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みどころ・試合内容 / 2013年5月5日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

全勝の5階級制覇王者 VS サウスポーの4階級制覇王者
オッズは17対2 ゲレロは手数と接近戦に活路

今年上半期で最注目のカードといえる。最高1500ドル(約15万円)券を含め約1万6000枚のチケットは発売直後に完売状態になっている。43戦全勝(26KO)のWBC世界ウェルター級王者メイウェザーと、4階級制覇の実績を持つWBC同級暫定王者のゲレロ。試合はWBC内の統一戦として行われる。4月下旬時点のオッズは17対2で5階級制覇王者メイウェザー有利と出ている。予想どおりメイウェザーが無敵ぶりを見せつけるのか、それともサウスポーのゲレロが番狂わせを起こすのか。

メイウェザーの実績や強さについては数字がすべてを語っており、いまさら細かく説明するまでもないだろう。あえて加えるならば、オスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)やミゲール・コット(プエルトリコ)らを歴史に残るトップ選手を相手に世界戦だけで20戦(全勝10KO)を記録していることであろう。世界戦以外でもシェーン・モズリー(アメリカ)やファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)らにも圧勝している。また昨年、アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した世界のアスリート長者番付では、11年6月~12年5月までにメイウェザーが獲得した報酬は8500万ドル(約85億円)と報告されている。2位のマニー・パッキャオ(フィリピン/6200万ドル≒62億円)、3位のタイガー・ウッズ(アメリカ/5940万ドル≒59億4000万円)を大きく引き離してトップだった。

そんなメイウェザーだが、今回はコット戦から1年ぶりの試合となる。今年2月には36歳になったこともあり、「さすがの天才にも衰えが出始めるのではないか」という声があるのも事実だ。1年前のコット戦では執拗な接近戦に手を焼くシーンも見られ、珍しく鼻血を流し中盤までは厳しい戦いを強いられたものだった。気になる点があるとすれば、この苦戦後の1年のブランクぐらいだろう。

暫定王者のゲレロはフェザー級、スーパー・フェザー級、ライト級、そして飛び級でウェルター級を制したサウスポーの技巧派強打者だ。フェザー級時代は大柄(身長173センチ)な部類だったが、ウェルター級では平均的な体格といえよう。白血病の妻キャシーの看病をするために世界王座を返上したエピソードは、いまやゲレロを語るうえで欠かせなくなった。今回もふたりの子供とともにリングサイドにはキャシー夫人の姿が見られることだろう。
ゲレロが持つ現在の暫定王座は昨年7月に獲得したものだが、これはメイウェザーが約3ヵ月間、社会から隔離されたために設置された経緯がある。多少なりとも両者には因縁があることになる。

潜在的な能力という点はメイウェザーに劣るゲレロだが、サウスポーというアドバンテージがある。左ストレートだけでなく右フック、さらに接近してからは鋭角的なアッパーも多用するなど攻撃は多彩だ。見た目以上に頑丈な点も付記しておく必要がありそうだ。

しかし、ほとんどの面でメイウェザーが暫定王者を凌駕していることは誰もが認めるところだ。特にスピード、攻防のバリエーションには大きな差があるといえる。これらを生かしてメイウェザーが着々と加点、中盤あたりでストップに持ち込む可能性は決して低くないように思える。番狂わせがあるとしたら、ゲレロが馬力で押し込み、執拗な上下の連打で攻めまくる場合だろうか。プロモーターのオスカー・デラ・ホーヤ氏は「この試合は簡単に決着がつかないと思う。中盤から終盤まで勝負はもつれ、最後はゲレロが押し切るのではないか」と予想している。
MAY DAYと銘打たれたイベントだが、そのままメイウェザーの日になるのか――。

 


Written by ボクシングライター原功



ロバート・ゲレロ

ロバート・ゲレロ

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:ポール・マリナッジ(アメリカ)
WBA暫定:ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)
WBC:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBC暫定:ロバート・ゲレロ(アメリカ)
IBF:デボン・アレキサンダー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

相変わらずスター選手がひしめき合っている。名実ともにフロイド・メイウェザー(アメリカ)がナンバー1であることに異論はないだろう。WBO王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)も力があるが、先のルスラン・プロボドニコフ(ロシア)との防衛戦でダウンを喫するなど大苦戦。試合は面白かったが評価を上げたとはいえない内容だった。
IBF王者デボン・アレキサンダー(アメリカ)はサウスポーの技巧派。5月に指名挑戦者ケル・ブルック(イギリス)の挑戦を受けるはずだったが、相手が負傷。代役リー・パーディ(イギリス)を相手に初防衛戦に臨むことになった。

実績も知名度もある王者が多いクラスだが、ここに2階級下のWBCライト級王者エイドリアン・ブローナー(アメリカ)が割り込もうとしている。6月にWBA王者ポール・マリナッジ(アメリカ)に挑戦することが決まっているのだ。「メイウェザーの後継者」と称されるブローナーが本家と対戦する可能性も出てきたわけだ。
このほか秋に再起戦を予定している前WBO王者マニー・パッキャオ(フィリピン)、WBOの指名挑戦権を手にしたキース・サーマン(アメリカ)、2階級制覇を狙う南米の倒し屋マルコス・マイダナ(アルゼンチン)らもいる。


  • みどころ

7年間にV13王者 VS 元スパーリング・パートナー
「王者の弱点は知っている」とピアネッタ

WBC王座を4年半に9度防衛中の兄ビタリとともに、兄弟でヘビー級を支配しているウラディミール・クリチコの14度目の防衛戦。その在位はすでに7年を超えた。今度も圧倒的有利とみられている。

クリチコは3月で37歳になったが、いまのところ顕著な衰えはみられない。V13戦では一瞬ひやりとするシーンもあったが持ちこたえ、それ以外は危なげなく12回を戦いきっている。ストレートの威力を持つ正確な左ジャブ、2階から打ち下ろすような右ストレートに加え、近年はスタミナ配分や駆け引きなどの点でも卓越したものをみせている。今回の試合をクリアすればWBAのレギュラー王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)との統一戦が計画されているだけに、圧倒的な力を示しておきたいところだ。戦績は62戦59勝(50KO)3敗。

一方のピアネッタは29戦28勝(15KO)1分の好戦績を残している28歳のサウスポーだ。身長は196センチと大きい。中間距離から左右のフックで攻め込むボクサーファイター型で、斜め下から突き上げるような角度で打ち込むパンチが多い。反面、上体の動きが少ないため顔面は格好の標的になりそうだ。
WBCのユース王座やEBU-EU欧州王座などを獲得した実績を持っているピアネッタだが、世界的強豪との対戦経験は乏しい。ビタリ・クリチコに挑戦して敗れたアルバート・ソスノウスキー(ドイツ)と引き分けたほか、元世界王者オリバー・マコール(アメリカ)とフランソワ・ボタ(南アフリカ共和国)には勝っているが、ふたりとも全盛期をはるかに過ぎてからのことだった。世界戦だけで22戦20勝(16KO)2敗のクリチコと比較すると実績面で物足りなさが残ることは否めない。

しかし、ピアネッタには他のランカーたちが持ち得ないアドバンテージがある。そのひとつはサウスポーであるという点だ。クリチコはサウスポーのトニー・トンプソン(アメリカ)やルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)らにKO勝ちを収めているが、かつてはコーリー・サンダース(南アフリカ共和国)の左ストレートを直撃されてキャンバスに這った苦い経験がある。もうひとつはスパーリングで実際にクリチコと手合わせした経験を持っていることだ。
昨年7月のトンプソン戦の前にパートナーとして契約を交わし、連日のようにスパーリングをしたのだという。極めて厳しい予想が飛び交っているなか「クリチコの弱点は知っている。5月4日は世界中がアッと驚くことになるよ」というピアネッタの自信は、こうしたところに根拠があるといえる。
クリチコが難なくV14を果たすという声が多いが、ピアネッタの自信も不気味ではある。下克上は起こるのか?

 


Written by ボクシングライター原功



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