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みどころ・試合内容 / 2014年11月10日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

メキシコのスター選手対決
ゴンサレスの左か アルセの連打か

<ジョニー・ゴンサレス> 1981年9月15日、メキシコ生まれの33歳。アマ戦績:178戦164勝14敗。99年8月にプロデビュー。獲得した世界王座:WBOバンタム級、WBCフェザー級(2度)。戦績:64戦56勝(47KO)8敗。KO率≒73%。身長169センチ、リーチ175センチ。

<ホルヘ・アルセ> 1979年7月27日、メキシコ生まれの35歳。
アマ戦績:40戦37勝3敗。96年1月に16歳でプロデビュー。獲得した世界王座:WBO&WBC・L・フライ級、WBCフライ級、WBA&WBO・S・フライ級、WBOバンタム級、WBO・S・バンタム級。戦績:74戦64勝(49KO)7敗2分1無効試合。KO率≒66%。身長164センチ、リーチ168センチ。

10年前、ゴンサレスがバンタム級、アルセはL・フライ級だったが、5年前にはゴンサレスがS・バンタム級、アルセはS・フライ級に転向。その両者が巡り巡ってフェザー級で拳を交えることになった。33歳の王者と、史上3人目の6階級制覇を狙う35歳の挑戦者。話題性の多いカードといえる。

ゴンサレスは3年半前に長谷川穂積(真正)を右フック一発で4回TKOに下しWBC世界フェザー級王座を獲得しているが、最大の武器は左フックだ。体をわずかに左側に傾斜して繰り出すアッパー系の左は一撃で10カウントを聞かせる破壊力を持っている。昨年8月には無敗だったアブネル・マレス(メキシコ)も、この左でキャンバスに這いつくばった。反面、耐久力に課題を抱えている。西岡利晃(帝拳)にアゴを打ち抜かれてTKO負けを喫しているほか、ボディを攻められてKO負けを喫した試合もある。

オスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)に次ぐ史上3人目の6階級制覇を狙うアルセは、闘志を前面に出して戦うファイターといっていいだろう。一発の破壊力ではゴンサレスに及ばないが、好機に繰り出す連打は回転が速く執拗だ。ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)からWBO世界S・バンタム級王座を奪った試合では終盤でリードを許していたが、最後の2回で逆転している(11年5月)。こうした例でも分かるように勝負勘、経験値は高いものがある。2年前にノニト・ドネア(フィリピン)に3回KO負けを喫したが、以後は3連続KO勝ちと勢いを取り戻しているのも好材料といえよう。

体格や一発のパンチ力などで勝るゴンサレス有利は不動といっていいだろう。リードブローで突き放し、ナチョ・ベリスタイン・トレーナー仕込みの右で煽り、十八番の左フックで仕留める可能性が最も高いとみる。その一方、地元ロスモチス出身のアルセが声援に押され思い切りよく相手の懐に飛び込み、ボディから顔面にパンチを切り返すシーンも想像できる。特に前半でアルセが主導権を握った場合は勝負の行方は分からなくなりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



ニコラス・ウォータース

ニコラス・ウォータース

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC :ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)
WBA暫定 :ヘスス・アンドレス・クェジャル(アルゼンチン)
WBC    :ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
IBF     :イブゲニー・グラドビッチ(ロシア)
WBO    :ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

10月18日にニコラス・ウォータース(ジャマイカ)が5階級制覇の実績を持つノニト・ドネア(フィリピン)に6回TKO勝ちを収めたことで、このクラスは大混戦となってきた。ウォータースは実績も知名度もあるWBC王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)との頂上決戦を希望しており、すでに両陣営は対戦に向けた予備交渉を開始していると伝えられる。しかし、ウォータースと契約を交わしているトップランク社は、ウォータースとWBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との統一戦を計画中と報じられている。ロマチェンコが11月23日に中国特別行政区マカオで1位のチョンラタン・ピリャピニョ(タイ)との防衛戦を控えているため、大きな動きがあるとしたらその後ということになりそうだ。いずれにしてもフェザー級トップ戦線は25戦全勝(21KO)の「アックスマン」、ウォータースを中心に回り出したといっていいだろう。

IBF王者イブゲニー・グラドビッチ(ロシア)に対しては、挑戦者決定戦でジョエル・ブランカー(オーストラリア)を下したリー・セルビー(イギリス)が待機。そのほか現WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)が期待を寄せるヘイソン・べレス(プエルトリコ)、元WBO世界S・フライ級王者マルビン・ソンソナ(フィリピン)らが挑戦の機会を狙っている。さらに前WBC王者アブネル・マレス(メキシコ)も返り咲きのチャンスをうかがっている。

※10/31時点のデータを掲載しております。


  • みどころ

サウスポーの強打者 VS 長身のボクサー
レベデフは16ヵ月ぶりのリング

この1年半、WBAのクルーザー級王座を巡る動きは極めて複雑だ。もともと正王者だったギジェルモ・ジョーンズ(パナマ)は試合枯れにともない休養王者に変更され、暫定王者だったレベデフが正王者に昇格。こうしたなか13年5月には両者の統一戦が行われ、逆転の11回KO勝ちを収めたジョーンズが正王者に返り咲いた。ところが後日、ドーピングでジョーンズの尿から陽性反応が出たため、試合結果はそのままにしてレベデフに王座が差し戻されるという異例の事態が起こった。休養王者に戻ったジョーンズと正王者レベデフは今年4月に雌雄を決するはずだったが、なんと開始の数時間前になって試合は中止に。ジョーンズから再び陽性反応がみられたことが原因だった。レベデフが16ヵ月も実戦から遠ざかることになった一因は、こうした不可抗力によるものといえる。

レベデフは好戦的なサウスポーで、28戦26勝(20KO)2敗と高いKO率を誇る。エンゾ・マカリネリ(イギリス)、ロイ・ジョーンズ(アメリカ)、ジェームス・トニー(アメリカ)といった元世界王者に勝った実績を持っている。3年前から元世界王者コンスタンチン・チュー(ロシア)の指導を受けている。

対するコロズィーは33戦全勝(18KO)と一点の曇りもないレコードを誇る34歳で、これまでユース王座やWBA、IBFのインターコンチネンタル王座などを獲得している。193センチの長身を生かしたボクサー型で、ロシアでの試合は初めてとなる。

コロズィーが体格のアドバンテージを生かしたアウトボクシングを貫くことができれば戴冠も夢ではないが、経験値と攻撃力で勝るレベデフの強打をかわし切るのは難しそうだ。


Written by ボクシングライター原功



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