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みどころ・試合内容 /
2015年4月6日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

トップ戦線参入を狙う両者
強打者同士のサバイバルマッチ

 ウェルター級でWBO6位、WBC12位、IBF15位にランクされる亀海と、2度の世界挑戦を経験しているWBC17位のゴメス。
マニー・パッキャオ(フィリピン)、フロイド・メイウェザー(アメリカ)を中心にスター選手が揃う階級のトップ戦線に割って入るためにも、ともに負けられない大事な一戦だ。
 亀海はディフェンス技術に長けた右の強打者で、これまでに日本タイトルを獲得しており、現在は東洋太平洋タイトルを保持している。アジア圏では頭ひとつ抜け出た存在で、視線は世界に向けられている。すでにアメリカでも5戦を経験しているが、2勝(2KO)2敗1分と五分の数字だ。敗れたとはいえ昨年6月には元世界4階級制覇王者のロバート・ゲレロ(アメリカ)と壮絶な打撃戦を展開して名前を売っており、12月の再起戦では派手な4回TKO勝ちを収めている。ここで知名度の高いゴメスを蹴散らすことができればさらなる可能性が膨らむはずだ。
 そのゴメスは亀海よりも2歳年長の34歳で、01年のプロデビューから足かけ15年のキャリアを誇る。勝敗はともかくゴメスはミゲール・コット(プエルトリコ)、サウル・アルバレス(メキシコ)をはじめピーター・マンフレッド(アメリカ)、アルツロ・ガッティ(カナダ/アメリカ)、ベン・タッキー(ガーナ/アメリカ)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)、ホセ・ルイス・カスティージョ(メキシコ)、ショーン・ポーター(アメリカ)といった錚々たるメンバーと拳を交えてきた猛者だ。コット戦とアルバレス戦は世界戦でもあった。12年から2年のブランクがあったが戦線復帰。これが再起2戦目となる。2度の世界戦は棄権とレフェリー・ストップによるTKO負けだったが、元来は頑丈なタイプとしても知られている。気の強さを前面に出して自ら攻撃することが多いが、相手によっては適度に足をつかいながら戦うこともある。
 7対4で亀海有利のオッズが出ているように、近況は亀海の方が上を行っている。特に打ち下ろすように放つ右や左ボディブローはタフなゴメスをも脅かすに十分な破壊力を持っている。序盤で流れをつかめば一気に持っていく可能性もあるが、その一方で淡白な組み立てになると付けいられる危惧もある。ゴメスにはそれだけの巧さがあるだけに要注意といえよう。戦績は亀海が28戦25勝(22KO)2敗1分、ゴメスは32戦24勝(12KO)6敗2分。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC   :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA      :キース・サーマン(アメリカ)
WBA暫定   :アンドレ・ベルト(アメリカ)
WBC      :ロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF       :ケル・ブルック(イギリス)
WBO      :マニー・パッキャオ(フィリピン)

 5月2日(日本時間3日)に直接対決するWBO王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)とフロイド・メイウェザー(アメリカ)が、この階級のみならず現在の世界のボクシング界の両巨頭といえる。WBA王者のキース・サーマン(アメリカ)は3月に元4階級制覇王者ロバート・ゲレロ(アメリカ)からダウンを奪って快勝、評価を上げたばかりだ。まだ経験値や知名度、人気といった点ではふたりには遠く及ばないが、近い将来、スター戦線のトップを走る可能性を秘めた選手といえる。同じことはIBF王者のケル・ブルック(イギリス)にもいえる。
 このクラスはランカーにも力のある選手がひしめいている。4階級制覇の実績を持つファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、スピードに定評のある元スーパー・ライト級王者アミール・カーン(イギリス)、メイウェザーを苦しめたマルコス・マイダナ(アルゼンチン)、捲土重来を期す前WBO王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)、そして前IBF王者のショーン・ポーター(アメリカ)と、実績十分のスター選手がずらりと顔を揃えている。若手ではファン・カルロス・アブレグ(アルゼンチン)を下したサダム・アリ(アメリカ)の評価が急上昇中だ。今回の亀海喜寛(帝拳)対アルフォンソ・ゴメス(メキシコ)は、そんななかに割って入るためのサバイバルマッチと位置づけることができる。


  • みどころ

4階級制覇への布石
無敵のゴンサレスが自国で無冠戦

 昨年9月に八重樫東(大橋)を9回TKOで下して3階級制覇を成し遂げたゴンサレスが、11月の初防衛戦を経て今回の無冠戦に臨む。遠からず狙うことになるスーパー・フライ級での世界戦を想定してのテストマッチといっていいだろう。ゴンサレスは41戦全勝(35KO)という軽量級ばなれした驚異的な戦績を誇る強打者で、上下左右のコンビネーションで攻め落とす万能型といえる。減量に苦しんだミニマム級時代に苦戦を強いられたことはあるが、それ以外はほとんどの試合をワンサイドで終わらせている。
 相手のレオンは99年2月にプロデビューした35歳のベテランで、これが70戦目となる(69戦38勝21KO28敗3分)。20代前半にはミニマム級とライト・フライ級のWBC米大陸王座を獲得したこともあり、10年ほど前にはWBCランキングで20位台に顔を出したこともある。武運には恵まれていないが、イサック・ブストス、ウーゴ・カサレス、ジョバンニ・セグラ、フリオ・セサール・ミランダ、ファン・カルロス・サンチェス、エルナン・マルケス(いずれもメキシコ)ら世界王者経験者との対戦も多い。
 レオンの経験は侮れないが、現在の勢いや力量を比較するとゴンサレス有利は絶対的なものといえる。自国開催という点もプラスに作用するものと思われる。ゴンサレスの強打に要注目だ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

日本で戴冠のテテが英国で初防衛戦
オッズは11対4でバトラー有利

 テテは昨年7月、神戸で行われた王座決定戦で帝里木下(千里馬神戸)に大差の判定勝ちを収めて戴冠を収めた26歳のサウスポー。その試合ではダウンを奪うことはできなかったが、22戦19勝(16KO)3敗の戦績が示すとおりの強打者だ。スーパー・フライ級にしては175センチとずば抜けた長身で、左構えから鞭のような切れのあるパンチを繰り出す。コンパクトに腕を折りたたんで突き上げるアッパーもある。メキシコ、アルゼンチン、日本での3試合を含め12ラウンドをフルに5度戦い切った経験があるようにスタミナも問題ない。
 挑戦者のバトラーは「童顔の暗殺者」のニックネームを持つ26歳で、17戦全勝(8KO)というレコードを誇る。英国王座、英連邦王座、WBA&WBOインターコンチネンタル王座などを手中にしたあと、昨年6月にはスチュアート・ホール(イギリス)を破ってIBF世界バンタム級王座も獲得。しかし、これは1ヵ月足らずで返上してしまい、自身がベストウェートというスーパー・フライ級に戻った。10月にテストマッチを挟み、今回の試合に臨む。
 オッズは期待を含め11対4と地元の挑戦者有利と出ている。バトラーが適度に足をつかいながら左ジャブで痩身の王者をコントロールするだろうという見方が多いようだ。しかし、これまでも敵地での試合経験があるサウスポーのパンチャーを甘く見るのは危険だといえる。接戦が予想される。

 


Written by ボクシングライター原功

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