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みどころ・試合内容 / 2014年12月15日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

24戦全勝のエリート王者 VS メキシコの雑草派
クロフォードのスピードと技巧に注目

クロフォードは今年3月、相手国イギリスに乗り込んでリッキー・バーンズを攻略、23戦目で世界の頂点に辿り着いた。元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)を今回と同じ地元ネブラスカ州オマハに迎えた初防衛戦では、前半こそ堅さがみられたが中盤から主導権を掌握。計4度のダウンを奪うという派手な内容で9回TKO勝ちを収めている。試合の途中からサウスポーにチェンジするなど器用な面をみせ、終わってみればスピードとテクニックで翻弄したすえの圧勝だった。この一戦でクロフォードは大きな自信を得たはずだ。今回はWBOの指名挑戦者を迎えての防衛戦だが、さらなる飛躍が期待できる。

もともとクロフォードはアマチュアの全米ゴールデン・グローブ大会で準優勝するなど非凡な才能の持ち主で、プロ6年で大きく開花した選手といえる。直近の5戦は世界王者や世界ランカーとの対戦となっており、内容も充実している。遠からずS・ライト級への転向も噂されており、近い将来の中量級の核になる可能性を秘めた逸材といえる。24戦全勝(17KO)。

挑戦者のベルトランは36戦29勝(17KO)6敗1分の戦績が示すとおり、敗北を糧にして這い上がってきた雑草派といえる。プロデビューはクロフォードよりも9年早い99年だが、その歩みはゆっくりしたものだった。08年にはWBC米大陸S・フェザー級王座を獲得したものの、その後、アメス・ディアス(パナマ)やシャリフ・ボーゲリー(ウガンダ)、ルイス・ラモス(アメリカ)らに敗れて出世が遅れた。2年前から風向きが変わり世界ランカーのヘンリー・ランディ(アメリカ)、金智勲(韓国)に連勝。余勢を駆って昨年9月にはバーンズの持つWBO王座に挑戦した。8回にはダウンを奪うなど内容面では上回っていたが、結果はドロー。イギリスのファンやプロモーターさえ「ベルトランが勝っていた」と認めるほどだった。陣営は当然のように再戦を申し入れたが、WBOはバーンズに対して先にクロフォードとの防衛戦を通達。そのためベルトランの出番は後回しになった経緯がある。かつてマニー・パッキャオ(フィリピン)のスパーリング・パートナーを務めていただけあって体は頑丈で、その利点を生かして相手に圧力をかけながら戦う右のボクサーファイター型だ。

挑戦者がプレッシャーをかけ、それをクロフォードがいなしながら迎撃するパターンが予想される。ガンボア戦では早い段階でサウスポーにチェンジしたクロフォードだが、今度はどう戦うのか。まずはクロフォードのスピード、テクニックに注目したい。地元の声援を背に王者が着々とポイントを重ねる姿が目に浮かぶが、そんな想像どおりの展開をベルトランが簡単に許すとも思えない。中盤から終盤にかけて激しいせめぎ合いがみられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

ホルヘ・リナレス

ホルヘ・リナレス

ライト級トップ戦線の現状

WBA    :リチャード・アブリル(キューバ)
WBA暫定 :ダルレイ・ペレス(コロンビア)
WBC    :空位
WBA休養 :オマール・フィゲロア(アメリカ)
IBF     :ミッキー・ベイ(アメリカ)
WBO    :テレンス・クロフォード(アメリカ)

このクラスは今年下半期になって動きが多くなった。WBA王者のリチャード・アブリル(キューバ)は9月、約1年半ぶりに戦線復帰を果たし、来年1月にはアンソニー・クロラ(イギリス)の挑戦を受けることが決まっている。暫定王者ダルレイ・ペレス(コロンビア)も1月に防衛戦を予定している。WBC王座はオマール・フィゲロア(アメリカ)が8月のダニエル・エストラーダ(メキシコ)戦で負った傷のため戦線を離脱。空位になった王座には12月30日、東京体育館で行われる1位ホルヘ・リナレス(帝拳)対2位ハビエル・プリエト(メキシコ)の勝者が就くことになっている。そして、この王座を狙ってケビン・ミッチェル(イギリス)とエストラーダが1月31日に対戦することになっている。IBF王者のミッキー・ベイ(アメリカ)は9月、ミゲール・バスケス(メキシコ)から王座を奪っている。首を傾げるような判定だったが、デニス・シャフィコフ(ロシア)との指名防衛戦で真価が問われることになる。

そんななか、今年3月にWBO王座を獲得したテレンス・クロフォード(アメリカ)が早くも第一人者の地位を確立しつつある。6月にユリオルキス・ガンボア(キューバ)戦では序盤に堅さがみえたが、中盤以降に計4度のダウンを奪って9回TKO勝ちを収めている。この自信でさらにひと皮むけているようだと、しばらくは安泰といえそうだ。

前出のバスケス、ファン・ディアス(アメリカ)、パウルス・モーゼス(ナミビア)ら元王者に加え、12年ロンドン五輪出場のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)がWBAで6位に食い込んできた。15戦全勝(11KO)の21歳のホープは、来年中には王座挑戦が具体化しそうな勢いだ。

※11/29時点のデータを掲載しております。


  • みどころ

ロシアのエリート VS カリブの驚異
全勝同士の好カード

13歳でボクシングを始めたグラドビッチはアマチュアで150戦126勝24敗の戦績を残してプロ転向。昨年3月、当時の王者、ビリー・ディブ(オーストラリア)がベレスを相手に防衛戦を予定していたが、べレスが負傷して挑戦を辞退したため代役としてチャレンジ。2対1の判定勝ちで王座を獲得している。これが早くも4度目の防衛戦となる。積極果敢な攻撃型ボクシングをみた同門選手が「メキシカン・ロシアン」とつけたニックネームが、いまはすっかり定着した感がある。現在はアメリカのカリフォルニア州在住で、ロベルト・ガルシア・トレーナーに師事している。前WBA世界フェザー級スーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)とはステーブルメートということになる。一発のパンチの切れはないが、しつこい連打で追い込むタイプといえる。19戦全勝(9KO)。

挑戦者のべレスはミゲール・コット(現WBC世界ミドル級王者)の秘蔵っ子として知られる26歳のホープで、こちらも22戦全勝(16KO)をマークしている。恵まれた身長とリーチを生かして相手を突き放すボクシングを得意としており、攻撃的な面も持ち併せている。「マラビジャ」(驚異の男)のニックネームがある。

グラドビッチが仕掛け、べレスが迎え撃つパターンが予想される。
パンチの回転では王者が勝るが、中間距離で突き上げるベレスの左右は脅威になりそうだ。前半から中盤にかけてペースが上がり、終盤まで競り合う展開が続きそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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