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みどころ・試合内容 / 2013年11月18日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

遅咲きの33歳 VS ロシアの好戦派
我慢比べの打撃戦は必至

35戦34勝(23KO)1敗のアルバラード、24戦22勝(15KO)2敗のプロボドニコフ。ともにKO率は60パーセント台と驚くほど高いわけではないが、ふたりとも激闘型として知られている。そんな両者の対決だけに、打撃戦は必至といっていいだろう。

アルバラードは高校時代にレスリングの選手として活躍し、コロラド州の高校王者に2度輝いた実績を持っている。父親が元プロボクサーだった影響もあってか大学でボクシングを始め、31戦26勝5敗のアマ戦績を残している。04年のプロ転向後、危険運転をしたとして社会と隔離されたこともあったが、11ヵ月で戦線復帰。世界ランカーのレイ・ナー(ガーナ)やブレイディス・プレスコット(コロンビア)に勝って上位進出を果たした。12年10月には西岡利晃(帝拳)対ノニト・ドネア(フィリピン)の前座で元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(アメリカ)と対戦。一進一退の壮絶な打撃戦を繰り広げ、敗れはしたものの株を上げている。今年3月の再戦では打撃戦だけではなく巧者ぶりもみせてリオスに雪辱、併せてWBOのS・ライト級暫定王座も手に入れた。今回の試合を前に正王者に昇格している。

挑戦者のプロボドニコフはロシア出身の29歳で、アマチュアでは150戦以上を経験。約130勝を記録したと報じられている。06年のプロ転向初戦はロシアで迎えたが、3戦目からはロシアとアメリカを行き来しながら試合に臨み、徐々に知名度とランキングを上げてきた。11年12月には元世界王者デマーカス・コーリー(アメリカ)に12回判定勝ちを収めている。プロボドニコフが名前と評価を一気に上げたのは、今年3月のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)戦だった。12回判定負けでWBO世界ウェルター級王座こそ取り損なったが、最終回には無敗の王者からダウンを奪い、あわやというところまで追い込んだのだ。カウントはされなかったものの初回にも事実上のダウンを奪っている。気の強さを前面に押し出した連打型のファイターで、自身は耐久力の面でも優れている。

ともに打撃戦を得意とするファイター型だが、ボクシングの幅という点ではアルバラードの方が広い。リオス戦の後半で見せたように足をつかいながらアウトボクシングも展開できるのだ。「打ち合うとは限らないよ」とアルバラードも含みを持たせた言い方をしている。地元デンバーでの試合ということもあり、アルバラードは打ち合うところは打ち合い、ポイントでリードしたところで堅実なボクシングに切り替えるつもりかもしれない。突進型のプロボドニコフがそれを許すかどうか。「なんだかんだいっても結局は打撃戦になるだろう」と挑戦者は打ち合いに絶対の自信をみせている。11対9(アルバラード有利)のオッズが示すように、総合力はほぼ互角といっていいだろう。火の出るような打ち合いが見られそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

S・ライト級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA      :カビブ・アラクベルディエフ(ロシア)
WBC      :ダニー・ガルシア(アメリカ)
IBF       :レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO      :マイク・アルバラード(アメリカ)

このクラスの第一人者がダニー・ガルシア(アメリカ)であることは誰もが認めるところであろう。4階級制覇のエリック・モラレス(メキシコ)を2度下し、アミール・カーン(イギリス)には4回TKO勝ち。元2階級制覇王者ザブ・ジュダー(アメリカ)と暫定王者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)には苦戦したが、いずれも判定で退けている。特にマティセ戦の勝利は高く評価されており、近い将来にはウェルター級でフロイド・メイウェザー(アメリカ)と対戦というプランまで持ち上がるほどだった。マイク・アルバラード(アメリカ)やレイモント・ピーターソン(アメリカ)、カビブ・アラクベルディエフ(ロシア)といった対抗王者たちに頭ふたつ分の差をつけているといっていいだろう。

ランカー陣では、アルバラードに挑戦するルスラン・プロボドニコフ(ロシア)と前WBC暫定王者マティセが面白い存在だ。WBA暫定王座決定戦に臨むジョアン・ペレス(ベネズエラ)とポール・スパダフォーラ(アメリカ)にも注目したい。若手ではWBO14位に顔を出してきた15戦全勝(11KO)の21歳、フランキー・ゴメス(アメリカ)に要注目だ。ゴールデンボーイ・プロモーションズの秘蔵っ子は、来年あたりには上位進出を狙うはずだ。


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