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みどころ・試合内容 / 2014年11月3日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

名誉回復狙うサリドと4度目の挑戦にかけるターサック
打撃戦不可避のベテラン対決

このクラスのWBO王者ミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)は今年1月に防衛戦を行ったのを最後にリングから遠ざかっており、試合予定も立っていない。そのためWBOは暫定王座を設けることを決定し、1位のサリドと2位のターサックのカードが実現することになった。
サリドはフェザー級で2度の世界王座獲得実績を持つ元王者で、勝てば2階級制覇となる。ただし、今年3月のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦では試合前日の計量で体重オーバーの失態を犯しており、試合には勝ったものの株を落としている。よって、この試合は名誉回復をかけた戦いでもある。サリドは96年に15歳でプロデビュー後、ここまで56戦42勝(28KO)12敗2分1無効試合の戦績を残している33歳のベテランで、世界戦だけでも11度を経験している(6勝4KO4敗1無効試合)。特筆すべきは11年4月に当時無敗だったファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)に8回TKO勝ちを収め、再戦でも10回TKOで返り討ちにしている点であろう。前述のとおりプロ2戦目で戴冠を狙ったロマチェンコを退けたことも付記しておく必要があるだろう。リスクを承知で接近を図り、中近距離で左右の連打をまとめる攻撃型の選手といえる。戦い方は執拗で狡猾だ。ただ、ガルシアには4度のダウンを喫しており、ロマチェンコ戦でも最終回にダウン寸前の窮地に陥るなど、最近は耐久面に不安を抱えてもいる。
一方のターサックは身長165センチの小柄なサウスポーで、好戦的な戦いぶりから「ピット・ブル」(闘犬)のニックネームを授かっている。ムエタイを経て03年に国際式に転じ、これまで58戦53勝(33KO)4敗1分の戦績を残している。06年にファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、08年にスティーブン・ルエバノ(アメリカ)、12年4月には来日して粟生隆寛(帝拳)に挑戦したが、いずれも目的を達成することはできずに終わった。しかし、粟生戦後は7連勝(2KO)と復調しており、現在はWBO2位までランクを上げている。今年から元協栄ジムトレーナーの篠田誠司氏の指導を受けており、4度目の大舞台で悲願達成を狙う。
サリドが右構え、ターサクがサウスポーという違いはあるが、ともに攻撃型ということで打撃戦は必至と思われる。地元の利に加え大舞台の経験数でも勝るサリド有利は動かしがたいが、動きが単調になると厳しい局面に立たされる可能性もある。序盤から目の離せない打ち合いになりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



三浦隆司

三浦隆司

S・フェザー級トップ戦線の現状

WBA   :内山高志(ワタナベ)
WBA暫定:ブライアン・バスケス(コスタリカ)
WBC   :三浦隆司(帝拳)
IBF    :ランセス・バルテレミー(キューバ)
WBO   :ミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)

11月22日に横浜国際プールで指名挑戦者エドガル・プエルタ(メキシコ)を相手に3度目の防衛戦に臨むWBC王者の三浦隆司(帝拳)と、12月31日にイスラエル・ペレス(アルゼンチン)を迎えて9度目の防衛戦を予定しているWBA王者の内山高志(ワタナベ)を擁する日本にとって、この階級は一段と注目度が高い。世界的な評価はWBO王者のミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)が高いが、ビジネス面での摩擦が原因で1月から活動実績がない。そのため、今回の暫定王座決定戦(オルランド・サリド対ターサク・ゴーキャットジム)が行われることになったという経緯がある。一時期、サリドは三浦の王座に挑戦を希望していたこともあり、勝てば統一戦という可能性も浮上してきそうだ。IBF王者のランセス・バルテレミー(キューバ)は長身のパンチャー型で、22戦21勝(12KO)1無効試合と無敗をキープしている。
ランカー陣のなかでは元オリンピアンのフランシスコ・バルガス(メキシコ)に勢いがある。主要4団体すべてでトップ15に名を連ねており、どの王座に狙いを定めてくるのか要注目だ。プエルトリコの切り札とも言われるホセ・ペドラサも18戦全勝(12KO)と上昇気流に乗っている。元WBA世界フェザー級暫定王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)、内山と負傷引き分けに終わったマイケル・ファレナス(フィリピン)、2度目の挑戦を狙うディエゴ・マグダレノ(アメリカ)、デビス・ボスキエロ(イタリア)を連破した欧州の雄ロメイン・ジャコブ(フランス)らも挑戦の機会を狙っている。

※2014年10/24時点でのデータ


  • みどころ

キューバの旋風 VS 南米の地域王座コレクター
バルテレミの真価が問われる一戦

バルテレミは昨年1月にアラシュ・ウスマニー(カナダ)との世界ランカー対決を制し、さらにファーサイ・サックリーリン(タイ)との挑戦者決定戦では2回KO勝ち。こうした手順を踏んで今年1月、アルヘニス・メンデス(ドミニカ共和国)に挑み、いったんは2回KO勝ちで新王者として手を挙げられた。
しかし、フィニッシュブローがゴング後だったとして試合は無効試合に変更され、王座はメンデスに差し戻された。7月、メンデスとの因縁の再戦に臨んだバルテレミは、今度は文句のない判定勝ちW収め、現在の王座を手に入れた。180センチの長身と185センチのリーチを生かしたボクサーパンチャー型で、左フックと右ストレートは切れがある。21戦20勝(12KO)1無効試合。王者としての真価が問われる重要な初防衛戦といえる。

挑戦者のサウセドは01年にプロデビュー。ここまで61戦52勝(8KO)6敗3分のレコードを残している。10年12月にWBA世界フェザー級スーパー王者、クリス・ジョン(インドネシア)に挑戦したことがあるが、このときは12回判定負けという結果に終わった。特筆すべきは、その後に14連勝(7KO)を収めていることである。しかも、それまでの45戦でKO勝ちがひとつしかなかったのが、この4年間で3連続を含めて7KOを記録しているのだ。ひと皮むけたということなのかもしれない。その勢いと自信を2度目の大舞台で出すことができるかどうか。

 


Written by ボクシングライター原功

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