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みどころ・試合内容 / 2013年2月25日放送

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2月25日放送

[WOWOWライブ] 2月25日(月) よる9:00 [WOWOWプライム] [再] 3月2日(土) 午前7:00

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KO率88%の全勝王者ゴロフキンが6度目の防衛戦!

WBA世界ミドル級タイトルマッチ

ゲンナディ・ゴロフキン

WBA世界ミドル級チャンピオン

ゲンナディ・ゴロフキン

(カザフスタン)

ガブリエル・ロサド

WBO世界S・ウェルター級8位

ガブリエル・ロサド

(アメリカ)

>> 試合結果 <<
7R TKO ゲンナディ・ゴロフキン の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 ハビエル・フォルトゥナ の判定勝ち
  • みどころ

KO率88%の豪腕王者 VS 大物食いの「キング」
米国登場2度目のゴロフキンの強打に注目

ミドル級というと近年はWBC王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)の存在が際立っているが、その座を脅かしつつあるのが今回登場のゴロフキンだ。このカザフスタン出身のWBA王者は大層な自信家としても有名で昨年、マルチネスの試合をリングサイドで観戦した際、「まあまあの選手だが、まだ私のレベルには達していないな」と上目線でケロリと言ってのけたという逸話があるほどだ。現に評価は一戦ごとに上昇中で、近い将来の頂上決戦が期待されるところまで来ている。

ゴロフキンはアマチュア時代から特別な存在だった。01年に大阪で開催された東アジア大会ではウェルター級決勝でダニエル・ギール(オーストラリア=現IBF世界ミドル級王者)に15対3のポイント勝ち。03年の世界選手権ではミドル級1回戦でマット・コロボフ(ロシア=現世界ランカー)、2回戦でアンディ・リー(アイルランド=現世界ランカー)にそれぞれポイント勝ち。3回戦ではルシアン・ビュテ(ルーマニア=前IBF王者)に4回KO勝ちを収めたすえ優勝している。04年のアテネ五輪では決勝で惜敗したものの、準決勝ではアンドレ・ディレル(アメリカ=元世界ランカー)にポイント勝ちを収めている。プロ転向後は同じウニベルスム傘下だったフェリックス・シュトルム(ドイツ)をスパーリングで打ちまくるなど、無冠時代からその剛腕ぶりは広く知られていた。WBAの勧告を受けながらシュトルムが対戦を避け続けていたのもうなずけるというものだ。

プロでも順調に出世し、ここまで24戦全勝(21KO)を記録している。KO率は約88%という驚異的な数字になっている。しかも暫定王座決定戦を含めた6度の世界戦すべてを規定ラウンド内で終わらせているというおまけつきだ。さらに加えるならば、決着ラウンドが1、3、10、1、3、5と早いことも特徴といえる。打ち合っても強く、カウンターも巧みとくればトップ選手たちから敬遠されるのも当然といえよう。大きなチャンスを求めて昨年9月にアメリカ進出を果たし、これが本場のリングは2戦目となる。今回もオッズは9対1で圧倒的有利と出ている。

挑戦者のロサドはもともとS・ウェルター級の選手だけに、苦しい戦いが予想されている。マッチメークの時点ではロサドに配慮して158ポンドの契約体重が提案されたが、本人が「160ポンド(約72.5キロ=ミドル級リミット)で問題ない。ハンデは必要ない」と拒んでいる。こちらも自信があるのだ。その根拠となるデータもある。元世界王者カシム・ウーマ(ウガンダ)をはじめサウル・ローマン(メキシコ)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)、さらにセチュー・パウエル(アメリカ)といった世界ランカー級を破って今日の地位を築いているのだ。26戦21勝(13KO)5敗と戦績は王者と比べて見劣りするが、このところ7連勝(5KO)と勢いがある。

大物食いのロサドの気概は無視できないものがあるが、パンチ力をはじめ戦力的にはゴロフキンが大きく勝っている。慢心さえなければ取りこぼしの可能性は低いとみていいだろう。ゴロフキンのエンジンが全開になる中盤あたりにヤマが訪れるのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



セルヒオ・マルチネス

セルヒオ・マルチネス

ミドル級トップ戦線の現状

WBA:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA暫定:マーティン・マレー(イギリス)
WBC:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ピーター・クイリン(アメリカ)

実績ではWBC王者のセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)が頭ひとつリードしているが、総合力ではWBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が横に並びかけている。サウスポーのマルチネスは4月にWBAの暫定王者マーティン・マレー(イギリス)と対戦することが決まっている。今回のゴロフキン対ガブリエル・ロサド(アメリカ)戦とともに注目のカードといえる。

現時点ではマルチネス、ゴロフキンには及ばないが、潜在能力の高さと伸びしろという点では28戦全勝(20KO)のWBO王者ピーター・クイリン(アメリカ)は楽しみだ。まずは、4月のフェルナンド・ゲレロ(ドミニカ共和国)との初防衛戦に注目したい。

ランカーではベテランのサム・ソリマン(オーストラリア)、強打のマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)、捲土重来を期す元王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)、ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)、ディミトリー・ピログ(ロシア)らが実績十分といえる。若手では元アマエリートのマット・コロボフ(ロシア)に注目したい。


WBA世界フェザー級暫定王座決定戦

ハビエル・フォルトゥナ

WBA世界フェザー級2位

ハビエル・フォルトゥナ

(ドミニカ共和国)

パトリック・ハイランド

WBA世界フェザー級6位

パトリック・ハイランド

(アイルランド)

  • みどころ

KO率71%のサウスポー VS ハイランド3兄弟の切り札
無敗対決を制するのは――

WBA2位にランクされるフォルトゥナは21戦20勝(15KO)1無効試合の23歳。世界ジュニア選手権でメダルを獲得するなどトップアマとして活躍後、09年3月にプロ転向。ここまで順調にスターの階段を駆け上がっている。高い潜在能力を持つサウスポーのボクサーファイターだが、まだ攻防ともに雑な面が目立つ。スタミナや耐久力など試されていない面もある。

一方のハイランドはアイルランド生まれの29歳で、現在はアメリカのニューヨークに住んでいる。こちらも無敗で、04年のプロデビューから27戦全勝(12KO)をマークしている。ハイランドは3兄弟ボクサーとしても知られている。2歳上の兄エディはミドル級で18戦16勝(6KO)2敗、1歳下の弟ポールはスーパー・バンタム級で23戦21勝(6KO)2敗と好戦績を収めている。「パニッシャー」(打ちまくる男)の異名どおり、なかなか好戦的な選手といえる。

オッズは14対1と大差でフォルトゥナ有利と出ているが、さすがにそこまでの力量差は認められない。フォルトゥナがサウスポーの利点とスピードを生かしてコントロールする可能性が高いとみるが、まだ絶対的な信頼がおける次元とはいえない。ハイランドが早い時点で主導権を握る展開になると番狂わせも考えられる。

 


Written by ボクシングライター原功