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みどころ・試合内容 / 2013年6月17日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

リングの破壊者 VS 南米の破壊マシン
IBF王者の技巧か、WBC暫定王者の強打か

S・ライト級のリミットを1ポンド(約450グラム)オーバーする141ポンド契約で行われるチャンピオン同士のノンタイトル12回戦。勝っても負けても王座の移動はないが、勝者が次の大一番に駒を進め、敗者はスター戦線から大きく後退することになる。

IBF王者ピーターソンは波瀾に富んだ半生を送ってきたことで知られる。幼少時に父親が収監され、母親は蒸発。そのためレイモントと1歳下の弟アンソニーはワシントンDCで路上生活を送っていたのだ。レイモントが10歳のときにボクシング・コーチのバリー・ハンター氏が援助の手を差し伸べ、兄弟は路上生活から抜け出した。ハンターは現在も兄弟のマネージャー兼トレーナーを務め、父親代わりの存在となっている。

全米王者になるなど輝かしいアマチュア実績を引っ提げて04年にプロ転向。ここまで33戦31勝(16KO)1敗1分の戦績を残している。勝利を逃したのは09年12月のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)戦と、10年12月のビクター・オルティス(アメリカ)戦だけだ。身長175センチ、リーチ183センチの大柄な右ボクサーファイターで、「HAVOC」(破壊者)というニックネームがある。そこまでの迫力はないが、カウンターの巧さと懐の深さには定評がある。敗れたとはいえブラッドリーやオルティス(引き分け)、アミール・カーン(イギリス=判定勝ち)、ケンドール・ホルト(アメリカ=8回TKO勝ち)など強豪との対戦経験もあり、経験値は比較的高い。

一方、WBCの暫定王者マティセは36戦33勝(31KO)2敗1無効試合という数字が示すとおりの破格の強打者だ。身長169センチ、リーチ175センチと決して体は大きくないが、頑丈な体を利して圧力をかけハンマーのような硬質感のある左右のパンチで相手を沈めてしまう。3ラウンド以内のKO勝ちが21度もあり、速戦即決型ともいえる。敗北はザブ・ジュダー、デボン・アレキサンダーの米国勢に喫したものだが、2試合ともダウンを奪っており「地元判定」の声も出たほどの際どい勝負だった。「2試合とも負けたとは思っていない。米国で戦うことに不安がないわけではないけれど、今回はジャッジの手を煩わせることなく終わらせるから問題はない」とマティセは自信をみせている。

オッズは15対7でマティセ有利と出ている。圧倒的なパワーでピーターソンをキャンバスに沈めてしまうだろうという予想が多い。

その一方でIBF王者のテクニックがマティセの強打を空転させ、ポイントを重ねていくのではないかという意見もある。この試合の勝者がWBA、WBC王者ダニー・ガルシア(アメリカ)と対戦するプランが浮上しているだけに、両者ともモチベーションは極めて高いものがあるはずだ。マティセが即決型ということもあり、スタート時から目が離せない展開になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

S・ライト級トップ戦線の現状

WBA スーパー:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA:カビブ・アラクベルディエフ(ロシア)
WBC:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBC 暫定:ルーカス・マティセ(アルゼンチン)
IBF:レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
WBO 暫定:マイク・アルバラード(アメリカ)

実力伯仲のスター選手がそろった激戦階級といえる。第一人者はWBO王者ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)だが、10月にウェルター級でWBO王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)に挑戦することが決まっている。マルケスを除けばダニー・ガルシア(アメリカ)が戦線のリーダー格といえる。すでにエリック・モラレス(メキシコ)、アミール・カーン(イギリス)、ザブ・ジュダー(アメリカ)を退けており、勢いに加え着実に実績も積んでいる。
IBF王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)は今年2月、元王者ケンドール・ホルト(アメリカ)に完勝、評価を上げている。派手さはないが、総合力は高い。そのピーターソンと対戦するルーカス・マティセ(アルゼンチン)は攻撃力では群を抜いている。ランカー陣はもちろんのこと他団体の王者たちも警戒の色を強めているはずだ。

捲土重来を期すアミール・カーン(イギリス)はウェルター級転向が濃厚だ。ブランドン・リオス(アメリカ)は11月に元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦が決まっている。


  • みどころ

三転四転の初防衛戦
「リングの大王」が英国の代理挑戦者を迎撃

昨年10月、ランドール・ベイリー(アメリカ)を下して2階級制覇を成し遂げたアレキサンダーの初防衛戦。もともとアレキサンダーはIBFから1位のケル・ブルック(イギリス)との防衛戦を義務づけられており、試合は今年1月にセットされた。しかし、練習中に両者が負傷するなどして延期に延期を重ね、やっと開催日が固定された。ところが、その矢先に再びブルックが負傷。それ以上の延期ができないことから、代役としてブルックの同門パーディに白羽の矢が立ったという経緯がある。

ジュニア・ウィッター(イギリス)、ファン・ウランゴ(コロンビア)、アンドレアス・コテルニク(ウクライナ)、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)、マルコス・マイダナ(アルゼンチン)、そしてベイリーといった世界的猛者と手合わせしているアレキサンダーと比べると、パーディは実績不足の印象が拭えない。初めて自国を出て戦うという不安要素もある。オッズも19対1と偏っている。「自分が不利だと思われていることは知っている。でも、準備はできている。世界をアッといわせてみせる」とパーディは自信をみせている。

戦績はアレキサンダーが25戦24勝(13KO)1敗。パーディが24戦20勝(13KO)3敗1分。スピード、パンチ力、テクニック、経験値などで勝るサウスポーのアレキサンダーが中盤あたりでけりをつけそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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