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みどころ・試合内容 / 2014年12月1日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

21戦全勝の24歳 VS 34歳の元王者
山中慎介の対抗王者になるのは?

もともとこの王座はジェイミー・マクドネル(イギリス)が持っていたものだが、ブシ・マリンガ(南アフリカ共和国)との指名防衛戦を拒否したとして剥奪された。それを受けて行われた決定戦でホールがマリンガに判定勝ち、新王者になった。昨年12月のことである。そのホールは今年3月、同じイギリス人のマーティン・ウォードと2回負傷引き分けで初防衛に成功したが、6月のV2戦でポール・バトラー(イギリス)に判定負けを喫し、王座から陥落した。このIBFバンタム級のベルトはよほどイギリスと縁があるとみえるが、バトラーは「S・フライ級に下げる」という理由で戴冠から1ヵ月足らずで王座を返上してしまった。今回の王座決定戦は、そんな経緯で行われるものだ。21戦全勝(13KO)のカバジェロが後釜に座るのか、それとも34歳の元王者ホールが返り咲きを果たすのか。

カバジェロは親がニカラグアの出身で、アマチュア時代には世界大会にも出場するなど活躍後、10年3月にプロ転向を果たした。NABO北米王座を獲得するなどして上位に進出。今年4月には神戸で大場浩平(真正)との挑戦者決定戦を行い、ダウンを奪ったすえ8回TKO勝ちを収めている。自分から仕掛けて横殴りの右フックやアッパー系のパンチで追い込むことがあるかと思えば、相手の打ち終わりを突く巧みさも併せ持っている。さらにスタンスを左に変えて戦う器用さも持ち併せている。大場戦をリングサイドで観戦したバンタム級とフェザー級の元世界王者、長谷川穂積(真正)が「強い、ホンモノ」と絶賛したほどの選手だ。

一方のホールは08年に28歳でプロデビューした34歳で、世界王者になる前にはイギリスの国内王座や英連邦王座、IBFインターコンチネンタル王座などを獲得した実績を持っている。左ジャブを突きながら前進、右ストレート、右フック、左フックと手数で攻め込む好戦的なタイプといえる。パンチの破壊力や切れという点ではカバジェロに及ばないが、攻撃は執拗だ。

7対2のオッズが示すように若さやパワー、引き出しの数で勝るカバジェロ有利は動かしがたい。巧みに押し引きをしながら要所を抑えてポイントを積み重ねるとみる。カバジェロは馬力もあるが、はたして粘り強いホールをも倒すことができるか。

 


Written by ボクシングライター原功

山中慎介

山中慎介

バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC :ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)
WBC    :ジェイミー・マクドネル(イギリス)
WBA暫定 :ジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)
WBC    :山中慎介(帝拳)
IBF     :空位
WBO    :亀田和毅

このクラスは現時点ではWBC王者の山中慎介(帝拳)が頭ひとつ抜け出ている。スリヤン・ソー・ルンビサイ(タイ)とのV7戦はKOを逃したが、3度のダウンを奪う圧倒的な勝利だった。陣営も本人も他団体の王者との統一戦を望んでおり、その意味でも今回のIBF王座決定戦は興味深いものがある。特にゴールデンボーイ・プロモーションズの契約下にあるカバジェロが勝つと、山中との対決は現実味を帯びたものになりそうだ。

長期政権を誇ったWBAのスーパー王者、アンセルモ・モレノ(パナマ)がファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に負傷判定負けを喫し、王座から陥落した。新王者のパヤノは04年アテネ五輪、08年北京五輪に出場した実績を持つサウスポーで、プロでは16戦全勝(8KO)をマークしている。レギュラー王者のジェイミー・マクドネル(イギリス)は昨年5月にフリオ・セハ(メキシコ) に競り勝ってIBF王者になったが、ビジネス面のトラブルから指名防衛戦を行うことができずに王座を剥奪されている。今年5月、WBAで返り咲きを果たした。そのマクドネルとの統一戦を狙っているのがWBO王者の亀田和毅だ。亀田は11月1日にWBO暫定王者のアレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)に判定勝ちで3度目の防衛を果たしている。

ランカーのなかでは28戦27勝(25KO)1敗のセハに注目したい。マクドネルには惜敗したが、その後は3連続KO勝ちと復調。まだ22歳と若く、台風の目になりそうな存在だ。岩佐亮佑(セレス)、赤穂亮(横浜光)、マルコム・ツニャカオ(フィリピン/真正)らも挑戦の機会をうかがっている。

※11/28時点のデータを掲載しております。


  • みどころ

世界戦3連続KOの王者 VS 32歳の元王者
充実期のバドラーの防衛が濃厚

バドラーは昨年11月に暫定王座を獲得し、今年3月の初防衛戦後に正王者に昇格した26歳。6月のV2戦も8回で片づけており、戴冠試合も含め3度の世界戦ではすべてKO(TKO)勝ちを収めている。そんな勢いに加え、前戦で今回と同じモンテカルロのリングに上がっていることもプラス材料といえる。27戦26勝(9KO)1敗。

対する熊は06年にプロデビューした32歳で、12年11月に中国に初の世界王座をもたらした選手として歴史に名を刻んでいる。初防衛戦では前評判の高かったデンベル・クェジョ(フィリピン)に判定勝ちを収めたが、今年2月のV3戦でオスワルド・ノボア(メキシコ)に5回TKO負けを喫し、ベルトを手放した。以後は2連続TKO勝ちと復調している。30戦24勝(14KO)5敗1分。

返り咲きを狙う熊だが、総合力では現王者に少し水をあけられている。充実の王者が相手だけに、熊はよほど奮起しないと最後まで戦い切ることも難しいのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功

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