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みどころ・試合内容 / 2012年7月2日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

KO率83%の怪物 VS 2度戴冠の元王者
二転三転の因縁対決 王者の強打が炸裂か

もともとゴンサレスには今年3月、ガルシアの双子の兄弟で元IBF・WBO世界ミニマム級王者のラウル・ガルシアと防衛戦を行う予定だった。ところが途中で相手がラモン・ガルシアに変更になった挙句、報酬面の詰めを欠いたため挙行寸前でキャンセルに。改めて開催が決定したが、今度は場所を米国カリフォルニア州ポモナに移して行われることになった。

24歳のゴンサレスはこれが4度目の防衛戦。ミニマム級時代と合わせると9度目の世界戦ということになる。31戦全勝(26KO)と完璧なレコードを誇る万能型のボクサーファイターで、パンチは右も左も強い。圧力をかけて距離を詰め、左のボディブローから顔面に強打を打ち分ける攻撃を得意としている。パンチも多彩で、アッパー系のブローを多用する傾向がある。

挑戦者のガルシアは兄弟世界チャンピオンとして知られる実力者で、こちらも世界戦は今回が7度目となる。サウスポーのボクサーファイター型で、好戦的な一面も持っている。ゴンサレスほどのパワーと決め手はないが、戦い方は執拗で粘り強い。3度の敗北はいずれも最後まで戦いきって判定を落としたものだ。

大舞台での経験豊富なガルシアを甘く見ることは危険だが、ここはゴンサレスの強打、テクニックが一枚上と評価すべきだろう。ゴンサレスが重厚なプレスをかけて距離を潰し、ボディから顔面への切り返しを狙うことになりそうだ。ガルシアはサウスポーの優位性を生かして距離を保ちたいところだが、どこまで抗うことができるか。

 


Written by ボクシングライター原功

ローマン・ゴンサレス

ローマン・ゴンサレス

L・フライ級トップ戦線の現状

WBA:ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
WBA暫定:アルベルト・ロッセル(ペルー)
WBC:コンパヤック・ポープラムック(タイ)
IBF:ウリセス・ソリス(メキシコ)
IBF暫定:ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)
WBO:ドニー・ニエテス(フィリピン)

実績、現有戦力でローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が頭ふたつ分ほど抜きん出ている。ドニー・ニエテス(フィリピン)やIBF暫定王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)らと接戦を演じているガルシアを一方的に屠るようだと、いよいよゴンサレスの天下は絶対的なものになるはずだ。
このクラスにはミニマム級でWBA・WBC統一王者になった井岡一翔(井岡)が参入を狙っている。現時点で考えられる標的はゴンサレスかWBC王者コンパヤック・ポープラムック(タイ)ということになる。この際、井岡がL・フライ級に上げてゴンサレスと戦ったらどうなるか――そんな視点から見るのも一興だろう。


  • みどころ

五輪連覇の天才 VS 高い潜在能力の俊英
リゴンドーのスピードと強打に注目

2000年のシドニー五輪、04年のアテネ五輪を連覇するなどアマチュアで247戦243勝4敗(このほか386戦374勝12敗説、400戦超で12敗説もある)という驚異的な記録を持つリゴンドーは31歳。プロでは今回が10戦目だが、その戦い方は効率的かつ無慈悲だ。今年1月のリコ・ラモス(米)戦では1回からダウンを奪い、6回には左構えからの強烈な左ボディブローで悶絶させた。しばしば攻撃の手順を省略して小さな動きやフェイントで間合いをつくり、好機に一気に畳みかけるスタイルを持つ。まさに「ジャッカル」をイメージさせる戦い方といえる。

挑戦者のケネディはアマチュア時代、04年に全米王者になった実績を持つ25歳。5年前にプロ転向を果たし、ここまで20戦17勝(7KO)1敗2分の戦績を残している。USBA全米王座、NABA北米王座などを獲得しているが、直近の2戦で1敗1分と調子を落としている点が気になる。俊敏な身のこなしなど潜在的な能力は高いものを感じさせるが、現時点では成長途上というイメージは拭えない。

よほどケネディが奮起しない限りリゴンドーの壁に穴をあけることは難しいと思われる。セオリーに沿って戦うケネディのようなタイプを捕獲するのは「ジャッカル」が最も得意とするところであろう。リゴンドーのスピード、強打に注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

ハワイアン・パンチ VS ジャイアント・キラー
階級をフライ級に移した因縁の第3戦

両者にとっては因縁の第3戦ということになる。6年前の初戦はビロリアが保持していたWBC世界L・フライ級王座のV2戦として行われたが、予想に反してニーニョが大差の判定勝ちでベルトをさらっていった。再戦は3ヵ月後、初戦と同じくラスベガスで組まれ、ビロリアは2度のダウンを奪ったものの引き分け(その後、ドーピングでニーニョが陽性反応だったため無効試合となり、ニーニョは王座剥奪)。したがってニーニョからみて2戦1勝1無効試合となっている。

その後、ニーニョは返り咲きを果たしたが、一昨年11月に王座陥落。今年2月、14ヵ月ぶりに戦線復帰を果たし、今回の挑戦機会を得た。

一方のビロリアは09年にウリセス・ソリス(メキシコ)を倒してIBFで返り咲いたが、V2戦で手ひどいダメージを被ってTKO負け、ベルトを失った。いま持っている王座は昨年7月、フリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)を破って手に入れたもの。12月にはジョバンニ・セグラ(メキシコ)を8回TKOで下すなど、このところメキシカン・キラーぶりを発揮している。

ともに右構えだが、ビロリアが好戦的なスタイルなのに対しニーニョは足と左ジャブを多用する技巧派タイプという違いがある。この噛み合わせはニーニョにとって相性がいいといえるだろう。

しかし、31歳のビロリアに対しニーニョは36歳。1年半前にヒルベルト・ケブ・バアス(メキシコ)にダウンを喫して敗れるなどニーニョの近況は芳しいものとはいえない。ミランダ、セグラを連覇して意気上がるビロリアの方が圧倒的に勢いがある。

パワーで勝るビロリアが圧力をかけたまま攻め切ってしまう、というのが順当な見方ではないだろうか。前2戦とは異なった結果が出るとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

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