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みどころ・試合内容 / 2014年7月28日 放送

みどころ・試合結果

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7月28日放送

[WOWOWライブ] 7/28(月)よる9:00 [再] 8/2(土)午前9:00

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全勝対決!次世代スター王者クロフォードvs3階級制覇ガンボア

WBO世界ライト級タイトルマッチ

テレンス・クロフォード

WBO世界ライト級チャンピオン

テレンス・クロフォード

(アメリカ)

ユリオルキス・ガンボア

元3階級制覇チャンピオン

ユリオルキス・ガンボア

(キューバ)

>> 試合結果 <<
9R KO テレンス・クロフォード の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 マット・コロボフ の判定勝ち
  • みどころ

23戦全勝(16KO)同士の対決
ネブラスカ州オマハで42年ぶりの世界戦

今年3月、相手国に乗り込んでリッキー・バーンズ(イギリス)を12回判定で下して王座を獲得したクロフォードと、04年アテネ・オリンピックのフライ級金メダリストで、プロではフェザー級、S・フェザー級(暫定王座)、ライト級(暫定王座)の3階級を制覇したガンボア。奇しくもプロで23戦全勝(16KO)という同じ戦績を残している両雄が、クロフォードの地元でもあるアメリカ中部ネブラスカ州のオマハで拳を交えることになった。進境著しい26歳のWBO王者が凱旋防衛を果たすのか、それとも32歳のガンボアがまたひとつタイトルのコレクションを増やすのだろうか。

クロフォードはアマチュア時代に全米ゴールデングローブ大会準優勝や全米選手権3位など、国内のトップ選手として活躍。08年にプロ転向を果たし、トップランク社の庇護もあったものの順調に力をつけてきた。昨年はブレイディス・プレスコット(コロンビア)、アレハンドロ・サナブリア(メキシコ)、さらにアンドレイ・クリモフ(ロシア)と世界ランカー3人を連破。指名挑戦者として臨んだバーンズ戦でも危なげなく勝利を収めて戴冠を果たした。スピードと勘のよさを身上とする右のボクサーファイター型で、パンチもシャープだ。

対するガンボアは、この試合が決まるまではWBAのライト級暫定王者として認定されていたが、昨年6月以来のブランクとWBO王者との対戦が決まったこともあり暫定王座を剥奪されている。こちらは04年アテネ・オリンピックで金メダルを獲得するなどアマチュアで245戦230勝15敗(144戦122勝19敗3分説もある)の戦績を残したあと亡命を果たしてプロに転向した。09年にフェザー級王座を獲得後、2年前にS・フェザー級、1年前にライト級に上げてWBAの暫定王座を獲得したが、この2年間はビジネス上のトラブルもあってその2試合だけに留まっている。身長166センチ、リーチ165センチとライト級では小柄だが、中間距離で突き刺す左ジャブはスピードがあり、好機には一気に回転の速い連打で畳みかける好戦的なスタイルを持っている。反面、不用意に相手のパンチを浴びてダウンを喫したことも多く、スリリングな右ボクサーファイターといえる。

偶然にも両者は同じ戦績を残しているが、それもふたりにとっては癪に障るらしい。「一緒にしないでほしいね。俺はオリンピックの金メダルも取っているし、プロでは3階級制覇を成し遂げているんだ」とガンボアが中身の濃さを主張すれば、クロフォードも黙ってはいない。「なにを言っているんだ。3階級制覇といっても、ふたつは暫定王座じゃないか。それはカウントしないよ」とやり返している。

予想も真っ二つに分かれている。王者有利を唱える人は「体格で勝るうえに地の利があるクロフォードが勢いの差そのまま突っ走るだろう」と主張。ガンボア支持者は「大きな試合になれば経験がものをいう。ガンボアが強打で攻め落としてしまうだろう」というのだ。オッズは5対3で前者を支持している。ネブラスカ州オマハで世界戦が開催されるのは1972年5月25日、地元のロン・スタンダー(アメリカ)がジョー・フレージャー(アメリカ)の持つ世界ヘビー級王座に挑んで以来、実に42年ぶりのこと。どんな歴史が刻まれるのだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



オマール・ナルバエス

オマール・フィゲロア

ライト級トップ戦線の現状

WBA:リチャード・アブリル(キューバ)
WBC:オマール・フィゲロア(アメリカ)
IBF :ミゲール・バスケス(メキシコ)
WBO:テレンス・クロフォード(アメリカ)

6度の防衛を記録しているIBF王者ミゲール・バスケス(メキシコ)が実績面ではリードしているが、絶対的な強さを誇っているわけではなく、トップ戦線は混戦といえる。そんななか24歳のWBC王者オマール・フィゲロア(アメリカ)と、26歳のWBO王者テレンス・クロフォード(アメリカ)は無敗ということもあり、多くの可能性を感じさせる。フィゲロアは8月に予定されるWBC1位のダニエル・エストラーダ(メキシコ)との指名防衛戦が目の前のヤマといえる。クロフォードも今回のユリオルキス・ガンボア(キューバ)は大きな関門といえる。

ランカー陣では3階級制覇を狙うホルヘ・リナレス(帝拳)がWBC王座への挑戦の順番待ちという状況だ。同じく3階級制覇に照準を合わせている粟生隆寛(帝拳)も挑戦の機会を待っている。昨年9月、クロフォードの前のWBO王者リッキー・バーンズ(イギリス)に挑戦して引き分けているレイムンド・ベルトラン(メキシコ)は、今年4月にアラシュ・ウスマニー(カナダ)に勝ってWBOの指名挑戦権を獲得している。

パウルス・モーゼス(ナミビア)、ファン・ディアス(アメリカ)、ローマン・マルチネス(プエルトリコ)ら元世界王者も復帰のチャンスをうかがっている。


WBOインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦

マット・コロボフ

WBO世界ミドル級1位

マット・コロボフ

(ロシア)

ホセ・ウスカテギ

WBO世界ミドル級4位

ホセ・ウスカテギ

(ベネズエラ)

  • みどころ

23戦全勝の3位 VS 22戦全勝の5位
事実上のWBO挑戦者決定戦

コロボフは05年、07年の世界選手権で連覇を果たすなどアマチュアでは常にトップのエリートとして活躍した。08年の北京オリンピックでは大本命と目されたが2回戦で敗退。その際に通信社が大番狂わせとしてニュースを世界中に配信したほどだった。トップランク社と契約して08年にプロ転向後は慎重なマッチメークが続き、世界ランキングに名を連ねながら昨年12月の22戦目が初10回戦だった。サウスポーの技巧派強打者で、23戦全勝(14KO)と、まずは順調に白星を重ねてきた。現在はWBO世界ミドル級3位にランクされており、この試合をクリアすれば念願の世界挑戦が見えてくる。

一方のウスカテギは22戦全勝(18KO)の戦績が示すとおりの強打者で、ヘスス・アンヘル・ネリオ(メキシコ=今年5月、村田諒太にTKO負け)戦や、WBO南米ミドル級王座を獲得した前戦を含め、このところ5連続KO勝ちを記録している。188センチの長身に加え23歳という若さも武器といえる。こちらはWBOのS・ミドル級5位に名を連ねており、3位のコロボフを破るとなれば大きなチャンスが転がり込む可能性が高い。

WBOのインターコンチネンタル王座の決定戦だが、事実上のWBOミドル級王座の指名挑戦者決定戦ともいえるカードだ。スキルで勝るコロボフ有利が伝えられるが、ウスカテギのパワーが番狂わせを起こす可能性もある。序盤からスリリングな攻防が展開されそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功