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みどころ・試合内容 /
2017年7月24日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

強打のサウスポー VS 地域王座コレクター
テテの経験が一枚上か

 もともと挑戦者決定戦として組まれたカードだが、その後、暫定王座の決定戦に繰り上げられた。1位のアーサー・ビラヌエバ(28=フィリピン)が2度目の世界挑戦で初の戴冠を果たすのか、それともサウスポーの元IBFスーパー・フライ級王者、2位のゾラニ・テテ(29=南アフリカ共和国)が2階級制覇を成し遂げるのか。経験で勝るテテが7対1で有利というオッズが出ている。
 「アマチュアで400戦以上を経験したが、負けたのは3度だけ。そのうちのひとつは兄に敗れたもの」というテテは、06年5月にプロデビュー。いきなり13連勝(11KO)を収めて世界トップ戦線に浮上したが、10年9月のIBF世界フライ級王座挑戦はモルティ・ムサラネ(南アフリカ共和国)の前に5回TKO負けという結果に終わった。その後、メキシコとアルゼンチンでの惜敗を経て14年7月にはIBF世界スーパー・フライ級王座決定戦に出場。帝里木下(千里馬神戸)の地元、神戸で大差の12回判定勝ちを収めて初戴冠を果たした。初防衛戦では元IBF世界バンタム級王者のポール・バトラー(イギリス)の地元に乗り込み、強烈な左アッパーでダウンを奪って8回TKO勝ちを収めた。しかし、2度目の防衛戦を前に興行権入札を巡るビジネス上の摩擦から王座を返上。16年に入って階級をバンタム級に上げ、前後して主戦場をイギリスに移した。
 サウスポーのテテは右肩を下げた独特の構えから右ジャブで探りを入れ、ここというところで左ストレートを打ち込む強打者で、74パーセントを超えるKO率を誇る(27戦24勝20KO3敗)。懐が深いうえパンチもあるため、相手にとっては戦いにくいタイプといえる。
 一方のビラヌエバは12年12月に来日経験を持っている。東洋太平洋スーパー・フライ級王座決定戦で江藤大喜(白井・具志堅)と拳を交えたもので、このときは4回にダウンを奪って12回判定勝ちを収めたものの、自身も初回と9回にダウンを喫している。その後、WBOアジア・パシフィック王座やWBOインターナショナル王座、IBFインターナショナル王座をコレクションに加え、さらに元世界王者のフリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)にも勝利を収めた。2年前にはIBF世界スーパー・フライ級王座に挑んだが、このときはマクジョー・アローヨ(プエルトリコ)に10回負傷判定で敗れた。これが過去31戦で唯一の敗北だ(30勝16KO1敗)。以後はWBCインターナショナルのスーパー・フライ級王座、WBOアジア・パシフィックのバンタム級王座を獲得してWBOの最上位まで浮上してきた。
 ビラヌエバは左右のグローブをアゴの横に置いて構え、揺さぶりをかけながら出入りするボクサーファイター型で、好機には一気に詰めに行く。KO率は52パーセントほどだが、右のパンチには破壊力がある。
 まとまりのあるビラヌエバのボクシングも捨てがたいが、ここは経験値や体格で勝るテテ有利といわざるを得ない。左の強打をちらつかせながら右ジャブで煽り、着々とポイントを重ねる展開に持ち込む可能性が高いとみる。ビラヌエバはリスクを承知でどこかで思い切った勝負をかけたいところだ。

 


Written by ボクシングライター原功

バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC:ザナト・ザキヤノフ(カザフスタン)
WBA   :ジェイミー・マクドネル(イギリス)
WBC   :山中慎介(帝拳)
IBF    :ライアン・バーネット(イギリス)
WBO   :空位

 6年前の戴冠から12度の防衛を重ねている山中慎介(34=帝拳)が、この階級の不動の絶対王者いえる。8月15日に指名挑戦者のルイス・ネリ(22=メキシコ)を迎え撃つが、これをクリアすればさらなる長期政権が見えてくる。WBAのスーパー王者、ザナト・ザキヤノフ(33=カザフスタン)は今年2月、ラウシー・ウォーレン(30=アメリカ)を破って暫定王者からジャンプアップしたが、まだ初防衛戦の日程が出ていない。
 WBAのレギュラー王者、ジェイミー・マクドネル(31=イギリス)は3年前の戴冠から5度防衛中だが、V5戦では元WBAスーパー・フライ級王者のリボリオ・ソリス(35=ベネズエラ)に苦戦。
判定で勝ったもののWBAから再戦を命じられている。IBF王者のライアン・バーネット(イギリス)は6月にリー・ハスキンス(イギリス)を破ってベルトを手に入れた25歳の俊英だが、まだ評価を定める段階ではなさそうだ。
 このクラスでは24歳のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が王座に近い位置にいるが、ほかは前出のウォーレン、ソリス、ハスキンスのほかファン・カルロス・パヤノ(33=ドミニカ共和国)、そしてWBO1位のオマール・ナルバエス(41=アルゼンチン)など経験豊富な元王者が目立つ。世代交代が進むのか、それともベテラン勢が踏ん張るのか、そのあたりも注目したい。



  • みどころ

元オリンピアン同士の対決
勢いのアルバレス VS 経験のパスカル

 WBC世界ライト・ヘビー級1位にランクされ、同級王者のアドニス・スティーブンソン(39=ハイチ)への指名挑戦権を持つエレイデル・アルバレス(33=コロンビア)が、前哨戦として元王者のジャン・パスカル(34=ハイチ)と対戦する。
 アルバレスは08年北京五輪にコロンビア代表として出場後、カナダでプロデビュー。ここまで22戦全勝(11KO)というレコードを残している。すでに2年前に指名挑戦権を手にしているが、なかなか大舞台に辿り着かず前哨戦を繰り返している。その鬱憤を晴らすかのように今年2月には元王者のルシアン・ビュテ(ルーマニア)を右一発で5回KOに屠っている。パンチの一発一発には重量感はないが、回転が速いため相手は防ぎきれないことが多い。「STORM(嵐)」というニックネームがあるが、まさにその名のとおりのボクシングといえる。
 パスカルは04年アテネ五輪にハイチ代表として出場後、05年2月にカナダでプロデビューを果たした。09年にはWBC世界ライト・ヘビー級王座を獲得し、4度防衛後にバーナード・ホプキンス(アメリカ)に敗れてベルトを失った。15年と16年に王座奪回を狙ってセルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑んだが、8回TKO、7回終了TKOで敗れた。これが再起第2戦となる。戦績は37戦31勝(18KO)4敗1分1無効試合で、パンチ力よりもスピードと手数で勝負するタイプといえる。
 ともにスピードがありカウンターもとれるだけに、駆け引きの多い競った試合になる可能性が高い。勢いのあるアルバレスがオッズでは4対1でリードしているが、そこまでの実力差はない。世界戦のリングに9度上がったパスカルの経験がアルバレスを苦しめそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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