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みどころ・試合内容 / 2013年9月9日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

無敗の3階級制覇王者 VS KO率74%のスラッガー
オッズは8対1でマレス有利だが…

WBCのフェザー級王座は70年代には柴田国明(ヨネクラ)が手にしており、06年には越本隆志(FUKUOKA)も獲得したことがある。その後、09年にはオスカー・ラリオス(メキシコ)を破って粟生隆寛(帝拳)が王座につき、以後、エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)※のちに休養王者に ⇒ 長谷川穂積(真正) ⇒ ジョニー・ゴンサレス(メキシコ) ⇒ ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ) ⇒ アブネル・マレス(メキシコ)と継承されてきた。現王者マレスは今年5月に3階級制覇を達成、これがフェザー級では初防衛戦となる。このクラスでは身長164センチとやや小柄な部類に入るが、戴冠試合のポンセ・デ・レオン戦ではパワー負けすることもなくタイミングのいいパンチでダウンを奪って9回TKO勝ちを収めている。スピードを生かした積極果敢な攻撃ボクシングを身上としており、攻撃力や防御力、技術力など80点~90点の通信簿の選手といっていいだろう。ずば抜けた面が少ない代わりに欠点らしい部分もない総合力の高い選手といえる。ゴールデンボーイ・プロモーションズが軽量級の次期スーパースターに推しているエリートだ。

対するゴンサレスは、西岡利晃(帝拳)には3回TKO負けを喫しているが、2年前の来日時には右一発で長谷川を4回TKOに下している。耐久力に課題を抱えているが、それをカバーして余りある攻撃力を備えている。特に数々のKOを生んだ左フックは軽量級ではずば抜けた破壊力を持っており、62戦54勝(46KO)8敗と実に74パーセントのKO率を誇る。これは約52パーセント(27戦26勝14KO1分)のマレスのKO率を大きく上回っている。こちらは攻撃力100点、防御力50点というバランスの選手だ。
こうした点に加えゴンサレスが31歳、マレスが27歳という勢いの差もあり、オッズは8対1で王者有利と出ている。ゴンサレスの勝利には7倍の高配当がついているほどだ。

順当にいけばマレスがスピードと出入りの激しいボクシングでゴンサレスに的を絞らせず、ボディを攻めたうえで中盤から終盤に大きなヤマをつくるものとみる。その一方でゴンサレスの強打がすべてを破壊する可能性も決して低くはないように思える。大柄な挑戦者の懐の深さに戸惑っている間に十八番の左フックが炸裂――というシーンもあるかもしれない。興味深いのは、マレスを指導したことのあるイグナシオ・ベリスタイン・トレーナーがゴンサレスについていることである。名匠がどんな指示を出すのかという点にも注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



アブネル・マレス

アブネル・マレス

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
         :ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)
WBC:アブネル・マレス(メキシコ)
IBF:イブゲニー・グラドビッチ(ロシア)
WBO:空位

10年間に18度の防衛を記録しているロングラン・チャンピオン、クリス・ジョン(インドネシア)がこの階級の主のような存在だが、近年は万人にアピールできる内容の試合が減り、衰えを見せ始めている。ランカー陣はその斜陽をとらえたいところだが、陣営の巧みなマッチメークの前にチャンスをつかめないという事情もある。将来性とスター性という点ではマレスがトップだ。下のクラスから早い時期に上げてきたという不安要素もあるが、今回のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)戦を乗り切れば安定政権が見えてくるはずだ。

IBF王者イブゲニー・グラドビッチ(ロシア)は3月にビリー・ディブ(オーストラリア)に競り勝って戴冠を果たした好戦的な選手。こちらも指名挑戦者マウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)を相手に王者としての力量を示すことができるかどうか。

空位となっているWBO王座は元王者オルランド・サリド(メキシコ)とオルランド・クルス(プエルトリコ)が争うことになっている。この勝者に08年北京、12年ロンドン五輪連覇のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が挑むプランが進行中と伝えられる。

ランカーのなかではサウスポーのゲイリー・ラッセル(アメリカ)の勢いが目立つ。いつ、どのタイミングで、どの団体の王座を狙うのか要注目だ。


  • みどころ

今年4月、クリスチャン・ミハレス(メキシコ)との王座決定戦で僅差の判定勝ち、念願の戴冠を果たしたテラサスの初防衛戦。下のクラスから上げてきた指名挑戦者サンタ・クルスを相手に虎の子のベルトを守ることはできるのか。

テラサスはずば抜けたものを持っているわけではないが、全体的に平均点以上の戦力を備えた選手といえる。11年11月には3階級制覇王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)に勝って存在感を示したものだった。その試合も含め目下11連勝(7KO)と勢いもある。

2階級制覇を狙うサンタ・クルスは25戦24勝(14KO)1分と数字上は際立ったKO率ではないが、最近の14戦に限っては全勝12KOと乗りに乗っている。比較的スレンダーな体ながら積極的に距離を詰め、ボディ、顔面に忙しくパンチを打ち分ける好戦的なスタイルを確立している。ゴールデンボーイ・プロモーションズの後押しもあり、近い将来の軽量級スターと目されている。

5対1のオッズが示すとおり挑戦者有利は動かしがたいカードといえる。テラサスは早い段階で相手のペースを乱すような仕掛けをしないと、ズルズルと勢いに飲み込まれてしまう恐れがある。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

グラドビッチはアマチュアで150戦126勝24敗の戦績を残し、10年3月にアメリカでプロデビューした26歳。世界的強豪との手合わせは皆無だったが、今年3月に得たチャンスを生かしビリー・ディブ(オーストラリア)に2対1の判定勝ちを収め、一気に世界の頂点に立った。その戦闘スタイルから「メキシカン・ロシアン」のニックネームつけられたという好戦派だ。戦績は16戦全勝(8KO)。

挑戦者のムニョスは2年前、西岡利晃(帝拳)の持つWBC世界S・バンタム級王座に挑んで9回KO負け後、5連勝(3KO)と復調。特に昨年10月には挑戦者決定戦でルイス・フランコ(キューバ)に競り勝っており、自信を深めて指名挑戦試合に臨むはずだ。戦績は29戦26勝(12KO)3敗。

グラドビッチの力量を計るにはムニョスは最適の相手といえるかもしれない。オッズは4対1で王者有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

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