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みどころ・試合内容 / 2014年2月10日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

2階級制覇王者 VS パッキャオの元スパー・パートナー
オッズは5対1でアレキサンダー有利だが…

当初、アレキサンダーは元WBA&IBF世界S・ライト級王者アミール・カーン(イギリス)と対戦する方向で交渉が進んでいた。日程や開催地も内定していたが、フロイド・メイウェザー(アメリカ)との対戦プランが浮上したカーンがアレキサンダー戦を見送ったという経緯がある。そこでポーターにチャンスが回ってきたわけだ。オッズは5対1でアレキサンダー有利と出ているが、簡単な試合にはならないはずだ。

アレキサンダーはアマチュアで310戦以上を経験し、敗れたのは10度だけだったと伝えられる。04年のアテネ五輪の国内予選で敗退したのを機に17歳3ヵ月の若さでプロに転向。以来、9年のキャリアで26戦25勝(14KO)1敗という見事な戦績を残している。09年にはジュニア・ウィッター(イギリス)との決定戦を制してWBCのS・ライト級王座を獲得。ファン・ウランゴ(コロンビア)との統一戦にも勝ってIBF王座を吸収。さらにWBO王者のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)とも拳を交えたが、ここは空回りさせられて10回負傷判定負けを喫した。これがプロ唯一の敗北だ。12年にはランドール・ベイリー(アメリカ)の強打を完封して2階級制覇を達成。初防衛戦は挑戦者が変更になったすえ相手が計量で失格するというハプニングがあったが、試合では7回終了TKO勝ちを収め格の違いを見せつけている。スピードを生かしたサウスポーの技巧派で、ペースをつかんだときは手数も多く出る。

「距離をとったときはシュガー・レイ・レナード(アメリカ=元世界5階級制覇王者)のように戦い、接近したときはマイク・タイソン(アメリカ=元世界ヘビー級王者)のように戦える」と、アレキサンダーは自分の戦闘スタイルに絶対の自信を持っている。

挑戦者のポーターはアマチュア時代に19歳以下の全米王者になり、07年にはシニアの全米大会も制覇。08年の北京五輪では補欠の座に甘んじた。アマ時代はいまよりも2階級上のミドル級が主戦場だった。五輪閉幕後にプロ転向を果たし、1年経たないうちにミゲール・コット(プエルトリコ)戦を控えたマニー・パッキャオ(フィリピン)のスパーリング・パートナーに抜擢された。当時のポーターは10戦全勝(8KO)のルーキーにすぎなかったが、スピードやパワー、センスなどで際立ったものをみせたという。その後も快進撃を続け、約5年で23戦22勝(14KO)1分の好戦績を収めている。引き分けたフリオ・ディアス(メキシコ=元世界ライト級王者)には再戦で判定勝ちを収めている。このほかNABO北米S・ウェルター級王座やNABFおよびNABO北米ウェルター級王座を獲得するなど、確かな実績を残してきた。身長170センチと大きくはないが、適度に足をつかいつつ分厚い体を敏捷に動かして相手に圧力をかけ、懐に飛び込んでワイルドな左右を叩きつけるスタイルを確立している。

経験やスピードに加えサウスポーというアドバンテージもあるアレキサンダー有利は動かせないところだが、かつてブラッドリーがそうしたように、ポーターが鋭く踏み込んで距離を潰すような展開になると勝負の行方は混沌としそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA   :マルコス・マイダナ(アルゼンチン)
WBA暫定:キース・サーマン(アメリカ)
WBC   :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF    :デボン・アレキサンダー(アメリカ)
WBO   :ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

世界的に知名度の高いスター選手が王座を保持しているが、なかでも頭ひとつ抜けているのがWBC王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)だ。相手は未定ながら次戦は来年5月3日、ラスベガスで計画されている。これに続くのがWBO王者のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)だ。昨年は3月にルスラン・プロボドニコフ(ロシア=現WBO世界S・ライト級王者)、10月にファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の挑戦を退けて底力をみせた。パンチの回転が速い連打型の好戦派だ。4月12日には前王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との再戦が決まっている。

エイドリアン・ブローナー(アメリカ)から2度のダウンを奪って2階級制覇を果たしたWBA王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)はハンマーのような強打を叩きつける豪腕で、誰と戦っても好勝負が期待できる危険なファイターだ。IBF王者デボン・アレキサンダー(アメリカ)は2階級制覇を成し遂げたサウスポーの技巧派で、スピードとテクニックには定評がある。今回のショーン・ポーター(アメリカ)戦ではウェルター級での真価が問われることになりそうだ。

WBAの暫定王者キース・サーマン(アメリカ)は22戦21勝(19KO)1無効試合の戦績が示すとおりの強打者で、25歳と若く伸びしろもある。まだ評価を定める段階ではないが、楽しみな選手だ。

ランカー陣では、昨年11月に再起を果たしブラッドリーとの再戦が決まった元6階級制覇王者パッキャオ、5月にメイウェザーへの挑戦者候補として名前があがっている元WBA&IBF世界S・ライト級王者アミール・カーン(イギリス)、IBFの指名挑戦権を持つケル・ブルック(イギリス)らが控えている。


  • みどころ

キューバの至宝 VS 捲土重来期す元王者
オッズはトラウト有利ながら11対10と大接近

サウル・アルバレス(メキシコ)がフロイド・メイウェザー(アメリカ)に敗れたために空位になったWBA世界S・ウェルター級王座の決定戦。暫定王者のララ、アルバレスの前のベルト保持者トラウト。実力伯仲のサウスポー対決だ。

ララは「出場していれば金メダル間違いなし」ともいわれた08年北京五輪を前に亡命してプロ転向を果たした30歳。試合によって波があるものの地力は十分だ。元世界ランカーのダニー・ペレス(メキシコ)、現IBF王者カルロス・モリナ(アメリカ)、元2階級制覇王者ポール・ウィリアムス(アメリカ)、世界ランカーのバーネス・マーティロスヤン(アメリカ)といったトップ級と拳を交えるなど、21戦18勝(12KO)1敗2分と試合数は少ないが経験値は高い。13年6月にはアルフレド・アングロ(メキシコ)に2度のダウンを喫したが、10回TKO勝ちを収めて暫定王座を手にしている。

対するトラウトは11年2月から13年4月までWBA王座に君臨した28歳のサウスポーで、その間に4度の防衛を記録している。特にミゲール・コット(プエルトリコ)を判定で下した星が光る。

昨年4月にアルバレスにダウンを喫して小差の判定負けでベルトを失っており、これが再起戦でもある。身長177センチ、リーチ183センチだが、リングの上では数字以上に大きく見える戦い方をする。

懐の深さを生かして相手の持ち味を封じる術に長けている。

サウスポー同士の一戦だが、攻撃力ではララが勝り、ディフェンス力ではトラウトが上を行く。オッズはトラウト有利ながら11対10と接近しており、その数字が示すように接戦が予想される。

 


Written by ボクシングライター原功



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