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みどころ・試合内容 / 2012年11月19日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

昇竜の24歳王者 VS 4階級制覇の36歳
ガルシアがスピードで翻弄か

この両者は今年3月、モラレスの持つWBC王座にガルシアが挑むかたちで対戦するはずだったが、試合前日の計量でモラレスが体重超過。モラレスは戦わずして王座を失い、ガルシアが勝った場合は戴冠という変則タイトルマッチとして行われた。試合はガルシアの圧勝だった。モチベーションの違いだけでなくスピードで勝るガルシアは終盤に左フックで痛烈なダウンを奪ってダメ押し、大差の判定勝ちを収めた。
これで自信を深めたガルシアは7月、WBAのスーパー王者アミール・カーン(イギリス)と対戦し、4回に3度のダウンを奪ってTKO勝ち。一気にスーパー・ライト級の主役に躍り出た。

ガルシアは「SWIFT」(敏捷な男)の異名どおり身のこなしが速く、成長途上にありながら高い戦力を持っている。120戦(107勝13敗)のアマチュア経験がベースにして、ネート・キャンベル(アメリカ)、ケンドール・ホルト(アメリカ)、そしてモラレス、カーンとチャンピオン経験者を連破しながら着実に戦闘能力をアップさせている。モラレスとの初戦でも5対2で有利のオッズが出ていたが、今回は8対1と差が開いた。周囲もガルシアの進歩を十分に評価にしているといえる。

一方のモラレスは36歳。ガルシアの全試合数に匹敵する23度の世界戦を経験(18勝12KO5敗)しているベテランだ。20代のころは頑丈な体を生かして強引に圧力をかけ強打でねじ伏せる戦い方が目立ったが、年齢とともにクラスを上げてからは丹念に左ジャブを突くなど駆け引きの巧さも目をひいている。前戦が不本意な内容だっただけに、この再戦で汚名返上といきたいところだ。

一戦ごとに力をつけている昇竜の24歳と、規定体重がつくれずにミソをつけた36歳の元4階級制覇王者。オッズが示すとおりガルシア有利は絶対的なものといえるだろう。勢いのある王者がスピードで圧倒して中盤あたりで仕留めてしまう可能性も十分にある。スロースタートの傾向があるモラレスは早めにエンジンをかけて主導権を握りたいところだが、ガルシアがそれを簡単に許すとも思えない。モラレスにとっては極めて厳しい試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



ルーカス・マティセ

ルーカス・マティセ

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA SC:ダニー・ガルシア(アメリカ)
      :空位
WBC:ダニー・ガルシア(アメリカ)
暫定:ルーカス・マティセ(アルゼンチン)
IBF:レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)

昨年のいまごろはアミール・カーン(イギリス)、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)が並走し、WBA王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)とWBC王者エリック・モラレス(メキシコ)が脇を固めるかたちだったが、1年でガラリと状況は変わった。カーンは連敗してトップ戦線から脱落、ブラッドリー、マイダナはウェルター級に転向。そしてマルケスはマニー・パッキャオ(フィリピン)とのライバル対決に執心といった状態だ。
変わって台頭してきたのがダニー・ガルシア(アメリカ)、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)というわけだ。これにマイク・アルバラード(アメリカ)との激闘を制したライト級からの参入者ブランドン・リオス(アメリカ)が加わる。さらに3階級制覇を狙うホアン・グスマン(ドミニカ共和国)がWBOの暫定王座決定戦に駒を進めている。元2階級制覇王者ザブ・ジュダー(アメリカ)も虎視眈々と復権を狙っている。


  • みどころ

27戦全勝同士の好カード
オッズは5対2で挑戦者有利

中央アフリカのカメルーン出身のヌジカムは28歳。アマチュア時代には04年アテネ五輪に出場してミドル級ベスト8という実績を残している。アマ戦績は84戦77勝4敗3分。04年にフランスでプロ転向を果たし、ここまで8年間で27戦全勝(17KO)のレコードを誇る。10年にWBAのミドル級暫定王座を獲得し、今年5月にはWBOの暫定王座を手にしている。のちに正王者ディミトリー・ピログ(ロシア)が統一戦を拒んだため王座を剥奪され、ヌジカムは正王者に昇格する幸運に恵まれた。
アフリカの選手に多く見られるようにヌジカムも運動量の多いボクサーファイター型で、左ジャブから右ストレートに繋ぐ比較的オーソドックスな戦い方をする。
挑戦者のクイリンはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)が期待を寄せるミドル級のホープだ。父親はキューバ人だが、クイリン自身はアメリカのミシガン州グランドラピッズで生まれた。
キッド・チョコレート」というキューバの元世界王者の名を愛称にしているが、これは売り出しのためと思われる。

ヌジカムと同じく27戦全勝のレコードを誇り、20KOと数では王者のうえを行く。スピードと強打を兼ね備えた右のボクサーファイター型で、距離が詰まると左右フック、アッパーを繰り出して攻め落としてしまう。潜在能力は高そうだが、まだまだ荒削りな面も目立つ。
大舞台の経験数ではヌジカムが勝るが、アメリカ初登場、しかも注目のホープとの対戦ということを考えると王者の苦戦は必至と思われる。オッズも5対2でクイリン有利と出ている。まずは序盤の先手争いに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

38歳の危険なKOキング VS サウスポーの技巧派
今度はアレキサンダーが2階級制覇か

この6月、ベイリーはマニー・パッキャオ(フィリピン)対ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)のアンダーカードに出場。無敗のマイク・ジョーンズ(アメリカ)の引き立て役かと思われたが、劣勢のなか10回に起死回生のダウンを奪い、続く11回に狙い澄ました右アッパーで逆転KO勝ち。スーパー・ライト級に続く2階級制覇を成し遂げた。しかし、初防衛戦でいきなり強敵を迎えることとなった。

挑戦者のアレキサンダーはサウスポーの技巧派強打者で、これまで24戦23勝(13KO)1敗のレコードを残している。スーパー・ライト級時代には2団体の王座を獲得。今回の試合で2階級制覇を狙っている。かつてはドン・キング・プロダクションズの下にいたが、昨年、「ザ・グレート・プロモーションズ」を興して独立。以後、ゴールデンボーイ・プロモーションズと組んでリングに上がっている。

一発のパワー、決め手という点では破壊的な右を持つ51戦43勝(37KO)7敗1無効試合のベイリーが勝るが、スピードや駆け引き、スタミナといった点では挑戦者がうえを行く。アレキサンダーはリスクを小さく抑えるために足を使いながらアウトボクシングを展開する可能性が高い。ベイリーの右が再び炸裂するか――その可能性は13対2のオッズ(アレキサンダー有利)と同じぐらいの確率といえそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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