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浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ

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ボクシング専門誌「ボクシング・ビート」(毎月15日発売)で連載中の「浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ」を掲載!
浜田さんの選手分析を読んでから実際の試合をチェックすると、ボクシングの楽しみ方がますます広がります!

ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)
NICHOLAS WALTERS
WBA世界フェザー級王者

ドネアには最大の難関だ
強打が魅力の不敗ファイター


2014年ボクシング・ビート
11月号掲載

2012年、ダウリス・プレスコットを7回TKOに破り、空位のWBA世界フェザー級王座獲得。去る5月にはビック・ダルチニアンを5回TKOして2度目の防衛に成功。10月18日にノニト・ドネアと王座対決を控える。ジャマイカのモンテゴベイ出身、28歳。豊富なアマチュア経験を積み、08年にプロに転向した。戦績は24勝20KO負けなし。



力のある選手ですね。うまさよりも、強さの選手です。体型が特徴的で、ずいぶんとリーチが長い。資料では185cmですか、170cmの身長より10cm以上長い、一目見てすぐ分かるほどで、まさにボクシングに最適の体型ですね。
最新のダルチニャン戦では、たまたま相手がサウスポーだということで、さほど左が出なかったですが、前から「左がいい」という情報がある。タイミングと力を持っている選手です。体全体に、黒人特有のばねがある。黒人選手にも、ゴムまりのように柔らかい選手もいれば、スピードを重視してカタい選手もいる。このウォータースは力の選手なので、カタいように見えるところもあります。


タイプは右ボクサーファイターの攻撃型。ファイターボクサーといっていいですね。手も長いけれど、ショートも打つし、ロングも打つ。一番の魅力はパンチがあることです。右も左も強く、24勝20KOの数字通りの選手です。長い左フックをブンブン振り回しますからね。


それで、試合の流れを作るよりも、力で押し切ろうとするところがありますね。ダルチニアンから右アッパーでダウンを取ったのも、長いパンチではない、ダルチニアンの右ジャブを外しての右アッパーです。そういうタイミングは持っていますね。


日本にはドネア・ファンが多いですが、このウォータースはドネアにとって最大の難関でしょう。ドネアはこれまで力で勝ってきた選手ですけど、今ならこのウォータースのほうが、体力、力はありますからね。


たとえばダルチニアン戦でも、打ってきたところに、左フックのカウンターを打つ。迎え打つやり方をしました。ウォータースが来たときは、やはりドネアとは距離が違うと思いますね。ウォータースが打ってきたところにドネアが左フックを打っても、届かないということが考えられます。距離が違うから。


それと、ダルチニアンはサウスポーでしたけど、ドネアは右ですから、おそらくウォータースのあの長い左がドンドンきて、突き放されるんじゃないか、そんなシーンが予想されますね。


元々2人は距離が違う上に、ウォータースが打ってきた時にドネアが左フックを振るにしても、まだ届かないと。ウォータースが打っていく距離でドネアが下がったりすると、また届かない。左のリードジャブが長いですからね。ダルチニアンとの試合ではウォータースもややぎこちなかったですが、体力の違いも大きかった。


ドネアが打ちに行って、再三打つチャンスをうかがおうとするけれど、ウォータースの圧力で下がっていき、段々話されていくと。それで後手後手に回るという展開が予想されますね。ドネアが距離を詰めて打てばということも考えられますが、距離を詰めようとするとウォータースが先に打つでしょう。


最近はドネアも計算するようになりましたね。ベチェカ戦など完全に流れが悪いということで、ダウン取ったし、今だったら負傷判定で、と、あれも計算した戦い方ですね。


その点、ウォータースはまだ野性味がありますね。ドネア不利と予想する理由は、最近のドネアの不調と、ウォータースの強さ、両方ありますね。まだ前のような野性味のあるドネアだったら、うまくかち合って当たる可能性がありますねが、でも最近のドネアはそういう冒険をしくなったところがありますね。


ウォータースの打たれもろさについては、打たれたところをまだ見ていないので、何ともいえない。仮に打たれないにしても、どういう攻め方をするか、どういうパンチのやり方をするかである程度予想がつくことがあるんですけど、ダルチニアン戦のウォータースはほとんど打たれていないし、体力が違いすぎたというのがあるので、断言できない。ただ、この力からすると、体力・打たれ強さはあるのではないかと思いますね。今度のドネア戦は見ごたえのある試合を期待したいですね。



ボクシング・ビート2014年11月号より

※番組の選手表記と一部異なる場合がありますが「ボクシング・ビート」誌の掲載内容をそのまま掲載しておりますので、ご了承ください。

「ボクシング・ビート」連載中 世界トップ選手ウォッチ
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