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みどころ・試合内容 / 2012年6月18日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

36歳・石田がロシアで挑戦
全勝のピログを攻略できるか

S・ウェルター級の元暫定王者、石田がミドル級でWBO王者ピログに挑戦する。敵地での試合、全勝の王者、従来のクラスよりも1階級上のミドル級での挑戦と不利な条件が揃っているが、そんな逆風にどう立ち向かうのだろうか。

石田はアマチュアで116戦101勝15敗の戦績を残し2000年に24歳でプロデビュー。6戦目でOPBF王座を獲得するなど出世は早かったが、その後は挫折の連続だった。OPBF王座を初防衛戦で失うと、以後は連続4回、王座獲得に失敗。2度目の戴冠(日本王座)を果たしたのは初戴冠から5年9ヵ月後の06年の12月のことだった。

09年8月に王座決定戦を制してWBA暫定世界S・ウェルター級チャンピオンになったものの、翌年10月にメキシコで行ったV2戦で際どい判定負けと、なかなか突き抜けることができなかった。ところがメキシコのカネロ・プロモーションと契約を結んでから好転した。昨年4月、ラスベガスで当時無敗のホープだったジェームス・カークランド(アメリカ)を初回に3度倒す衝撃のTKO勝ちで一気にブレーク。敗れはしたものの今年2月には元世界2階級制覇の実績を持つポール・ウィリアムス(アメリカ)と対戦するまでになった。世界的強豪として認知されたのである。ウィリアムス戦後、石田はオスカー・デラ・ホーヤ主宰のゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約。今回の試合が初仕事となる。戦績は33戦24勝(9KO)7敗2分。

石田の特徴は186センチの長身から繰り出される左ジャブと右ストレート、カークランドを倒した返しの左フックにある。パワーで物足りなさはあるがスピードもあり、タフネスの面でも優れている。

そんな石田の挑戦を受けるピログはアマチュアで石田の2倍、230戦以上を経験し、何度かロシアの国内王座も獲得している。05年に25歳でプロ転向を果たし、数々の地域王座を獲得後、10年7月にデラ・ホーヤの秘蔵っ子ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)を右のカウンターで5回TKOに屠ってWBO王座を獲得。これが3度目の防衛戦となる。19戦全勝(15KO)と勢いもある。

ピログは身長180センチの痩身選手だが、ジェイコブスを沈めた右をはじめパンチには破壊力がある。左腕を下げてリズムをとる変則的なスタイルの右ボクサーファイターで、懐が深いため相手にとっては攻め込みにくいタイプといえるかもしれない。

相手の地元に乗り込んでの挑戦ということを考えれば、石田は序盤から積極的に主導権掌握を狙う必要があるだろう。カウンターを合わせようとするピログの間合いとタイミングを外してペースを奪うことができるかどうか。石田が序盤を互角以上の展開で乗り切れば番狂わせの可能性は膨らみそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

セルヒオ・マルチネス

セルヒオ・マルチネス

ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBCダイヤモンド:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
WBC:フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ディミトリー・ピログ(ロシア)
WBO暫定:ハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)

実績ではWBAのスーパー王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)が上を行くが、総合的な力量、評価ではWBCのダイヤモンド王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)が凌駕している。このクラスの主がマルチネスであることに異論を挟む者は皆無であろう。
37歳のマルチネスはフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)との対戦を望み、WBCも両陣営に義務づけているが、なかなか話がまとまらない。実力はマルチネスが上だが商品価値ではチャベスが勝るという捻れ現象のため商談が成立しにくいのだ。先延ばしにすればするほど若い(26歳)チャベスにとっては有利になるという計算も働いているのかもしれない。
こうしたなか、統一戦のプランも出ている。シュトルムとIBF王者ダニエル・ゲール(オーストラリア)、そしてゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)とディミトリー・ピログ(ロシア)という2カードが計画に上っているのである。そこに石田が割って入れるかどうか。
ランカー陣ではチャベスに挑むサウスポーのアンディ・リー(アイルランド)、全勝のピーター・クイリン(アメリカ)に注目したい。

<資料> 日本のジム所属選手のミドル級世界戦
●ホルヘ・カストロ(亜) VS ○竹原慎二    95年12月
●竹原慎二 VS ○ウィリアム・ジョッピー(米) 96年6月
○ウィリアム・ジョッピー VS ●保住直孝    02年10月
○フェリックス・シュトルム VS ●佐藤幸治   09年4月


  • みどころ

亀田興毅の対抗王者のV3戦
挑戦者は無敗の25歳

30戦29勝(26KO)1敗という驚異的なKO率を誇るルイスは、昨年1月に獲得した暫定王座の3度目の防衛戦。過去2度の防衛は5階級制覇王者ホルヘ・アルセの弟フランシスコ・アルセ(メキシコ)に12回判定勝ち、4回TKO勝ちを収めたもの。前戦につづいてKOで防衛となるかどうか。

ルイスは強引に攻め込むファイター型ではなく、足と左をつかいながら中長距離でボクシングを組み立てるタイプで、慎重な面もある。耐久面で問題を抱えていることを十分に自覚しているのだろう。

挑戦者のパレホは12戦11勝(4KO)1分の25歳。09年10月のプロデビューだから、2年半のキャリアで世界挑戦にたどり着いたことになる。直近の試合ではWBAの中南米王座を獲得するなど勢いがある。

秋にも亀田とのWBA内統一戦が期待されるルイスが、無敗の新鋭を相手にどんなリングパフォーマンスを見せるのか注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

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