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みどころ・試合内容 / 2012年12月17日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

4階級制覇王者 VS 元5階級制覇王者
ドネアのスピードと強打か、アルセのラッシュか

ドネアは今年2月、ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)に判定勝ちを収めてWBO世界S・バンタム級王座を獲得、同時に4階級制覇を達成。7月にはIBF王者ジェフリー・マセブラ(南アフリカ共和国)をも判定で下し、2団体の王座を保持することとなった。10月にはWBCの名誉王者、西岡利晃(帝拳)にも9回TKO勝ちを収めている。今回のアルセ戦は、その西岡戦からわずか2ヵ月の短いスパンで行われる。慢性化した左人差指付け根の負傷は、西岡戦の際には大きな窪みになっていたほどだが、
ドネア陣営は試合に影響なしと判断したようだ。これを自信の表れととるか、それとも過信、油断とみるかは意見の分かれるところであろう。

2月、7月、10月と矢継ぎ早に世界戦をこなしてきたドネアは、尻上がりに調子を上げている。バスケス戦やマセブラ戦では余分な肉も目についたが、西岡戦では筋肉で固めていた。この1年でS・バンタム級の肉体ができ上がったといえそうだ。
ドネアの持ち味はスピードと左フックを中心にしたパンチ力だけではない。足をつかうなど場面による対応能力にも長け、研究と分析の能力にも秀でている。戦術面で卓抜したものを誇る頭脳派でもある。11月に30歳になったが衰えはまったく見られず、いまは死角らしきものは見当たらない。

アルセは昨年5月、バスケス・ジュニアに逆転の12回TKO勝ちを収めて4階級制覇を成し遂げ、11月にはバンタム級に落としてタイトルを獲得。メキシコ人として初の5階級制覇を達成した。両王座を返上後、今年はノンタイトル戦3試合を行い2勝1無効試合という結果を残している。これらの試合は決して芳しい出来ではなかったが、気分屋のアルセのことだけにモチベーションが不足していたと考えるのが妥当か。
この男の底力を侮ることは極めて危険だ。なにしろ世界戦だけで26戦(22勝16KO4敗)をこなし、通算では46ものKO勝ちを収めているのである(70戦61勝6敗2分1無効試合)。闘争心を前面に押し出した典型的なファイター型で、チャンスをつかむと一気にラッシュ、上下の連打で攻め落としてしまう。一発の破壊力ではドネアに一歩譲るが、相打ち気味に放つ左フックは要注意だ。

最近の充実ぶりをみるかぎりドネア有利は揺るぎないものといえそうだ。絶妙な足さばきで間合いを計り、相手の前進に合わせて十八番の左フック、右ストレートでけりをつける可能性が高いといえる。番狂わせがあるとすれば、アルセがリスクを承知で序盤からラッシュを敢行して乱戦に持ち込んだ場合だろう。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

25戦無敗の新進気鋭 VS 世界戦11連勝の「幽霊」
オッズは5対4(マレス有利)で大接近

バンタム級に続きS・バンタム級も制したWBC王者マレスに、WBAのバンタム級王座を10度防衛中の“スーパー王者”モレノが挑む。マレス有利ながら5対4とオッズが接近しているように両者の総合力は拮抗しており、接戦が予想される。

マレスはアテネ五輪出場後、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約を交わしてプロ転向。ヨニー・ペレス(コロンビア)やビック・ダルチニャン(アルメニア)らと激闘を経て昨年8月、ジョセフ・アグベコ(ガーナ)を下してIBF世界バンタム級王座を獲得した。再戦でアグベコを返り討ちにした後、今年4月にはS・バンタム級も制覇した。ワンツーで攻め込み左フックを上下に打ち分ける好戦的なスタイルを持つが、ローブローが多いことでも知られる。適度に粗いボクサーファイターといえる。戦績は25戦24勝(13KO)1分。

対するモレノはサウスポーの技巧派で、戦績は35戦33勝(12KO)1敗1分。特筆すべきはWBAのバンタム級王座を10度防衛していることである。もうひとつの特徴は、獲得試合も含めた11度の世界戦は全勝ながらKOが三つしかないことだ。4度の防衛戦は判定が2対1に割れたほどの接戦だったことも付記しておく必要があるだろう。KOの魅力からは遠く離れた選手といえるが、それで勝利を重ねているところにこそモレノの強さをみてとることができる。「幽霊」と評される27歳は、テクニカルで戦術にも長けているのである。

対照的なタイプの組み合わせだけに、マレスが攻めモレノが迎撃するというパターンが容易に想像できる。勝負のカギは、マレスが徹底して攻め切ることができるか、モレノがカウンターアタックで明白に支配していることをアピールできるか、という点に絞られる。ジャッジ泣かせの試合になる可能性が高い。

 


Written by ボクシングライター原功



ノニト・ドネア

ノニト・ドネア

S・バンタム級トップ戦線の現状

WBA:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBC:アブネル・マレス(メキシコ)
IBF:空位
WBO:ノニト・ドネア(フィリピン)

WBCの名誉王者、西岡利晃(帝拳)がノニト・ドネア(フィリピン)に9回TKO負け後、引退を発表。現在はトップをドネアが走り、WBA王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が追走し、さらにわずかの差でマレスが追う展開といえる。 実績十分のホルヘ・アルセ(メキシコ)、捲土重来を期す元王者ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)に加え、返り咲きを目指す下田昭文(帝拳)、リコ・ラモス(アメリカ)も地力は十分だ。3階級制覇の実績を持つフェルナンド・モンティエル(メキシコ)、そのモンティエルに勝っているWBC1位のビクトル・テラサス(メキシコ)、長いこと挑戦の機会を待っているサーシャ・バクティン(ロシア)らも2013年には世界戦に絡んできそうだ。


ドネア、アルセが制覇した階級

ミニマム級105ポンド(約47.6キロ)
Lフライ級108ポンド(約48.9キロ)アルセ
フライ級112ポンド(約50.8キロ)ドネアアルセ
Sフライ級115ポンド(約52.1キロ)ドネアアルセ
バンタム級118ポンド(約53.5キロ)ドネアアルセ
Sバンタム級122ポンド(約55.3キロ)ドネアアルセ
フェザー級126ポンド(約57.1キロ)
Sフェザー級130ポンド(約58.9キロ)
ライト級135ポンド(約61.2キロ)
Sライト級140ポンド(約63.5キロ)
ウェルター級147ポンド(約66.6キロ)
Sウェルター級154ポンド(約69.8キロ)
ミドル級160ポンド(約72.5キロ)
Sミドル級168ポンド(約76.2キロ)
Lヘビー級175ポンド(約79.3キロ)
クルーザー級200ポンド(約90.7キロ)
ヘビー級200ポンド以上 上限なし

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