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みどころ・試合内容 / 2013年1月21日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

「正真正銘の王者」 VS 「カリブの天才パンチャー」
主役の座を狙うトラウト 帰り咲き狙うコット

25戦全勝(14KO)の大柄サウスポーの王者トラウトに、3階級制覇の実績を持つ前WBA同級スーパー王者コットが挑む注目の一戦。オッズは13対6でコット有利と出ているが、トラウトを推す声も少なくはない。

トラウトは「NO DOUBT」(疑いようのない、正真正銘)という韻を踏んだ異称を持つ27歳。05年のプロ転向以後、25戦全勝(14KO)の戦績を誇る。身長177センチ、リーチ183センチの恵まれた体とサウスポーのアドバンテージを存分に生かしたスピーディーな技巧派だ。しかし、王座を獲得した11年2月のリゴベルト・アルバレス(メキシコ ※サウル・アルバレスの兄)戦を含め最近の8戦は1KOと、やや迫力の点で物足りなさが残ることも否定できない。今回の対戦相手であるコットをはじめフロイド・メイウェザー(アメリカ)、サウル・アルバレス(メキシコ)らスター選手が集うS・ウェルター級で存在感を示すためには、ここで実力を誇示する明白な勝利が要求されるところだ。

実績、知名度、総合的な格の点で勝りながら挑戦者の座に甘んじるコットは32歳。40戦37勝(30KO)3敗と高いKO率を誇る。
特筆すべきは04年9月にS・ライト級で初の世界王座を獲得してから、これが21試合続けての世界戦という点であろう世界戦の戦績は20戦17勝14KO3敗)。

コットは身長、リーチとも170センチと小柄だが、ガードを固めて圧力をかけ、懐に潜り込んで左右の強打をボディから顔面に打ち分ける好戦的なスタイルを確立している。フロイド・メイウェザー(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)、シェーン・モズリー(アメリカ)、ザブ・ジュダー(アメリカ)、アントニオ・マルガリート(メキシコ)といったトップ選手たちとの手合わせも多く、経験値という点でも高いものがある。09年には「ミゲール・コット・プロモーションズ」を興し、自らイベントを主催してもいる。配下選手のなかにはフェザー級のホープ、ジェイソン・べレス(プエルトリコ)のように世界トップ戦線に躍り出てきた若手もいる。

両者の実績だけを考えればコットの圧勝が予想されるところだが、識者やファンのなかには異なった見方をする人も少なくない。体格で大きく勝るトラウトが、足と右ジャブを多用してポイントアウトしてしまうのではないかというのだ。コットは12年5月にメイウェザーに判定負けを喫して以来の再起戦という不安要素もある。

注目ポイントは、コットがインサイドに潜り込めるかどうかの一点に絞られる。コットが容易に距離を詰めてトラウトの懐に入れるようだと、ジャッジの手を煩わせることなく試合は終わることだろう。逆に接近を封じられるようだと勝負はもつれる可能性が高い。

 


Written by ボクシングライター原功



サウル・アルバレス

サウル・アルバレス

S・ウェルター級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA:オースティン・トラウト(アメリカ)
WBC:サウル・アルバレス(メキシコ)
IBF:コーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)
WBO:ザウルベック・バイサングロフ(ロシア)

43戦全勝(26KO)の5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)を軸に、42戦41勝(30KO)1分の22歳、サウル・アルバレス(メキシコ)、そして現在は無冠ながら高い知名度と評価を得ているミゲール・コット(プエルトリコ)とスター選手が揃っている。目下の最大の注目は、2月に36歳になるメイウェザーを誰がとらえるかという点だ。候補の一番手がアルバレスであることは誰もが認めるところだが、オースティン・トラウト(アメリカ)を挙げるファンや関係者も決して少なくはない。そういった意味でも、今回のトラウト対コットは見逃せないカードといえる。
ランカー陣ではエリスランディ・ララ(キューバ)、そのララと引き分けたバーネス・マーティロスヤン(アメリカ)、サウスポーの強打者ジェームス・カークランド(アメリカ)らが挑戦の機会を待っている。

若手の台頭もある。20戦19勝(18KO)1無効試合の豪快な倒し屋キース・サーマン(アメリカ)、17戦16勝(13KO)1分のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)らが2013年の注目株といえる。


  • みどころ

技巧派の4階級制覇王者 VS 王座復帰を狙う強打者
オッズは大接近 6対5で挑戦者ベルト有利

ゲレロは12年7月、セルチュク・アイディン(トルコ)との決定戦を制して現在の暫定王座を獲得した。フェザー級、S・フェザー級、ライト級に次ぐ4つ目の世界王座である。フェザー級からは約7キロのアップしてきたわけだが、まだウェルター級では実力を十分に証明したとは言い切れない。このクラスで2度の戴冠実績を持つベルトに勝つか負けるかで評価は大きく分かれるはずだ。

ゲレロといえば、いまや白血病を患ったキャシー夫人との純愛物語が有名だ。発病した夫人を看病するために世界王座を返上、病状が安定してから戦線復帰を果たしたというストーリーである。ゴールデン・ボーイ・プロモーションズの後押しがあったとはいえ、復帰後にライト級とウェルター級で戴冠を果たしている。フェザー級時代のゲレロはサウスポーの技巧派強打者というイメージだったが、クラスを上げるにつれて好戦的な面が目立つようになってきた。リスクも高くなったわけだが、耐久力にも自信があるのだろう。戦績は34戦30勝(18KO)1敗1分2無効試合。

ベルトはこれが14ヵ月ぶりの実戦となる。本来ならば12年2月にビクター・オルティス(アメリカ)との再戦に臨むはずだったが、試合直前に腕を痛めたため延期。その後、自身の不注意から試合を遠ざかることになり、復帰戦でゲレロに挑むことになった。

アテネ五輪に出場後にプロ転向を果たし、これまで29戦28勝(22KO)1敗という戦績を残している。7割超のKO率が示すとおりの強打者で、中間距離での打撃戦を好む。近年は自身の被弾も少なくなく、試合は常にスリリングだ。

オッズは6対5でベルト有利と出ている。14ヵ月のブランクはあるものの、自力では暫定王者に勝ると見られているのだ。リスクを承知で馬力勝負に持ち込めばKOで3度目の戴冠が見えてくるはずだ。逆にゲレロは相手の出端を叩いて序盤で優位に立ちたいところ。そのうえでカウンターを打ち込む展開に持ち込めれば勝機が広がることだろう。いずれにしても勝負は終盤までもつれ込みそうだ。

この試合の勝者はWBCウェルター級“正王者”フロイド・メイウェザー(アメリカ)との統一戦に臨む可能性が高い。そういった意味でも注目度の高い試合といえる。

 


Written by ボクシングライター原功



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