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みどころ・試合内容 /
2016年1月11日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

22戦全勝(17KO)の王者 VS 20連勝中の挑戦者
チャーロのスピードと強打に注目

ジャーマル&ジャーメルの双子のチャーロ兄弟のうち、最初に頭角を現したのは弟のジャーメルだったが、世界挑戦のチャンスを先に掴んだのは弟のジャーマルだった。15年9月、IBF世界スーパー・ウェルター級王者のコーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)に挑んだジャーマルは、ベテラン王者を4度倒して3回TKO勝ち。
プロデビューから7年、22戦全勝(17KO)で世界の頂点に辿り着いた。バンドレイジ戦では打ち下ろしの右で先制のダウンを奪い、タイミングのいい左のストレートでダウンを追加。左フックで3度目のダウンを奪い、最後は右クロスをテンプルに叩きつけて試合を終わらせた。チャーロのベスト・ファイトのひとつに挙げられる内容だった。
チャーロは08年9月のプロデビューから1年ほどは6戦全勝2KOと目立つ存在ではなかったが、以後の16戦は全勝、そのうち15KOと倒しまくっている。183センチの長身と183センチの恵まれたリーチを生かした攻撃的なアウトボクシングが身上で、バンドレイジ戦で披露したようにスピードのある左ジャブで突き放しておいて右ストレート、左フックに繋げるボクシングを確立しつつある。左ボディブローや右アッパーなども得意なパンチのひとつに数えられる。まだ25歳と若く、伸びしろを残したままチャンピオンになったこともあり、今後が楽しみな選手といえる。
挑戦者のキャンプフォートは09年3月にプロデビューした31歳で、22戦21勝(12KO)1敗の好戦績を残している。地域王座を獲得したこともなければ正確な力量を計れる相手との対戦経験も皆無のため、実力そのものは未知といってもいいだろう。峠を過ぎた元世界ランカー、ミルトン・ヌニェス(コロンビア)に3回TKO勝ち、同じく元世界ランカーのリチャード・グティエレス(コロンビア)に8回判定勝ちを収めてはいるが、実績不足、データ不足の印象は拭えない。両ガードを比較的高く上げた構えから右ストレート、左フックと繋ぐ正攻法のボクシング・スタイルで、脇を絞った打ち方が特徴の右ボクサーファイター型といえる。安定感のある構えの割にガードを割られるケースも多く、耐久力には不安が感じられる。
バンドレイジ戦で多彩なパンチと高い潜在能力を見せつけたチャーロが圧倒的有利であることは疑いようがない。慢心や調整不足という王者自身のトラブルがなければ、王座が移動する可能性は低いとみていいだろう。バンドレイジ戦を含め3回以内のKO勝ちが10度もあるチャーロが、今回も早い段階でエンジンを全開にするようだと早期決着の可能性もある。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ウェルター級トップ戦線の現状

WBA   :エリスランディ・ララ(キューバ)
WBA暫定:ジャック・クルカイ(ドイツ)
WBC   :空位
IBF    :ジャーマル・チャーロ(アメリカ)
WBO   :リアム・スミス(イギリス)

WBC王座とWBAのスーパー王座を持っていたフロイド・メイウェザー(アメリカ)が引退。また、王者級の実力と知名度を持つサウル・アルバレス(メキシコ)がミドル級に転向してWBC王座を獲得。前後してふたりのスター選手が抜けたため、このクラスのトップ戦線は混沌とし始めている。実力、実績ではWBA王者のエリスランディ・ララ(キューバ)が先行しているが、人気という点では厳しいものがある。無敗のWBO王者、リアム・スミス(イギリス)も奮闘しているが、まだまだ実績は十分とはいえない。アマチュア時代に世界選手権で優勝した実績を持つジャック・クルカイ(ドイツ)もドイツから出る気配はなく、認知度という点で物足りなさが残る。
むしろ戴冠試合のインパクト、25歳の若さ、潜在能力の高さからみてIBF王者のジャーマル・チャーロ(アメリカ)が、この階級の主役を張ることになるのではないかと思われる。そのためにもウィルキー・キャンプフォート(アメリカ)との初防衛戦は圧倒的な強さを見せつけて突破してほしいところだ。
王者たちを脅かす一番手は、活動不活発のためにWBO王座を剥奪されたデメトリアス・アンドレイド(アメリカ)だろう。08年北京五輪に出場した経験を持つ長身(185センチ)のサウスポーは、プロでは22戦全勝(15KO)と挫折を知らない。近い将来、再び王座に絡んでくるはずだ。ジャーマルの弟でWBC1位にランクされるジャーメル・チャーロ(アメリカ)も2016年には世界戦のリングに上がることになりそうだ。

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