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みどころ・試合内容 / 2013年6月3日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

南米の「驚異の男」 VS 英国の「POWER」
マルチネス、11年ぶりの凱旋試合

昨年9月、フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)に12回判定勝ちを収めて王座返り咲きを果たしたマルチネスは、これが初防衛戦。半年以上の期間が空いたが、これはチャベス戦で最終回にダウンを喫した際に痛めた右膝の手術を行ったためだ。「リハビリも十分にしたし、まったく問題ない」と王者は言うが、38歳という年齢を考えるとコンディションの面で不安は残る。マシュー・マックリン(イギリス)戦、チャベス戦と2試合続けてダウンを喫していることも不安を煽る材料になっている。

マルチネスはアルゼンチンの出身だが、主戦場をスペインに移した02年以降、自国のリングには上がっていない。この11年間はスペイン、イギリス、アメリカとホームリングを変えてきた。武運が急上昇したのは拠点をアメリカに移した07年以降のことだ。ルー・ディベラ・プロモーターと契約を交わし、08年に33歳でS・ウェルター級、10年に35歳でミドル級の世界王座を獲得している。ポール・ウィリアムス(アメリカ)を左の一撃で失神させた衝撃的なシーンは多くのファンに記憶されているはずだ。スピードとテクニック、強打を併せ持ったサウスポーの万能型で、常にパウンド・フォー・パウンドの上位にランクされる実力者だ。戦績は54戦50勝(28KO)2敗2分。

対するマレーは同じミドル級のWBA暫定王者だが、今回はマルチネスの持つWBC王座に挑戦するかたちとなる。26戦25勝(11KO)1分と無敗を誇る30歳で、「THE POWER」の異名がある。

ヨーロッパを出て戦うのは初めてのこととなる。被せるように打ち込む右が主武器の右ボクサーファイター型だが、パンチの切れや全体的なスピード感という点ではマルチネスの方が明らかに上を行く。オッズも6対1でマルチネス有利と出ている。

ヒーローの11年ぶりの凱旋試合ということで、プロモーターは会場にサッカー場を選択。チケットは飛ぶように売れ、4万人近いファンが詰めかけるものとみられている。順当にいけばスピードや経験、テクニックで勝るマルチネスが着々と加点、終盤でヤマをつくる可能性が高いとみる。倒せないとしても明白な差をつけて故郷に錦を飾る公算が高そうだ。しかし、ここ数戦の脆さ、不安定さも気になる。マレーが臆することなく積極的に攻め込むことができれば波瀾を呼び込むことも可能なのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



ゲンナディ・ゴロフキン

ゲンナディ・ゴロフキン

ミドル級トップ戦線の現状

WBA:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA 暫定:マーティン・マレー(イギリス)
WBC:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ピーター・クイリン(アメリカ)

国籍も戦闘スタイルも異なる個性的なスター選手がトップに揃った激戦クラスといえる。実績ではWBC王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)がトップだが、ここ数戦の不安定さと脆さは気になる。38歳という年齢、昨秋に膝の手術をしたことなど気がかりな点は少なくない。そのマルチネスに勝るとも劣らない評価を得ているのがWBA王者のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)だ。7度の防衛をすべて規定ラウンド内で終わらせている豪打の持ち主で、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを誇る。3月に対戦して3回TKO負けを喫した石田順裕(グリーンツダ)が「マルチネスより明らかに強いと思います。戦ったらKOするでしょう」と断定するほどの強さをみせている。次戦でマシュー・マックリン(イギリス)と戦うことが決まっている。

IBF王者ダニエル・ギール(オーストラリア)は宿敵アンソニー・ムンディン(オーストラリア)を退けて評価を上げた。次戦は8月、アメリカでダーレン・バーカー(イギリス)とのV5戦が決まっている。WBO王者ピーター・クイリン(アメリカ)は高い潜在能力を持つ強打者で、まだまだ多くの伸びしろを残している。

フェリックス・シュトルム(ドイツ)、ハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン)ら元王者も返り咲きを狙っている。高いKO率を誇るベテラン強打者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)も侮れない。同じメキシコでは若いヒルベルト・ラミレスが台頭。さらなる成長が期待されている。


  • みどころ

南米の駿馬 VS 北米の雄
事実上の挑戦者決定戦

WBCのシルバー王座決定戦として行われる試合だが、アブレグが世界1位、デカリエが5位ということを考えると、事実上のWBC挑戦者決定戦といっても過言ではないだろう。

アブレグは「EL POTRO」(仔馬、若馬)と呼ばれる29歳の右ボクサーファイター。35戦34勝(28KO)1敗という見事な戦績を誇る。唯一の敗北はティモシー・ブラッドリー(アメリカ=現WBO世界ウェルター級王者)に無冠戦で喫したもので、以降は5連続KO勝ちと勢いを取り戻している。自国アルゼンチンでの試合ということで、少なからずアドバンテージがあるといえる。

一方のデカリエも28戦27勝(8KO)1敗と高い勝率を誇る。この1敗は3年前、当時のWBA世界ウェルター級暫定王者ソーレイマヌ・ムバーヤ(フランス)に喫したもので、こちらもその後は4連勝(1KO)と復調している。北米大陸を離れて戦うのはムバーヤ戦以来2度目のことで、その点で少なからずハンデがあるかもしれない。

この階級のWBC王座にはフロイド・メイウェザー(アメリカ)が君臨している。この絶対王者に対する事実上の挑戦権を手にするのはアブレグか、それともデカリエか。こちらも要注目の一戦といえる。

 


Written by ボクシングライター原功



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