25th

WOWOW

PC版

ご加入はこちら

浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ

※My番組登録はこちらから

ボクシング専門誌「ボクシング・ビート」(毎月15日発売)で連載中の「浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ」を掲載!
浜田さんの選手分析を読んでから実際の試合をチェックすると、ボクシングの楽しみ方がますます広がります!

ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)
RUSLAN PROVODNIKOV
(WBO世界S・ライト級王者)

タフでパンチ力は数字以上
今時珍しい突貫型右ファイター


2014年ボクシング・ビート
5月号掲載

ルスラン・プロボドニコフ

昨年10月、マイク・アルバラード(米)に10回TKO勝ちしてWBO世界王座獲得。アマで150戦の後、2006年にプロ転向。11年デマーカス・コーリー(米)に3-0判定勝ちで、WBCアジア(ABC)L・ウェルター級王座獲得。昨年3月1階級上げてティモシー・ブラッドリー(米)のWBOウェルター級王座に挑み、0-3判定負け。ロシア・ベリオヅォフォ生まれ、30歳。プロ戦績25戦23勝16KO2敗


この選手は力のボクシングをしますね。体力・パワー・頑丈さといったところに特徴があるオーソドックスの右ファイターです。突貫型で前へ前へと突っ込んでいく。相手のパンチを食ってもケロリとして向かっていく完全な力のファイターですね。


タフで突進力がある。駆け引きをしないで、真正面から荒々しく攻めていく。だから相手は打っても押されてしまう。顔を見なくとも、戦っている姿を見ればプロボドニコフと分かる。きれいなボクシングの多い時代に珍しい、昔風の個性の強いボクシングといっていいですね。


右も左も強く、しっかりと振る。大きく振り回しますから、フックが多いですね。ワンツー・ストレートも打ちますが、振りが大きい分フック気味に見えてしまう。パンチは、切れがあるというのではなく、“ドスン・パンチ”。パワーはあります。23勝16KOの記録ですが、これだけパワーがあればもう少しKOがあってもいいように思えますね。おそらくこの選手、体力があって、振りが大きいので、相手は打ち合いを避けたくなる、打ちあわないで外そうとするから、この戦績以上にパンチがあるとみていいですね。


ディフェンスは、ガードが低いかというとそうでもない。よけるというよりは、ブロックしながら、ブロックの真ん中を打たれながらも前に出ていく。真ん中は結構空くんで、打ち込めそうな気がするんですが、振りが大きい分、相手は自分のパンチが先に当たると分かっていても、この選手のパンチが飛んできたらという警戒がある、そのパンチに力があるからなかなかいけない。
対戦相手が力でくる選手に対しては、力の出せる選手ですね。ファイターやボクサーファイターには強い。


反対にこの選手が苦手とするのは、まともに打ちあわない選手。IBFライト級チャンピオンのバスケスのようなタイプ。空回りさせられる可能性がある。駆け引きなしで正面からいきますから、アレキサンダーみたいなタイプは苦手とするかもしれませんね。


真正面から打ちつ打たれつのボクシングしますから、持っていき方によっては人気が出ると思いますけどね。今はある意味絶好調の時期ですが、これでやっていて、落ちる時はガクンと一気に落ちる可能性がありますね。もっと打たせないボクシングであればまだいいんですが、打たせることも打たせる、身を削るようなボクシングですからね。1戦1戦全力で体力を消耗するボクシングをしますから。


タイトルを獲得したアルバラード戦も、体力差の勝利でしたね。アルバラードのパンチを受けてもびくともせずにドンドン入っていく。アルバラードも勢いに押されて手打ちになってしまい、最後はアルバラードの試合放棄ですね。あのままいってもKOになったという内容でした。


ブラッドリーに負けた試合でも、判定は0-3でしたが、ブラッドリーが何度もぐらついたところがあります。ずいぶんと効いていましたね。


ピーターソンと対戦しても、この選手がつかまえるか、ピーターソンが逃げ切るか、まあ、ピーターソンでは逃げ切るのは難しいかもしれませんね。ガルシアとは面白い。この選手が打ってくるところを、ガルシアが左フックを打つというパターンが予想されます。この選手は右も左も振り回すんですね。ガルシアは、真っ正直なボクシングが今は幅広くなったところがある。強さにプラスしてうまさが出てきているんで、見応えある試合になると思いますね。


あと、マティセーやマイダナあたりと対戦すると面白いと思いますよ。攻撃型同士の衝突になりますからね。でも、マイダナがこの選手とやるときは、いつもとは逆にアウトボクシングに切り替えるかもしれません。


長くできるかどうかは分からないところがありますね。このやり方をどこまで通していけるかは、どれぐらい頑丈かによりますが、ガクンと落ちる気がしますね。



ボクシング・ビート2014年5月号より

※番組の選手表記と一部異なる場合がありますが「ボクシング・ビート」誌の掲載内容をそのまま掲載しておりますので、ご了承ください。

「ボクシング・ビート」連載中 世界トップ選手ウォッチ
新着記事

バックナンバー
2017を閉じる▲

バックナンバー
2016を開く▼

バックナンバー
2015を開く▼

バックナンバー
2014を開く▼

バックナンバー
2013を開く▼

バックナンバー
2012を開く▼

バックナンバー
2011を開く▼

バックナンバー
2010を開く▼

バックナンバー
2009を開く▼

RING JAPAN
日本ボクシングコミッション
TEIKEN.com
NAOPIX Fight Gallery by Naoki Fukuda
マイ番組登録をしよう!
ご加入はこちら
マイ番組登録をしよう!