジョーンズに昔の面影がありませんが、当時はジョーンズが負ける姿を想像できなかった。スター街道まっしぐらでしたからね。ホプキンスは常に第一線にいたけれど、注目を浴びることができなかったと。それが、時がたつとまったく立場が逆になってしまい、ホプキンスが46歳の今になって記録を作り脚光を浴びるんですから、ボクサー人生わからないものです。


ジョーンズがヘビー級まで奪って絶頂だった時でも、ホプキンスは地道にやっていて、いまやっと悪役がヒーローになった感がありますね。


よく頑張っているというより、あの当時の強さをそのまま持ってきている選手です。ホプキンスのボクシングの本質は変わっていない。昔から一発屋、組み立てのない選手で、なにもせずにいきなり右で倒すのがほとんどなんですね。普通は得意の右を当てるために、当てにくい選手に対してはいろんなことをやるわけですが、この選手の場合、一発でそれまでの流れとか関係なしに試合を終わらせてしまうところがある。これがパンチのある強みなんですけど。実際にミドル、S・ミドルときて、体力で勝ってきたところがありましたけど、L・ヘビーに上がってもやはり体力できていますね。


全盛期――ミドル級で連続防衛していた頃と違うといえば、頭脳的なボクシングをするようになったことです。ジョージ・フォアマンがいい例ですが、一番強かったのはアリに負ける前です。マイケル・モーラーを倒してタイトル取り戻したのが45歳。その時は頭脳でやっていましたからね。そこがホプキンスとの共通点ですね。ホプキンスもキャリアを積んで、頭脳を生かすようになった。だから、うまい、勢いある、強い…といろいろな対戦相手がきても、自分が経験している道なので、それをアタマで計算して相手を読んで戦っていると。相手が何を考えているかというのを、読んで戦うというのが、今のホプキンスであり、かつてのフォアマンでした。


それと、試合間隔ですね。前のように立て続けにやりはしない、平均すると年間2試合ぐらい、1試合1試合を大事に戦うから長持ちもしているんでしょうね。それも生き方です。結果的に今になって脚光を浴びましたからね。


もうひとつ、これだけ強さを持続させられるのは、まともに打たせていないということを大きい。仮に1発打たれても、立て続けには打たせない。これが長丁場できている秘訣ですね。今ジョーンズは自信をなくしていますけど、ホプキンスは自信満々です。


ジョーンズとの第1戦は、私はホプキンス優勢に進んだとみました。ジョーンズが終始後ろに下がってゴングが鳴ったという試合で、ホプキンスはジョーンズに対して中に入って打っていた。それまでの相手はジョーンズの強打の前に入ることができず、下がって打たれた。これに対しホプキンスは逆に中に入って、よけて打つ、これでジョーンズが最後まで下がりっぱなしだった。


ジョーンズと初めて対戦した時は30ぐらいでしょうけど、相当の馬力と野生味はありましたね。あの後、2人の命運が分かれた。ホプキンスはその後は途中で中休みしている感はありました。連続防衛している頃ですね。そこから1試合1試合強豪と対戦して、負けもありましたけど、たたきのめされた敗北はない。次やれば分からないという負け方ですからね。今のL・ヘビーは背比べのところがありますから、このペースで年に2回ぐらいでやったら、まだ行けるんじゃないですかね。


ボクシング・ビート2011年7月号より

※番組の選手表記と一部異なる場合がありますが「ボクシング・ビート」誌の掲載内容をそのまま掲載しておりますので、ご了承ください。

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