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みどころ・試合内容 /
2016年10月10日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

次期王者候補の本命 VS タフで勇敢な「ライオン」
新旧元オリンピアン対決

12年ロンドン五輪ウェルター級でベスト8入りを果たした長身サウスポーのスペンスと、2000年シドニー五輪に出場した実績を持つタフで勇敢な「ライオン」、ブンドゥ。IBF世界ウェルター級王座への挑戦を掴むのは――。
スペンスはロンドン五輪ではメダルを獲得できなかったが、大会から3ヵ月後にプロ転向を果たし、4年間に20の白星を重ねてきた。多くのエリートがそうであるようにスペンスもキャリア初期は慎重なマッチメークが施されたが、昨年からは急に対戦相手の質がアップした。そんななか元世界ランカーのフィル・ロ・グレコ(カナダ)に3回TKO勝ち、クリス・バン・ヘーデン(南アフリカ共和国)との世界ランカー対決で8回TKO勝ちを収めて存在感を示した。そして今年4月、元世界王者のクリス・アルジェリ(アメリカ)から3度のダウンを奪って5回TKO勝ちを収め、激戦の階級でIBF2位まで上がってきた。
「TRUTH(本物)」というニックネームを持つスペンスは177センチの長身を生かしたサウスポーのボクサーファイター型で、スピードとパンチの切れに定評がある。かつてスパーリングで手合わせしたフロイド・メイウェザー(アメリカ=5階級制覇王者)が「彼こそが私の後継者」と太鼓判を押したというエピソードもある。すでにチャンピオン級の総合力を持つが、26歳と若く、多くの伸びしろも残している逸材だ。
一方のブンドゥは西アフリカのシエラレオネ出身の41歳で、現在はイタリア国籍を持っている。こちらも元オリンピアンだが、出場したのは16年前のシドニー大会だ。その前年には世界選手権で銅メダルを獲得するなどアマチュアでは輝かしい実績を残し、05年に30歳でプロに転じた。イタリアの国内王座、EBU−EU欧州共同体王座、EBU欧州王座、WBAインターコンチネンタル、英連邦王座など数多くのベルトを収集。その後、14年12月にはキース・サーマン(アメリカ)の持つWBA暫定世界ウェルター級王座に挑んだが、大差の12回判定負けという結果に終わった。ジャッジ三者が120対107と採点するワンサイドゲームではあったが、ブンドゥは初回にダウンを喫しながら最後まで抵抗して粘り強さをみせた。その後はEBU王座を再獲得するなど2連勝と復調し現在はIBF6位にランクされている。
試合が行われるニューヨークはスペンスの出身地であるうえ、体格、スピード、パワー、勢いなど総合的にみてスペンス有利は絶対的なものといえる。よって勝利はノルマといってもいいかもしれない。いまのスペンスはそれほど強い。注目すべきは、ウェルター級随一といわれるサーマンの強打にも耐え抜いたブンドゥを倒せるかどうかに絞られるといっても過言ではないだろう。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA    :キース・サーマン(アメリカ)
WBA 暫定:ダビド・アバネシャン(ロシア)
WBC    :ダニー・ガルシア(アメリカ)
IBF     :ケル・ブルック(イギリス)
WBO    :ジェシー・バルガス(アメリカ)

世界的に層の厚い階級だけに、現在も錚々たるメンバーがベルトを持っている。WBA王者のキース・サーマン(27=アメリカ)が28戦27勝(22KO)1無効試合、WBC王者のダニー・ガルシア(28=アメリカ)が32戦全勝(18KO)と無敗を誇る。この両者の頂上決戦が来春に計画中と伝えられる。
IBF王者のケル・ブルック(30=イギリス)は9月10日にゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の持つ世界ミドル級王座に挑んで5回TKO負けを喫し、37戦目にして初の黒星を経験することになった(36勝25KO1敗)。ウェルター級のIBF王座は保持したままだが、ゴロフキン戦で眼窩低骨折をしたためしばらくは戦線離脱することになる。練習復帰後にウェルター級で防衛戦を行うかスーパー・ウェルター級に転向するか決めると話しており、場合によってはIBF王座返上も考えられる。
WBO王者のジェシー・バルガス(27=アメリカ)は11月5日(日本時間6日)、アメリカのネバダ州ラスベガスで元6階級制覇王者、マニー・パッキャオ(37=比)の挑戦を受ける。66戦58勝(38KO)6敗2分のサウスポーが主役であることは間違いないが、28戦27勝(10KO)1敗のバルガスにも十分に勝機があるカードといえる。バルガスは身長で12センチ、リーチで10センチ勝り、年齢で10歳若いうえにスピードもある。パッキャオにとって与し易い相手とはいえない。
このクラスの若手ナンバー1は文句なしにエロール・スペンス(26=アメリカ)であろう。IBF王者のブルックのみならず他団体の王者たちも警戒心を強めているはずだ。王者経験者ではティモシー・ブラッドリー(33=アメリカ)、ショーン・ポーター(28=アメリカ)、アンドレ・ベルト(33=アメリカ)が返り咲きのチャンスを探っている。2階級制覇を狙うアミール・カーン(29=イギリス)、レイモント・ピーターソン(32=アメリカ)にももうひと暴れを期待したい。

S・ミドル級6回戦

ポール・スミス

元WBAインターナショナル S・ミドル級チャンピオン

ポール・スミス

(イギリス)

ダニエル・レジ

元ハンガリー L・ヘビー級チャンピオン

ダニエル・レジ

(ハンガリー)

ウェルター級4回戦

コナー・ベン

イギリス ウェルター級

コナー・ベン

(イギリス)

ジョー・ダカー

イギリス S・ライト級

ジョー・ダカー

(イギリス)

  • みどころ

いま最も勢いのあるイギリスの精鋭たちに注目
カラム・スミス対ノルバート・ネメサパティ
ポール・スミス対ダニエル・レジ
コナー・ベン対ジョー・ダカー

近代ボクシング発祥の地として知られるイギリスは、いま最も勢いのある国といっていいだろう。9月17日にリアム・スミス(28)がサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)にWBOスーパー・ウェルター級王座を奪われ、その1週間後にはライト級王座統一戦でアンソニー・クロラがホルヘ・リナレス(帝拳)に敗れてWBA王座を失ったが、それでもまだ12人の現役世界王者を擁しているのだ。
そんななか「13人目」の期待を担う一番手がスーパー・ミドル級でWBC1位にランクされるカラム・スミス(26)である。アマチュアを経て12年11月にプロに転向し、ここまで20戦全勝(15KO)というレコードを積み上げている。191センチの長身から左ジャブを突いて探りを入れ、右ストレートを放ってダメージを与えるとすかさず接近して角度のある左右のアッパー、フックで仕留めにかかるボクサーファイターだ。3回以内の決着が13度と早い勝負が多い一方、12ラウンドをフルに2度戦いきるなどスタミナも証明済みだ。今回の相手、ノルバート・ネメサパティ(ハンガリー)は24戦21勝(16KO)3敗の戦績を残している21歳だが、スミスが油断さえしなければ問題はないとみる。
ポール・スミス(33)は、前出のリアム、カラムの兄で「スミス4兄弟」の長兄として知られる。ちなみにポールの2歳下にスーパー・フェザー級のスティーブンがいる。ポール・スミスは13年のキャリアを持つベテランで、14年と15年にアルツール・アブラハム(ドイツ)の持つWBO世界スーパー・ミドル級王座に2度挑戦したことがある。2度とも判定負けに退いたあとアンドレ・ウォード(アメリカ)にも敗れた(9回TKO負け)が、その後は2連勝と復調している。43戦37勝(21KO)6敗。相手のダニエル・レジ(35=ハンガリー)も41戦28勝(15KO)13敗という戦績を収めているベテランだ。ドミニク・ボーセル(ドイツ=現WBO世界ライトヘビー級2位)やショーン・モナハン(アメリカ=現WBO世界ライト・ヘビー級3位、IBF4位、WBC6位)には敗れているが、直近の2試合はTKO勝ちを収めており油断は禁物といえる。
コナー・ベン(19)は90年代初頭に活躍した元世界2階級制覇王者、ナイジェル・ベンの息子として知られる。今年4月に1回TKO勝ちでプロデビューし、5月、6月と勝利を重ねている(3戦全勝2KO)。ワンツーを軸にした攻撃で相手に接近、左右のフック、アッパーで仕留めにかかるスタイルで、スピードがある。ただ、まだまだ評価を定める段階にはなく、今回のジョー・ダカー(31=イギリス 2戦1敗1分)戦は可能性をチェックする試合と位置づけたい。

 


Written by ボクシングライター原功

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