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みどころ・試合内容 /
2015年8月10日 放送

みどころ・試合結果

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8月10日放送

[WOWOWライブ] 8/10(月)よる9:00 [WOWOWライブ] [再] 8/15(土)午前9:00

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激戦区のミドル級にIBF新王者が誕生する!

IBF世界ミドル級王座決定戦

ハッサン・ヌダム・ヌジカム

IBF世界ミドル級1位

ハッサン・ヌダム・ヌジカム

(カメルーン)

デビッド・レミュー

IBF世界ミドル級4位

デビッド・レミュー

(カナダ)

>> 試合結果 <<
3-0 デビッド・レミュー の判定勝ち
>> 試合結果 <<
3-0 ベルモンテ の判定勝ち

ゲスト:村田諒太(帝拳)

  • みどころ

3度目の戴冠狙う元王者 VS カナダの人気者
オッズは3対2でレミュー有利

この2年、IBFのミドル級王座は持ち主が目まぐるしく変わっている。13年後半にダニエル・ギール(オーストラリア)からダーレン・バーカー(イギリス)、さらにフェリックス・シュトルム(ドイツ)へと王座が移動し、14年になってサム・ソリマン(オーストラリア)が戴冠。そのソリマンも10月にはジャーメイン・テイラー(アメリカ)にベルトを奪われた。いずれも初防衛戦での王座陥落だった。07年以来7年ぶりの返り咲きを果たしたテイラーは今年2月、初防衛戦を前に不祥事をおこして身柄を拘束され、のちに王座を剥奪された。ギール以降、IBF王者は4代続けて防衛することなく王座を失ったことになる。
その空位になった王座を埋めるべくヌジカムとレミューが拳を交えるわけだ。ヌジカムは中央アフリカのカメルーン出身の31歳で、04年アテネ五輪ミドル級8強の実績を残している。アマチュア戦績は84戦77勝4敗3分。五輪の4ヵ月後にプロ転向を果たし、以後はフランスをホームにしている。10年にWBAの暫定王者になり、12年にはWBOでも暫定王座を獲得。正王者に昇格したものの初防衛戦でピーター・クィリン(アメリカ)に敗れ、政権は短命に終わった。そのクィリン戦では合計6度のダウンを喫するという派手な敗北だったが、最後まで勝負を捨てずに攻め続けた姿が印象的だった。その後は4連勝(1KO)と復調しており、昨年10月には世界挑戦経験者のカーチス・スティーブンス(アメリカ)に勝って指名挑戦者の地位を確定させている。32戦31勝(18KO)1敗。膝でリズムを刻みながら回転の速い左右のフックで迫る好戦派で、12ラウドをフルに5度戦っているようにスタミナもある。
IBF4位にランクされるレミューは07年に18歳でプロデビュー後、35戦33勝(31KO)2敗の戦績を残しているスラッガーで、カナダでは絶大な人気を誇る。レミューは初陣から20連続KO勝ちを含む25連勝(24KO)を収めて世界上位に進出したが、11年にのちのWBC暫定世界ミドル級王者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)、元WBA世界スーパー・ウェルター級王者ジョアシム・アルシン(カナダ)に連敗を喫して急停止。カナダのホープにありがちな挫折、没落パターンかと思われたが、そこからレミューは巻き返した。以後、世界挑戦の経験を持つフェルナンド・ゲレロ(アメリカ)やガブリエル・ロサド(アメリカ)といった強豪相手に8連勝(7KO)を収めている。昨秋にはゴールデンボーイ・プロモーションズと契約を交わし、35戦目にして初めてアメリカのリングに上がった。KO率88パーセントの戦績が示すとおりの強打者で、上体を沈めながら相手に肉薄して左右の連打で仕留めるファイター型といえる。以前は単調なラッシャーだったが、2度の敗北を経験後は左フックのタイミングや精度が格段にアップし、上下の打ち分けも巧みになった。
ともに連打力のある好戦的なタイプだが、一発の破壊力ではレミューが勝る。その一方、ともに耐久力には課題を残しているだけに序盤からKOのスリルを孕んだ打撃戦になりそうだ。オッズは3対2でレミュー有利と出ているが、地元開催という以外に26歳のホープに絶対的なアドバンテージがあるわけではない。一発で流れが変わるエキサイティングな試合が期待される。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:クリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)
WBC   :ミゲール・コット(プエルトリコ)
WBC暫定:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :空位
WBO   :アンディ・リー(アイルランド)

WBAのスーパー王座とWBC暫定王座を保持しているゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が頭ひとつ抜けた存在といえる。5年間に14連続KO防衛を果たしており、体格と力量が拮抗したライバル探しが難航しているところだ。今回のハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン)対デビッド・レミュー(カナダ)の試合も、どちらかが派手な勝ち方をすればゴロフキンの相手候補に急浮上する可能性があるだけに注目度は高い。WBC王者のミゲール・コット(プエルトリコ)はゴロフキンとの団体内統一戦を義務づけられているが、11月にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との試合を計画しており、ゴロフキン戦は先送りになりそうだ。
WBAのレギュラー王者ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)はセルジオ・モーラ(アメリカ)、WBO王者アンディ・リー(アイルランド)は指名挑戦者ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)との防衛戦が決まっている。
新しい勢力としては、12年ロンドン五輪金メダリストでプロ転向後は7戦全勝(5KO)の村田諒太(帝拳)と、その村田に11年のアマ世界選手権決勝で勝っているイェフゲン・ヒトロフ(ウクライナ=10戦全勝9KO)に注目したい。


NABF北米ライト級タイトルマッチ

ディエリー・ジャン

NABF北米ライト級チャンピオン

ディエリー・ジャン

(カナダ)

ジェリー・ベルモンテ

アメリカ ライト級

ジェリー・ベルモンテ

(アメリカ)

  • みどころ

世界挑戦経験者同士のサバイバル戦
3連続KO勝ちのジャンにアドバンテージ

ジャンはアドニス・スティーブンソン(WBC世界ライト・ヘビー級王者)やジャン・パスカル(元WBC世界ライト・ヘビー級王者)らと同様、カリブのハイチ出身でカナダを主戦場にしている。NABF&NABA北米スーパー・ライト級王座を獲得するなどして世界上位に進出し、昨年1月には指名挑戦者としてレイモント・ピーターソン(アメリカ)の持つIBF世界スーパー・ライト級王座にも挑んだが、判定で敗れている。その後はライト級に転じ、NABF北米王座を獲得するなど3連続KO勝ちを収めている。現在はWBC5位、IBF10位、WBO11位に名を連ねており、再挑戦の機会を待っている。29戦28勝(20KO)1敗。
一方のベルモンテスは05年の世界ジュニア五輪で銅メダル、07年の五輪米国予選では4強に入るなどアマチュアのエリートとして知られる。現世界ライト級休養王者のオマール・フィゲロア(アメリカ)とはアマチュア時代に5度対戦、すべて勝っているほどだ。しかし、プロでは昨年4月にフィゲロアの持つ王座に挑んで判定負けを喫するなど順風満帆とはいかず、ここまで25戦19勝(5KO)6敗と苦しんでいる。現在はフィゲロア戦を含めて3連敗中だ。
サバイバルマッチとはいえ、近況を見るかぎりジャン有利は不動といえる。再挑戦に繋がるような内容をともなった勝利がノルマといっていいだろう。

 


Written by ボクシングライター原功