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みどころ・試合内容 / 2013年10月28日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

再起を図る前王者 VS テキサスの大物喰い
チャベスの調整状態にも注目

昨年9月、セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)に敗れてWBC世界ミドル級王座を失ったチャベスと、WBO同級1位にランクされるベラの対戦。タイトルこそかかっていないが、両者にとって極めて重要なサバイバルマッチといえる。

チャベスは結果としてはマルチネスに大差の判定負けだったが、最終回にはあわや逆転KOかという痛烈なダウンを奪い存在感を示した。敗れはしたものの3階級制覇王者の息子としてのプライドやスター性、注目度を落とすことはなかった。それだけに1年を棒に振ったことが惜しまれるが、ここで派手な内容で勝てば空白を埋めることができるはずだ。185センチの長身と計量後に10キロ近くリバウンドする体を生かした馬力、さらにタフネスとスタミナを利した攻撃的なボクシングで戦線復帰をアピールしたいところだ。

一方のベラは、これまでは必ずしも実力に見合った評価をされてきたとはいえなかった。08年から09年にかけてジェームス・カークランド(アメリカ)らに3連敗を喫したこともあり、その後は若手や復活を期す元王者たちのテストマッチに起用されることが少なくなかったのだ。ところが、昨年8月に元世界王者のセルジオ・モーラ(アメリカ)に12回判定勝ち、今年1月には同じく元世界王者のセルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)に10回TKO勝ちと牙を剥いたのである。これらが評価されてWBOの最上位に名前を連ねるまでになった。パンチの切れには欠けるが、頑丈な体を利して積極的に攻め込む攻撃型の選手で、スタミナにも定評がある。

オッズは9対1で圧倒的にチャベスが有利とみられている。体格と馬力を生かして押し切ってしまう可能性が高いと予想されているのだ。両者の実績と現有戦力を単純比較すれば、その結果がまずは順当なところといえよう。ただし、気になる点もある。ひとつはチャベスの体調管理の面だ。ブランクの間、チャベスの体重は増え続け、一時は90キロを超えたと伝えられる。そのため、今回の試合はミドル級リミット(約72.5キロ)を3ポンド上回る163ポンド(約73.9キロ)で行われるはずだったが、試合が近づくにつれて165ポンド(約74.8キロ)、168ポンド(約76.2キロ)と契約体重が"上方修正"され、ついには173ポンド(約78.4キロ)になった。まずはチャベスの試合当日のコンディションに要注目だ。

もうひとつ気になるのは、今回の試合を前に指導者がフレディ・ローチ氏からチャベス父に代わったことである。これまでもチャベス父は息子にアドバイスすることはあったが、指導そのものは専任トレーナーに任せてきた。指導者の変更、しかも父親の直接指揮がプラス効果をもたらすのか、それともマイナスと出るのか。このあたりにも注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



ゲンナディ・ゴロフキン

ゲンナディ・ゴロフキン

ミドル級トップ戦線の現状

WBA   :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA暫定:マーティン・マレー(イギリス)
WBC   :セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF    :ダーレン・バーカー(イギリス)
WBO   :ピーター・クィリン(アメリカ)

今回のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)対ブライアン・ベラ(アメリカ)の試合は173ポンド(約78.4キロ)契約で行われるが、両者はミドル級でランクされているため、ここではミドル級トップ戦線をおさらいしておきたい。

この1年ほどでトップの評価はWBC王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)からWBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)に移った。この間にマルチネスは2勝を挙げてはいるが、いずれの試合でもダウンを喫しており、かつ膝や拳の負傷が重なり休養中とあっては仕方ない。一方のゴロフキンはアメリカ進出も果たし、昨年9月以降の4試合すべてで印象的なKO勝ちを収めている。現在のミドル級はゴロフキンを中心に回っているといっても過言ではないだろう。11月には強打のカーチス・スティーブンス(アメリカ)を相手に9連続KO防衛を狙う。

IBF王座は8月にダニエル・ギール(オーストラリア)からダーレン・バーカー(イギリス)に持ち主が変わった。12月には元王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)の挑戦を受けることになっており、その試合で新王者の真価が問われることになるだろう。WBO王者ピーター・クィリン(アメリカ)は、今年1月にゴロフキンに挑戦したガブリエル・ロサド(アメリカ)との防衛戦を控えている。

若手では26戦全勝(20KO)の22歳、サウスポーの長身パンチャー、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が勢いがある。トップランク社が大事に育成している元アマエリート、21戦全勝(12KO)のサウスポー、マット・コロボフ(ロシア)にも注目したい。


  • みどころ

カナダの倒し屋 VS 前IBF王者
勢いと地元の利 王者が5対2で有利

スティーブンソンは今年6月、チャド・ドーソン(アメリカ)とのサウスポー対決を初回TKOで制し、35歳にしてWBC世界L・ヘビー級王座を獲得した。勝負を決めたのは肩越しに放った鮮やかな左だった。一撃で奪ったダウンで勝負をものにしたわけだが、今回のクラウド戦はその勝利がフロックではないことを証明するための試合といえる。戦績は22戦21勝(18KO)1敗。

挑戦者のクラウドは今年3月まで同じ階級のIBF王者だった。

それまでの戦績は24戦全勝(19KO)だったが、48歳のバーナード・ホプキンス(アメリカ)の経験にしてやられ12回判定負け、キャリア9年にして初黒星を喫した。こちらも攻撃型の選手だが、一発の破壊力ではスティーブンソンに一歩譲る。馬力で押し込んでパンチの回転で勝負するタイプといえる。ただし、連打に持ち込むための仕掛けはシンプルで、その端緒を失うと立て直しに時間がかかるという課題を抱えている。

IBF王座を4度防衛したクラウドが実績面ではやや上回るが、スティーブンソンには地元の利がある。さらにサウスポーのアドバンテージや勢いを考えると、総合力では王者が勝るとみていいだろう。オッズも5対2でスティーブンソン有利と出ている。重量級らしいスリリングな攻防が期待できそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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